ときどき、iPhoneの背面が割れてしまうことがあります。
画面側が割れている場合と違ってあまり不便しないので、意外と放置しがち。
iPhoneの背面が割れているという状態は、たいへん危険なことです。
放置していると、取り返しのつかないことになるかもしれません。
本記事ではiPhoneを10年以上使っている筆者が、「iPhoneの背面割れによる影響」について、詳しく解説します。
ぜひ、参考にしてください。
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iPhoneの背面割れによる影響とは?
iPhoneの背面割れによる影響はさまざまです。
おおむね以下のような影響が、重大視されるでしょう。
基板が故障するかもしれない
もっとも危険なのは、iPhoneの基板が故障してしまうということ。
スマートフォンの背面は、そもそも基板を保護する役割を持っています。
しかし背面割れしてしまっていると、基板に対してさまざまな衝撃が届いてしまうようになります。
基板というものは、想像以上に繊細なものです。
ちょっとした刺激が蓄積するだけでも、不具合を起こしてしまいます。
基板が故障すると、
- 画面が表示されない
- タッチパネルが反応しない
- 充電速度が落ちる
- データが飛ぶ
- 電源が入らない
など、たいへん大きな問題が発生するかもしれません。
要するに、iPhoneを使ううえで重要な機能が壊れるということが、いつ起こってもおかしくないということです。
カメラの不具合
背面割れは、カメラにも大きな影響があります。
まず背面割れしている状態だと、カメラ機能に関係している部品に対して、ダメージが届きやすくなります。
確実にカメラ機能の寿命は縮んでしまうでしょう。
デジカメでもそうですが、振動や衝撃を、頻繁にあたえてよいものではありません。
また、破片について心配です。
画面割れで飛び散った破片が端末内に入り込み、カメラ機能を傷つけてしまうかもしれません。
また破片が、背面にあるカメラレンズを引っ掻いてしまう可能性もあります。
破片のリスクは、背面割れを放置している時間が長ければ長いほど大きくなります。
なぜなら長い間使い続けることで次々に破片が生まれ、そして細かくなっていくからです。
そもそも破片は、指を切ったりすることもあります。
このような状況は、すぐに改善するべきでしょう。
浸水
また、浸水によるダメージも心配されます。
背面割れの隙間から水が入り、重要な部品を故障させてしまうかもしれません。
背面割れからの浸水は、「飲み物をこぼした」といった場合よりも、重大な問題を引き起こす可能性があります。
浸水口が、重要な部品の近くにできてしまうかもしれないからです。
また、飲み物をこぼした、トイレや湯船に落としてしまったときのダメージも大きくなってしまいます。
iPhoneの背面割れは、ちゃんと修理しよう!
上記のような理由からiPhoneの背面割れが出てしまったなら、修理に出すべきです。
iPhoneを修理してもらう方法は、大きく分けてふたつあります。
Appleで修理する
基本的にはAppleで修理することになります。
修理料金は機種によりますが、おおむね以下のようになっています。
機種 | 修理料金 |
iPhone11 | 21,800円 |
iPhone X | 30,400円 |
iPhone8 | 16,400円 |
iPhone7 | 16,400円 |
iPhone6 | 16,400円 |
ただし「AppleCare +」に加入していた場合、すべてのモデルにおいて3,400円で修理可能です。
詳しくは、Appleサポートを参照にしてください。
スマートフォン修理店で修理する
もうひとつは、スマートフォン修理店で修理するという方法。
修理店で修理すれば、Appleに依頼する場合よりも安く上がる可能性もあります。
中には数千円程度で修理を請け負っている修理店も存在します。
ただしスマートフォン修理店に依頼してしまうと、以後Appleでの修理ができなくなる可能性も。
なぜならAppleは、「外部で修理された経緯のある端末を取り扱わない」という姿勢でいるからです。
スマートフォン修理店に出す前には、いったん立ち止まって、本当にそれでよいかよく考えましょう。
iPhoneの背面割れを防ぐには?
できればiPhoneの背面割れは、未然に防いでおきたいところです。
背面割れを防ぐ方法としては、以下ふたつが存在します。
ケースをつける
やはりiPhoneの背面割れを防ぐには、ケースが一番です。
ケースさえつけていれば、たいていは問題ないでしょう。
ただし薄いケースの場合、衝撃を緩衝仕切れず、背面が割れてしまうこともあります。
できれば分厚いケースを利用するようにしましょう。
手帳型のケースなどであれば、ほぼ完璧に保護できます。
コーティングする
とはいえ、「iPhoneには、ケースをつけたくない」という人もいるでしょう。
筆者もその部類で、iPhoneにはあまりケースをつけたくありません。
iPhone自体のデザインが好きなので、ケースで隠したくないのです。
「これなら付けたい」と思えるケースも、ほとんど見かけません。
だとすれば、「コーティング」をするのがおすすめです。
強化ガラスや耐衝撃フィルムを貼り付ければ、かなり厳重に背面が保護されます。
多少のことでは背面割れしなくなるはずです。
またスマートフォン修理店などであれば、より薄く、より頑丈な素材でコーティングしてもらうことも可能です。
ちなみに筆者が使っているiPhoneも、ガラスコーティングで保護しています。
ガラスコーティングを施してから、背面には一切の影響が出ていません。
まとめ
iPhoneの背面割れを放置していると、意外にも大きな影響が出てしまうかもしれません。
カメラに傷がついたり、充電が遅くなったりする可能性は、じゅうぶんにあります。
最悪の場合、画面が点灯しない、そもそも電源が入らないというトラブルに発展するかもしれません。
こうなってしまうと、iPhoneは交換せざるを得なくなり、多額の費用が必要になります。
また、大切なデータを失ってしまうかもしれません。
あくまでも背面が割れているという段階で修理してしまうことが重要です。
早めに修理してしまいましょう。
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