iPhoneについては、「コスパ悪い」というふうに言われることがあります。
たしかに最近のiPhoneは性能とともに高額な傾向なので、「コスパが悪い」という見方が出てくるのも、ある程度仕方がないでしょう。
今回は「iPhoneはコスパ悪い」というのが本当なのか、詳しく解説します。
iPhoneはコスパ悪い?Androidを使うべき?
結論から言うと、iPhoneが絶対にコスパ悪いとは言えません。
なぜなら、iPhoneのコスパなんてものは、さまざまな要因でいくらでも変化するからです。
「iPhoneはコスパ悪い」と断言する人が、どうやってコストを算出しているのか、何を根拠にしているかわかりません。
しかし、購入方法や端末に求める機能、特徴などを考えれば、 いくらでもコスパはよくなります。
たとえば、
- キャンペーンを利用して安く購入できた
- オンラインショップで割引が使えた
- 下取りを利用した
- 買取してもらって、そのお金を新しいiPhone購入に充てた
ということがあったとしましょう。
この時点でiPhoneにかかる費用は、グッと下げることが可能です。
あくまでざっくりとした計算ですが、これならiPhone13(無印)でも、50,000円くらいで購入できたりします。
さらにiPhoneに求めている機能や特徴を考えてみましょう。
iPhoneの特徴として、(特にAndroidと比較して)、
- 動作が早い
- デザイン性が高く、好きな人は好きである
- きわめてすぐれたデュアルカメラシステム
- サポートを受けやすいetc...
といった点が挙げられます。
こういった特徴が自分の求めているポイントに合致した場合、iPhoneは「コスパ悪い」とは言えないでしょう。
「コスパ悪い・よい」を明確に数字で示すのはむずかしいですが、少なくともiPhoneについて満足はできるはずです。
ただし高いのは事実
iPhoneのコスパが絶対に悪いわけではありません。
ただし、「ちょっと高い」という現実は、認めざるを得ないでしょう。
iPhoneは年々、値上がりしています。
値上がりがあって、機能があまりにもピンとこないなら、「コスパ悪い」と評価する人もいるでしょう。
たとえばiPhone13シリーズの価格は、以下のとおりです。
- iPhone13(無印):98,800円
- iPhone13mini:86,800円
- iPhone13Pro:122,800円
- iPhone13Pro Max:134,800円
というように最新ナンバリングのiPhoneは、パソコン1台と同じくらいの価格になっています。
ちなみにAndroidにも高い機種はありますが、中には「Google Pixel 5a (5G)」のように、52,000円程度で購入できるものも。
状況によっては、「10万円前後iPhoneに出すのはコスパ悪いな」と判断できることもあるでしょう。
iPhoneのコスパが上昇させるメリットとは?
たとえiPhoneが高いとしても、コスパが悪いことに、必ずしもつながりません。
むしろ、高い値段だったとしても、確保したいiPhoneのメリットというのはいくつも挙げられます。
特に以下のような点は、iPhoneがAndroidよりもすぐれている点だと言えます。
- 動作はiPhoneのほうがスムーズ
- iPhone自体、価値を落としづらい
- サポートを受けやすい
- デザイン性や機能性が高い
他にもメリットはいくらでもありますが、特に強力な上記4点について見てみましょう。
動作はiPhoneのほうがスムーズ
一般的にiPhoneのほうが、Androidよりも動作がスムーズだと言われています。
アプリの立ち上がりやページ読み込み、あらゆる動作でiPhoneのほうが少しだけ早いと考えて問題ありません。
もちろん端末の種類にもよるのですが、筆者の場合はAndroidとiPhone両方経験した結果、圧倒的にiPhoneのほうが軽やかに動作すると感じました。
たったこれだけでも、「iPhoneのコスパ悪い」という指摘に対する判断材料となるでしょう。
iPhone自体、価値を落としづらい
「iPhoneはコスパ悪い」と言われますが、将来的な価値で言えば、むしろiPhoneは優秀な部類に入ります。
musicMagpieの2021年調査では、
- iPhoneはリリースから1年経過しても、その価値(端末価格)は59%までしか減らない
- HUAWEIなどは1年経過すると価値は25%まで落ちる
- iPhoneはもっとも価値が下がりづらいブランドである
と報告されました。
わかりやすく言うと、「iPhoneはもっとも値崩れしやすく、将来的に売りに出す際も高値で売れる」というわけです。
このデータを前に、「iPhoneはコスパ悪い」と断言するのは無理があるでしょう。
サポートを受けやすい
特にAndroidと比較したとき、iPhoneの「サポートの受けやすさ」が目立ちます。
Androidは、端末の種類が多すぎて、サポートの問い合わせ先がやや複雑になっています。
しかしiPhoneの場合、基本的にAppleサポートに問い合わせることで、あらゆる問題を解決できます。
またAndroidのようにメーカーが変わらないため、機種変更しても操作方法を忘れづらく、そもそもサポートを必要とする状況へ陥りづらいという側面もあります。
まとめ:iPhoneのコスパは悪いわけではない、要は向いているかどうか
iPhoneは、時として「コスパ悪い」と言われることがあります。
たしかにナンバリングが更新されるたび、価格が上昇していることは否めません。
しかし購入方法やiPhoneに求めている特徴や機能しだいでは、かならずしも「コスパが悪い」とは言えないでしょう。
たとえば、オンラインショップで新規契約・機種変更した場合。
オンラインショップでは、iPhoneの端末代金を割引、あるいは事務手数料を無料にするといった、特別なキャンペーンが実施されています。
つまりオンラインショップを利用すれば、iPhoneのコスパがグッと上がる、というわけですね。
コスパのよいiPhoneを探すなら、オンラインショップをチェックしたほうがよいでしょう。
というようにiPhoneのコスパは、工夫次第でいくらでも高まります。