- 「iPhoneが故障した!」
- 「しかも、バックアップを取っていなかった」
- 「もう終わりだ...」
バックアップを取っていないのにiPhoneが故障したら、絶望的な気持ちになります。
ですが、まだ諦める必要はありません。
いくつかの方法で、iPhoneのデータを完璧ではないにせよ復旧できる可能性はあります。
故障したiPhoneはどうしようもなく、買い替えなどが必要ですが、データは割となんとかなるケースが多いのです。
本記事では以下の点を解説します。
- iPhone故障時、バックアップしていないときのデータ復旧方法
- iPhoneが故障したときに取るべきではない手段
iPhoneが故障した!バックアップしていない!データ復旧方法
iPhoneが故障して、バックアップがなかったとしても、以下の手段が残されています。
- キャリアで復旧を依頼する
- フリーソフトでの復旧を試してみる
- iTunesからの復旧にトライする
どれかひとつでもハマれば、完璧ではないにしても、データを復旧させることが可能です。
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
キャリアで復旧を依頼する
iPhoneが故障して、バックアップがなかったとしても、キャリアに相談すれば復旧できるかもしれません。
たとえばソフトバンクであれば、「メモリデータ復旧サポート」を実施しています。
水濡れなどがあっても、90%くらいの確率でデータを復旧してくれるのです。
ただし費用として5,500円かかってしまうので、これがデメリットとなります。
フリーソフトでの復旧を試してみる
iPhoneが故障して、しかもバックアップが残っていないなら、フリーソフトでの復旧も試してみましょう。
WEB上には、Appleが関係していない非正規のデータ復旧フリーソフトが存在します。
たとえば、
などが、これに該当します。
もしかしたらフリーソフトでデータを復旧できるかもしれません。
ただしいずれの場合もやや操作が高度なので、時間がかかる点には注意してください。
iTunesからの復旧にトライする
iPhoneが故障したとき、iTunesからバックアップできないか試してみましょう。
最近はバックアップを取るならたいていiCloudであり、iTunesのことは忘れ去られています。
しかしiTunesがまだパソコンの中に残っているなら、そこからバックアップを取得できるかもしれません。
iPhoneをパソコンに接続して、iTunesと同期してみましょう。
iCloudに切り替える前のデータはバックアップできる可能性があります。
iPhoneが故障したときに取るべきではない方法
iPhoneが故障して、バックアップも残っていない場合は、ある意味でパニックになります。
しかしその中でも、以下の方法だけはおすすめできません。
- データ復旧業者を利用する
- AppleStore(ジーニアスバー)に相談する
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
データ復旧業者を利用する
iPhoneが故障してバックアップが残っていないとき、データ復旧業者を利用するケースがあります。
これは、Appleや三大キャリアとはまったく関係ない、非正規でのデータ復旧を受ける、という意味です。
データ復旧業者に依頼すれば、バックアップがなくてもデータを取り出せる可能性はあります。
利用料金は数万円ほどかかるでしょうが、どうしてもデータを復旧させていなら、選択肢には入ってくるでしょう。
ただし注意したいのは、「もう二度とAppleや三大キャリアでの修理サービスなどが受けられない」ということ。
Appleなどは、自らが許可した業者以外での修理を認めていません。
ほとんどのデータ復旧業者はApple非公認なので、修理自体もまた非公式、ということになります。
したがってデータ復旧業者を利用したあとで、公式の修理サービスは受けられないわけです。
データ復旧業者を使ってはいけない、というわけではありません。
しかし、今後Appleからは見放されるという点については相当な覚悟が必要です。
AppleStore(ジーニアスバー)に相談する
ではAppleの対応が頼りになるかと言われれば、そうではありません。
iPhoneが故障して、バックアップが取れないとき、AppleStore(ジーニアスバー)を利用するのはやめておきましょう。
なぜなら、データ復旧をサービスとして用意していないからです。
iPhoneの購入や故障修理目的では役立つスポットですが、データ復旧という意味ではほとんど役に立ちません。
【もう限界】iPhoneが故障したなら、バックアップを探しつつ新しい機種を探そう
本記事ではiPhone故障時、バックアップがないときの対処法について解説しました。
いくつかの方法を解説しましたが、基本的に何らかの形でバックアップはできるはずです。
データの問題が解決したなら、iPhone本体について考えてみましょう。
iPhoneが故障したというのなら、おそらく修理に出すこととなります。
しかしAppleの修理代金は異常に高く、「新品のiPhoneが買える」ほどの価格設定になっています。
たとえばiPhone12Pro Maxの修理代金は、最大で77,480円と、相当な金額です。
保証が効いているケースなどを除いて、iPhoneをAppleで修理するのはおすすめできません。
修理に出すくらいなら、新しいiPhoneを購入するほうが、よほどコスパが良くなります。
まとめ:iPhoneが故障してバックアップがなかったとしても諦めない
iPhoneが故障したときは、バックアップがあるかないか、非常に重要です。
もしバックアップが見つからなかったとしても、まだ諦めてはいけません。
- キャリアでデータ復旧してもらう
- フリーソフトでの復旧にチャレンジする
- iTunesにつなぐ
いずれかの方法で、iPhoneのバックアップデータを確保できるでしょう。
ただし問題として残るのは、故障してしまったiPhoneです。
これは修理に出すこととなるでしょうが、Appleの修理費は非常に高くなっています。
これであれば、素直に格安SIMなどで新しい端末を契約したほうがよいでしょう。