2021年10月にNTTドコモから大規模な通信障害が起き、12時間以上スマホが使えなかったことは、ニュースでも大々的に報じられ、記憶が新しいところです。
今やスマホは、電話やメールで使用するだけでなく、多目的で使われており、通信障害が起こると、
- モバイルSuicaなどチャージ等ができない
- スマホ決済が使用できない(PayPayなど)
- Googleマップなど地図を確認できない
などなど、支障が起こることも多くあり、特に仕事でスマホを使っている場合では尚更ではないでしょうか。
そこで、リスクヘッジのために備えておきたいのが「サブ回線」です。
今回は、「iPhoneで万が一の時のための「サブ回線」を無料で備えておこう」と題して、おすすめのサブ回線を紹介します。
サブ回線とは?
「サブ回線」とは、iPhone(スマホ)に2枚のSIMカード(もしくはSIMカード+eSIM)を入れることができる、デュアルSIM端末を使用して、2社の通信事業者と契約を結び、メインで使用している回線以外にも、サブ回線を設けておくことです。
メインとサブで回線を変えておけば(例:ドコモ+auなど)、万が一通信障害が起きたとしても、他社の回線であるサブ回線を使うことでスマホはそのまま通信が可能になるということです。
iPhoneでのデュアルSIM可能端末
※2022年1月4日現在、販売されているiPhone端末
- iPhone 13
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 12
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone XS Max
- iPhone XR(※OSをiOS 12.1 以降にアップデートする必要があります。)
おすすめのサブ回線 通信事業者
サブ回線として利用したいおすすめの通信事業者、プランを紹介します。
楽天モバイル Rakuten UN-LimitⅥ
引用:楽天モバイル
最もサブ回線としておすすめなのが、なんといっても楽天モバイルの「Rakuten UN-limitⅥ」です。
1GBまでは無料で使用ができるため、いざという時だけ使いたいサブ回線に最適といえるでしょう。
更に、楽天モバイルのアプリ「Rakuten Link」を使用しての通話は、国内通話無料となるため、通話は楽天を利用するという手もあります。
また、ドコモ、au、ソフトバンクいずれの回線とも異なる、第4のキャリアで独自回線を引いている楽天モバイルのため、他社が使えない時でも使用できる可能性が高いというわけです。
※例:ドコモにドコモ回線を使った格安SIMなどでは、ドコモが通信障害の際にはどちらも使えなくなるため、意味がありません。
注意点としては、180日間楽天回線を一切使用していないと自動解約となってしまうため、最低でも6か月に1回は、ネット検索でも楽天回線を使用しましょう。(※1GBまでは無料のため、多少使っても料金加算はありません。)
au Povo2.0
引用:povo
auのpovo2.0は基本使用料は無料で、使いたい分だけをトッピングで購入するスタイルのため、いざというときだけ使いたいサブ回線にぴったりのプランです。
トッピングには、1GB(7日間)390円~あり、データ使い放題(24時間)330円もあるため、例えば、旅行や出張等で1日だけ多くデータ消費をするなどの場合にも、使いやすいです。
※データ消費をする日が特定の日だけの人は、メイン回線も小容量データプランにしておき、使う日だけpovo2.0のデータ使い放題(24時間)330円にすればよいので、スマホ代節約にもなります。
ただし、180日間、1回もトッピング購入がないと、自動解約となってしまうため、6か月に1回は何かしらトッピングを購入し、使用する必要があります。
ソフトバンク LINEMO
引用:LINEMO
ソフトバンクが提供しているLINEMOは、最も安いプランでも、ミニプラン(3GB):990円のため、上記の楽天モバイル(Rakuten UN-LimitⅥ)やau(povo2.0)のように基本使用料0円にすることはできませんが、LINEMOの魅力はなんといっても、LINEが使い放題になること。
LINE使い放題は、テキストメッセージの送受信だけでなく、LINE通話、ビデオ通話も対象のため、消費データ量がLINE通話(20MB/1時間)、ビデオ通話(500MB/1時間)であることを考えると、よくビデオ通話する人にとっては、簡単に基本使用料(990円)をペイできるのではないでしょうか。
リンクスメイト
引用:リンクスメイト
リンクスメイトは、最小データプランが100MB(165円 ※データ専用プラン)からあるため、いざというときだけ使用したいサブ回線向きです。
※ただし、リンクスメイトはドコモ回線を使用しているため、メインもドコモ回線の場合、リスクヘッジになりませんので注意してください。
また、リンクスメイトには多くのゲームアプリやInstagram、AbemaTVなどのアプリが90%データ消費を節約できる「カウントフリーオプション」があるため、ゲームをよくする人にとっては、データプランをより大きくし(1TBまで30パターン以上の料金プランがあります。)、とことんゲームで遊ぶ手もあります。
Ubigi
引用:Ubigi
UbigiはeSIMでプリペイドデータプランを提供しているフランスの通信事業者で、日本プランでは、『500MB(1日)3ドル』や『1GB(10日)5ドル』など短期間使用できる安いプランもあります。
また、日本だけでなく、世界中多くの国でもプリペイド(1日、10日、30日など)で使用できるため、海外に行く機会が多い人にもおすすめです。
まとめ
デュアルSIMを使いこなそう!おすすめの組み合わせは?
デュアルSIMを使うことで、1台のスマホで、仕事用とプライベート用、国内用と海外用、
通話専用とデータ通信専用などを使い分けることができ、使い方の幅が広がります。
そこで、今回はデュアルSIMに使用するおすすめの組み合わせを紹介したいと思います。