今や日本で使われているスマホの半分以上といわれているほど人気のiPhone。
今回はドコモでiPhoneを使う場合のプランはどうなるのかをご紹介します。
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まずはプランの仕組みをおさらい
iPhoneを利用するにあたって毎月の支払い額を決めるプラン。
カタログなどをみてもイマイチわかりにくいですよね。
まずはプランの要素を整理していきます。
プランは
・基本プラン(基本使用料、通話料金)
・プロバイダ(spモード)
・パケットパック(通信、パケット定額サービス)
の3要素から成り立っています。
これらは全て月額料金として請求されるので、これから見ていく通話料や通信量は1カ月単位になることに注意してください。
上記の要素のうち、プロバイダというのはiモードと呼ばれていたものでiPhoneをはじめとするスマホの契約の際はspモードという名前になっています。
これは通信機能を使えるようにしたりドコモのメールアドレスを使用するためのもので基本的に必須です。
ドコモのメールアドレスが必要なく、Wi-Fi環境でしかスマホを利用しないという場合は外すことも可能ですが、例外的な使い方になるでしょう。
したがって、プランを決めるのは基本プランとパケットパックの組み合わせということになります。
また今回触れるプランについては2018年8月時点のものです。
では、まず基本プランをみていきます。
通話の頻度、量は?基本プラン
これは簡単にいえば電話料金と基本使用料(電話番号のレンタル料)です。
自分がどれぐらい電話をするのかによって選ぶことができます。
この通話料は自分から発信した場合に発生する料金です。
相手からかかってきた電話を受ける場合料金は発生しません。(海外での利用は例外)
またドコモでは昔から通話のオプションとして月額料金無料のファミリー割引というものがあり、家族間の通話は無料になっています。
ここから先で通話料に触れていきますが、上記の理由から家族以外へ電話をする時の回数や時間で考えてください。
現状ドコモで受付できるiPhoneのプランは3種類です。
・シンプルプラン 980円
基本使用料が現時点において一番安いプランです。
その代わりに電話をした場合、基本使用料にプラスして通話料が30秒あたり20円発生します。
30分電話すると1200円ほどかかる計算になります。
電話はうけるだけで自分からかけないという人に向けたプランです。
また電話するならLINEやskypeなどのアプリを利用するという人にも最適なプランです。
・カケホーダイライトプラン 1700円
基本使用料があがった代わりに5分以内の通話料金が何回でも無料になるプランです。
5分を超えると30秒あたり20円の通話料が発生します。
10分電話をすると、最初の5分間が無料になり後半の5分の通話料約200円発生することになります。
この5分間無料というのは一回の通話時間で判定されるので、5分経つ前に電話を切ってもう1回かけなおすということを繰り返せば無料でいくらでも電話ができます。
理屈の上では上記のような使い方が可能ですが、時間を気にしながら電話をする必要や、かけ直す手間がかかります。
電話を使う時は長電話をすることがなく、ちょっとした連絡やお店の予約などでの利用がメインの人向けのプランです。
・カケホーダイプラン 2700円
基本使用料が現時点では一番高いプランです。その代わり国内通話は無料になります。
カケホーダイプラン、カケホーダイライトプランに共通ですが国際通話、ナビダイヤルや番号案内、衛星電話、SMS(ショートメール)は対象外となるので注意してください。
それ以外であればドコモ以外の他社キャリア、固定電話など、どれだけ電話しても料金が2700円以上になることはありません。
電話をたくさんする人に向けたプランですが、もし目安をつくるとすれば1カ月の通話時間が50分を超える場合。
通話時間が50分以下でおさまる場合は通話の頻度や回数にもよりますが、カケホーダイライトプランやシンプルプランの方が安くなるはずです。
続いてパケットパックを見ていきます。
通信量はどれぐらい?意外とシンプルなパケットパック
パケットパックの料金に触れる前にそもそもパケット通信とは何かを整理しましょう。
パケットとはその名の通り小包。データを小包にいれてやりとりするイメージでパケット通信とよばれています。
このパケット通信は電話以外の通信機能がすべてあたります。
通信機能というと赤外線やBluetooth、Wi-fiなどもイメージできますが、これらは無線通信の規格でパケット通信には含まれません。
パケット通信は、インターネットサイトにアクセスする、メールの送受信、LINEやFacebookなどSNS、アプリの機能などを対象としています。
先程触れたようにWi-Fi通信はパケット通信にはならないので、Wi-Fi環境において上記の機能、インターネットサイトのアクセスやメールの送受信などを行ってもパケット通信料は発生しません。
このパケット通信を1カ月の中でどれぐらいの量で使用するかによってパケットパックを選びます。
そして、通話は時間でしたが、通信は量で測るところにも注意が必要です。
メールのやりとりを5分するのと、動画サイトなどで動画を5分再生するのとでは同じ5分でもデータ量が全く違い、動画の再生には膨大なデータ量の受信が必要になります。
またパケット定額サービスは量で換算されるものですが、1カ月の中で定められたプランの量を超過した場合は通信速度が遅くなるようになっています。
いわゆる速度制限といわれているものですが、速度制限がかかると128kbpsという通常の10分の1以下という低速通信になりメールの送受信にもエラーが発生するレベルになります。
通信速度制限がかかった場合は1000円追加で支払うことにより1GB分のデータ量を追加することができます。
ドコモユーザーならシェアパック
もし自分を含めた家族がみなドコモユーザーであるならシェアパックを検討するのがいいでしょう。
ただし、料金の支払いを家族の中でそれぞれが行っている、住んでいる場所がばらばらというような場合は結果的に安くならなかったり不都合が出てくることもあるので注意してください。
4人家族以上の人数で通信量の共有ができそうであればシェアパックは一度検討してみる価値があります。
ただ、家族の人数や構成、使う通信量などによって様々な組み合わせが存在するのでここではシェアパックについての紹介はこの程度にとどめます。
ぜひ家族で相談の上、料金をシミュレーションしてみてください。
さて、ここからは一人での利用を前提にパケットパックをみていきます。
・ベーシックパック 2900円~
最近始まったばかりのプランです。
いわゆる従量制(使った分だけ料金があがる)の料金体系になっています。
1GB未満で収まれば2900円、3GBまでは4000円と、使った分に応じて料金が請求されます。
というとお得に聞こえますが、設定されている量を少しでもオーバーしたらその時点で次のランクの料金が請求されるのには注意が必要です。
比較的通信をあまり使わない人や自分で月々の通信料を把握してコントロールできる人向け、あるいは月によってたくさん使ったり全く使わなかったりと利用に幅がある人向けのプランです。
・ウルトラデータLパック/ウルトラデータLLパック 6000円/8000円
1カ月の通信料が20GB、または30GBと大容量の通信プランです。
どちらもベーシックパックと異なり基本的に料金は変動しません。
毎月どれだけ使っても必ず同じ金額が請求されます。
外でもガンガン動画を見たり、電子書籍をダウンロードしたり、ストリーミング音楽を再生したりする人向けのプランです。
現時点でドコモで新規受付が可能なパケットパックはシェアパックを除くと大きくわけてこの2種類のみになります。
使う量によって変動するベーシックパックと、大容量のウルトラパック。
目安としては1カ月の利用が5GB以内に収まるかどうかでしょうか。
5GBを超えて使いたい人はウルトラパック、それ以外の人はベーシックパックという2択です。
パケットパックの選択は現状では意外とシンプルなのです。
他にもドコモで新規受付が終了しているiPhone用のプランがあります。
これらは現在契約中の人のみ使えるプランですが、契約中の人も今まで紹介してきた現状のプランに変更した場合元に戻す事ができないので注意が必要です。
簡単に触れていきます。
・タイプXi (基本プラン)
・パケホーダイfor iPhone(パケットパック)
現状このプランを利用している人はほとんどいないはずの、ドコモで初めてiPhoneが登場した時のプランです。
基本使用料が安く、パケットが7GB使える点が魅力ですがこのプランのまま新しいiPhoneを買った場合、月々サポートなどの割引が受けられません。
特段こだわりがない限りはプランを変更した方がお得になることが多いです。
・データSパック 2GB 3500円
2GBまでの定額プランです。
このプランは先のタイプXiと違い、データSパックのままでも月々サポートなど割引を受ける事ができるので、現状で通信制限がかかるなどの不都合がなければプランを変更する必要はありません。
もし毎月の料金が1GB以内で確実におさまる場合はベーシックパックへの変更がおすすめです。
・データMパック 5GB 5000円
5GBまでの定額プランです。
これも基本的には先のデータSパックと同じで、現状の利用で不都合がなければ変更する必要はないといえます。
毎月の通信量が1GB以内、もしくは3GB以内におさまるのであればベーシックパックへの変更も検討の価値がありますが、そういう人は先のデータSパックを契約しているはずなので、あまり考えにくいパターンといえますね。
・データLパック 8GB 6700円
受付期間がきわめて短かったプランなので利用している人は少ないはずです。
5GB以上の通信を使う人向けのプランですが、今は20GB使えて6000円という上位互換のウルトラデータLパックが存在するので、このプランを利用している人はすぐにでも変えた方がいいです。
結局料金はどうなる?最安の組み合わせは?
ここまでプランの内容を見てきました。
それではこれを組み合わせるとどうなるのかを見ていきましょう。
まずは一番安い料金の組み合わせから
・シンプルプラン+spモード+ベーシックパック(1GB以内)
上記の組み合わせであれば月額料金が4180円。1カ月の料金が5000円を切るというのは素直にうれしいですね。
ただし通話は全くしない、使える通信も1GB以内だった時というなかなか厳しい条件内でiPhoneを使う必要があり、せっかくのiPhoneも外ではほとんど使わないイメージになってしまいます。
とにかく料金を安くiPhoneを使いたい人にはこの組み合わせですね。
ここから自分がもっと電話を使うか通信を使うかで料金が上乗せされていきます。
もう少し通信を使いたいという人には
・シンプルプラン+spモード+ベーシックパック(3~5GB以内)
最初の最安プランでも通信をもう少し使いたいという人は、組み合わせはそのままで料金のイメージが5280円~6280円。
3GBを超えても5GBまではプラス1000円でおさまります。
これだけ使えたら外で毎日ネットを見たりSNSに投稿したりもできますし、多少の動画も見られるレベルです。
あとは電話をどれぐらい使うか、通信量を増やすかによって料金がプラスされていきます。
ちなみに電話も通信も余裕をもって使いたい人には
・カケホーダイプラン+spモード+ウルトラデータLパック
この組み合わせで国内通話定額、通信は20GB使えて1カ月の料金は9000円です。
これだけ通信が使えたらもしかすると固定回線のインターネットはいらないレベルかもしれませんし、電車の中で動画を楽しんだりアプリのダウンロードなんかもできるレベルです。
さらに通信が必要な人はプラス1000円で30GBのウルトラデータLLパックに変更できます。
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まとめ
今見てきたように、ドコモでiPhoneを使う時の料金イメージは、4180円~10000円の振れ幅があります。
あとはその中でどれだけ使いどれだけ使わないかによって変わってきます。
どのプランにするかは自分がどういう使い方をするかによって変わってくるのでiPhoneをどういう風に使いたいか、今のスマホをどう使っているかをじっくり考えてみるのが一番です。
またドコモにはずっとドコモ割と呼ばれる長期ユーザー向けの割引もあり、それを加味すると料金はさらに安くなる場合もあります。
月々支払う金額にもかなり幅が出てくるので、ぜひぴったりの組み合わせを見つけてiPhoneライフを送ってみてください。