いい意味でも悪い意味でも、時代に取り残されるという意味でガラパゴスと呼ばれるものが存在しています。
その代表格が、ガラケーと呼ばれる日本の携帯電話です。
スマートフォンが完全に定着している昨今でも、ガラケーは今でも新機種が発売されるなど、確実なニーズがあるのは事実です。
ただ、ガラケーサービスが終了することが見えているという事実もあります。
ここでは、ガラケーの最新状況や、おすすめの新機種について解説します。
ガラケーについて改めて解説
ガラケーとは、ガラパゴス化した携帯電話という意味があり、日本独自の市場で特殊な多機能化が進んだフィーチャーホンなどの携帯電話を指します。
よって、スマートフォンとの対語としてはフィーチャーホンが正しい名称です。
また、マルチタッチ式となっているスマートフォンに対して、物理ボタン式の携帯電話を指していうこともあります。
日本の携帯電話は、高度で多機能であるのが魅力ですが、一方で特殊すぎるという嫌いがあり、世界市場では売りにくいものとして認識されています。
ガラケーで使用しているのは3Gという電波帯です。
2021年現在で最新の通信規格が5Gとなりますので、二世代前の規格を適用しています。
ただ、大手キャリアでは3Gサービスの終了をアナウンスしており、ドコモでは2026年の3月末、auが2022年の3月末、ソフトバンクが2024年の1月下旬でサービス終了すると公表しているのです。
auの場合、もう1年程度でサービス終了するのですから、すでに利用している方にとっては乗換えを検討しなければなりません。
逆に、ドコモの場合はまだ5年以上の猶予があるので、今から新機種を購入するのも決して悪くありません。
ガラケーを持ち続ける理由
とても便利なスマートフォンを持たず、あえてガラケーを新たに購入することにどのような理由があるのでしょうか?
まずは、使い慣れたガラケーから、操作性が大きく変化するスマートフォンへの乗り換えに躊躇しているという点があります。
スマートフォンも、直感的に操作できるので一度操作すればある程度の操作は習得可能です。
ただ、アプリなどを使い始めると、あまりの種類の多さに戸惑ってしまう方がいるのも事実です。
その点、ガラケーは基本的に同じ形状のものが多く、機種変更しても操作に悩むことはありません。
他にも、ガラケーにこだわる方はスマートフォンの高い料金が気になっている方が多いという事実があります。
ガラケーでは、どのようなハイエンドな機種でも数万円レベルで購入できますが、昨今のスマートフォンは10万円を超える機種がざらにあります。
電話やメール程度の操作しかしない方にとっては、高性能なスマートフォンはあまり意味がなく、ガラケーで十分なのです。
また、スマートフォンではなくタブレット端末を持っているので、スマートフォンでなくてもガラケーと併用して使用すれば問題ないというケースで、ガラケーを保有している方も多く見られます。
ドコモのガラケーのおすすめ最新機種
AQUOS ケータイ SH-02L
引用:ドコモ
まだ5年以上の猶予があるドコモのガラケーでおすすめはAQUOS ケータイ SH-02Lです。
2019年発売のガラケーとなりますが、いたってシンプルで癖のないデザインが印象的です。
ガラケーならではの特徴である物理キーが押しやすく進化しており、力が分散せずしっかりとした押し感を実現しているので、長文の入力時に特に威力を発揮します。
AQUOSならではのハイクオリティな液晶画面を採用しており、はっきり見やすい色調の画質にするはっきりビューによって、地図なども快適に見ることが可能です。
さらに、ユニバーサルデザインフォントによって、メールやインターネットの文字も見やすく工夫されています。
負担が少ない充電方式として、インテリジェントチャージを採用して、バッテリーも長持ちさせることが可能です。
また、防水、防塵、耐衝撃に対応しており、使用するシーンを問いません。
海外でもLTE通信できるので、海外旅行のお供としてもさいてきですね。
arrows ケータイ F-03L
引用:ドコモ
特にお年寄り向けに機能を拡充させているのが、arrows ケータイ F-03Lです。
画面の輝度を向上させて、屋外でも文字や画像を見やすくできる最大輝度モードや、年齢に合わせて色味を自動補正することが可能なあわせるビューを搭載し、使う環境や人などにマッチした表示が可能です。
人間工学に基づいて設計されており、見やすく押しやすい物理キーを採用したり、ワンプッシュで画面が開く機能があるなど、余計な動作なくスマートに操作できます。
おさいふケータイにも対応しているので、キャッシュレス決済も容易に行えます。
高速LTE通信ができてWi-Fi、テザリングも利用できるので、スマートフォンのような使い方もできますよ。
auのガラケーのおすすめ最新機種
GRATINA KYF39
引用:au
auで販売されているGRATINA KYF39は、快適な通話機能と安心の使いやすさ、暮らし彩る美しいカラーを特徴としたガラケーで、125gと軽量で持ち運びが容易です。
通話中の相手の声が聞き取りやすくするために、スピーカー性能を備えたレシーバーを搭載していて通話もしやすくなっています。
また、通話音声の録音機能もあってとても便利です。
INFOBAR xv
引用:au
ガラケーの最新機種は、どちらかといえばシンプルなデザインのものが多いのですが、このINFOBAR xvはとてもスタイリッシュで若者向きのデザインとなっています。
ストレート型の形状で、ニシキゴイ、ナスコン、チェリーベリーなどユニークなネーミングのカラーリングを採用しています。
美しい曲面と平面で構成され、フレームレススタイルキーによってデザイン性だけでなく押しやすさも確保しているのが特徴です。
3.1インチWVGA液晶ディスプレイ、800万画素カメラなど最新テクノロジーを採用しているので、動画視聴や写真撮影も楽しめます。
充電中は付属の卓上ホルダによって、インテリアに溶け込む置き時計としても活用できますよ。
ソフトバンクのガラケーのおすすめ最新機種
DIGNO ケータイ3
引用:京セラ
DIGNO ケータイ3は、ソフトバンクが発売しているガラケーです。
メインメニューに表示されたアプリアイコンの配置などをカスタマイズ可能で、スマートフォンのような使い方ができます。
USB Type-Cプラグを採用しているので、他のデバイスと充電器を共有しやすいメリットがあります。
フルワイドVGAの大画面で写真や動画を楽しめます。解像度が高く、小さな文字もくっきり表示し、目の疲れを軽減してくれます。
ガラケーもまだまだ捨てたものではない!
ガラケーは、各社で最新モデルとして登場することが少なくなっているのは事実です。
ただ、ガラケーならではの特徴を生かした、魅力的な機種があります。
今後はガラケーにも注目して、より使いやすい機種を見つけてください。