iPhoneを買い換えるときは、「前のiPhoneを下取りする」というのが定石です。
下取りすることで、新しいiPhoneを実質的に割引した状態で手に入れられます。
しかしiPhoneの下取りでは、
- 故障しているんだけど、買い取ってもらえるんだろうか?
- 小さいキズや汚れがあったら、買取価格は下がるのか?
という部分が気になります。
せっかくiPhoneを下取りするなら、故障などがあっても、できるだけ高価買取してもらいたいところです。
本記事では、「iPhoneの下取りは、故障していても大丈なのか?」という点を中心に解説していきます。
iPhoneの下取り、故障していても大丈夫?
iPhoneが故障していて、下取りしてもらえるかどうかは、「故障の度合い」によります。
「故障をどのように捉えるか」は買取業者によりますが、おおむね以下のように考えておくとよいでしょう。
画面割れは基本NG! 重大な故障があるiPhoneの下取りは、かなり厳しい
重大な故障があるiPhoneの下取りは、かなり厳しくなるでしょう。
重大な故障とは、
- 画面にヒビが入っている
- 一度水没して、何かしらの影響が出ている
- スピーカーやイヤフォンから音が鳴らない
- そもそも電源自体入らない
といったケースですね。
この場合、そもそも買取業者に「下取りしてもらえない」ということが起こります。
よほど修理技術にすぐれている買取業者でないと、下取りしてもらえません。
もちろん、iPhoneに重大な故障があっても、下取りしてもらえるケースはあります。
ただし重大な故障があった場合、買取価格は相当厳しくなるでしょう。
ヘタすると1,000円くらいで買い叩かれるケースもあります。
重大な故障を抱えているiPhoneは、基本的に「ジャンク品」として扱われ、その価値が著しく落ちるわけです。
ちょっとしたキズや汚れなら、そこまで問題はない
一方、故障とは呼べない程度のキズや汚れでは、下取りでさほど心配する必要はありません。
中古のiPhoneなんて、多少のキズや汚れがあって当たり前です。
基本的に買取業者も、キズや汚れについては寛容に受け入れてくれます。
とはいえ、キズや汚れがあるというのは、間違いなくiPhoneの価値を下げる一因です。
故障しているケースほどではないにせよ、買取価格で少し不満が残るかもしれません。
一方で、「多少のキズや汚れでは、買取価格を落とさない」というスタンスを取る買取業者もいます。
こういった買取業者に下取りしてもらえれば、iPhoneの買取価格もそれなりに高くなるでしょう。
AppleにおけるiPhoneの下取り、故障していても大丈夫?
ちなみにiPhoneの下取りについては、Appleも実施しています。
Appleの下取りはかなり良心的な値段で買い取っているので、ぜひとも活用したいところです。
Appleの下取りでも、やはり故障や不具合は深い意味を持ちます。
AppleでiPhoneを下取りしてもらう場合、以下のような条件をクリアしていなければいけません。
- そもそも電源が入ること
- 画面割れがないこと
- すべてのボタンが、正常に反応すること
- 水濡れしていないこと
- 深刻なキズや汚れがないこと
- カメラが正常に作動すること
- その他重大な故障がない
- 不正な修理や改造の痕跡がないetc...
AppleでiPhoneを下取りしてもらう場合、いろんな条件があります。
もちろん、「電源が入らない」「画面割れしている」といった重大な故障では、対応してもらえません。
ちなみに三大キャリアでも、下取りのサービスは実施しています。
ただ、下取りの基準はAppleのものとさほど変わらないので、重大な故障があれば少し厳しいでしょう。
この場合は、ジャンク品になることを覚悟で、非公式な買取業者にiPhoneを下取りしてもらう必要があります。
iPhoneの下取りは、故障以外にもさまざまな条件がある
というようにiPhoneに重大な故障がある場合、下取りしてもらうのはむずかしくなります。
仮に下取りしてもらえたとしても、買取価格の面ではかなり苦しい部分があるでしょう。
また、iPhoneを下取りしてもらうためには、「重大な故障がない」以外にもいくつかの条件があります。
条件は、「どこで下取りしてもらうか」という点にもよりますが、基本的に以下3点は必須だと考えましょう。
- パスコードロックを解除できる
- 初期化がなされている
- アクティベーションが可能である
それぞれについて解説するので、参考にしてください。
パスコードロックを解除できる
iPhoneを下取りするなら、故障していないうえで、パスコードロックを解除できなければいけません。
つまりApple IDを忘れていると、パスコードロックができない可能性もあります。
おそらくパスコードロックが二度と解除できないことはないでしょうが、「解除できるようになってから持ってきてくれ」とは言われるケースはあるでしょう。
初期化がなされている
iPhoneを下取りする場合、故障していないうえで、初期化されている必要があります。
初期化自体はむずかしいことではないので、かならずやっておきましょう。
アクティベーションが可能である
また、iPhoneを下取りするならアクティベーションが可能でないといけません。
アクティベーションとは、iPhoneにおける初期設定のようなものです。
下取りしようとしているiPhoneが中古だった場合、前の持ち主が使っていたApple IDとパスワードが必要になることも。
下取りしたいiPhoneがアクティベーションできるのか、一度確認しておきましょう。
まとめ:故障したiPhoneを上手に下取りして、乗り換えよう
iPhoneは、画面割れなどの故障があった場合、下取りするのは厳しくなります。
下取りしてもらえたとしても、安く買い叩かれるというケースも少なくありません。
ただし、小さなキズやちょっとした汚れについては、あまり問題視されないという背景もあります。
下取りができる状態なら、いずれにせよiPhoneを高い価格で下取りしてもらうことが重要です。
できるだけ上手にiPhoneを下取りしてもらい、よい条件で乗り換えられるようにしましょう。
そういった意味では、iPhoneの状態より買取業者をじっくり選ぶことのほうが重要かもしれません。