格安SIM業者によっては、「低速モード」機能を用意しています。
地味ながら便利な機能で、うまく使いこなせば通信制限を回避するなど、賢く利用することが可能です。
本記事では格安SIMにおける低速モードの概要や、おすすめできる格安SIM業者を紹介します。
格安SIM業者への乗り換えを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
楽天モバイル公式ページ | UQモバイル公式ページ | OCN モバイル ONE公式ページ | mineo公式ページ |
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
格安SIMの「低速モード」とは?
低速モードとは、一時的に通信速度を遅くするための機能です。
意図的にデータ通信量をおさえるといった目的で使われます。
格安SIM業者によっては「節約モード」と呼ばれることも。
ちなみに、データ通信量を使い切ったあとにかかる「通信制限」とは異なります。
通信制限は意思と関係なくかかりますが、低速モードはあくまでも自分の意思で使うものです。
低速モードの速度はどれくらい?
低速モードの速度は、格安SIM業者によって異なります。
ただ、たいていの格安SIM業者は200kbpsほどに設定している様子です。
200kbpsがどれくらいの速度かというと、
- LINEメッセージは問題ない
- YouTubeはほぼ視聴できない
- マップはまったく機能しない
- Google検索はギリギリ使えるが、画像検索は厳しい
- Twitterは閲覧できるが、画像の多いInstagramは厳しい
- オンラインゲームも基本的にはプレイ不可能
といった具合です。
わかりやすく言えば、テキストベースの機能であれば、ある程度使えるといったところですね。
さすがに動画や画像、位置情報などが絡むと、使い勝手は非常に悪くなります。
あまり無茶が効くものでないので、注意しましょう。
使い道は何がある?
格安SIMの使い道としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 高速モードでなくても開けるページを低速モードで開き、データ通信量を温存する
- 500Kbps程度の速度があるなら、YouTubeやNetflixを視聴する
- TwitterやLINEなどのSNSを閲覧する
- 通信制限ギリギリの段階で低速モードに切り替え、通信制限を回避する
というように低速モードを使いこなせば、通信環境はかなり安定します。
特に軽いサイトを低速モードで見るようにすれば、データ通信量がしっかりと節約できるでしょう。
他にも、位置情報取得による無意識でのデータ通信量の消費などをおさえる、といった効果もあります。
低速モードが使える格安SIM業者おすすめ3選
上記までで、低速モードが重要であることには気付いてもらえたと思います。
格安SIMを選ぶときは通常の通信速度や利用料金に目が行きがち。
しかし低速モードの有無も、使い勝手には深くかかわっているので注意しましょう。
また、「低速モードを採用している格安SIM業者がどこかわからない」といった人も多いでしょう。
下記では、低速モードを用意している格安SIM業者について紹介します。
おすすめ①楽天モバイルなら、低速モードでも1Mbps
(引用:楽天モバイル)
楽天モバイルでは、「Rakuten UN-LIMIT V」プランにて、”低速”モードでありながら1Mbpsの通信速度を提供しています。
おそらく1Mbpsは、格安SIM業界でもっともスピーディーな低速モードの仕様と言えるでしょう。
1Mbpsあれば、動画やオンラインゲームでさえも、ある程度の画質や速度で楽しめるはずです。
LINEやTwitterあたりなら、高速モードと比較して大して変わらないでしょう。
1Mbpsとは、かなりハイレベルな速度なのです。
利用料金は2,980円で、最初は5GBのデータ通信量が与えられます。
それを使い切っても、1Mbpsで通信できる”二段構え”なわけですね。
なお、2021年4月1日より始まる「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」プランではデータ利用量が速度制限の有無にかかわらず、すべての利用分が含まれる。ということですので、”低速”モードも意味がなく、無くなるかもしれません。
おすすめ②Y!mobileも1Mbps
(引用:Y!mobile)
Y!mobileでは、「スマホべーシックプラン」のM・Lにて、低速モードが1Mbpsにて提供されています。
やはり動画やゲームを楽しめる速度が控えているのは、非常に心強いところです。
ただしY!mobileの場合、「データ通信量が残っている場合でも、任意で低速モードには変えられない」という点に注意しましょう。
ちなみに月額料金は、
- Mプラン→3,680円(本来のデータ通信量は10GB)
- Rプラン→4,680円(本来のデータ通信量14GB)
となっています。
月額料金はそこそこ安い(全格安SIM業者において、中の上くらいの安さ)割に、データ通信量が多いのも特徴。
14GBあれば、よほど偏った使い方をしない限り、ずっと高速モードで乗り切れる月も出てくるはずです。
Mプランの下にSプランもありますが、こちらでは1Mbpsの低速モードが利用できないの注意してください。
つまり先ほど解説したような「高速モードのデータ通信量を温存するために、低速モードが活用できない」というわけです。
おすすめ③mineoなら、低速モードでも500kbpsオプションが
(引用:mineo)
mineoなら、「パケット放題オプション(350円/月)を追加すれば、500kbpsの低速モードを利用できます。
500kbpsはたとえばYouTubeの低画質(144p)程度なら、問題なく視聴できるレベルです。
TwitterやLINE、Google検索なども、かなり快適に使用できるでしょう。
マップ機能やInstagramなども、少し我慢すれば使えなくはないはず。
もちろん低速モードは、オプション名とおり通信量無制限です。
かなり優秀なオプションであるにもかかわらず月額350円と比較的安値なので、導入を検討する価値はじゅうぶんあります。
mineoはこちら->
楽天モバイル公式ページ | UQモバイル公式ページ | OCN モバイル ONE公式ページ | mineo公式ページ |
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
まとめ
低速モードが用意されている格安SIM業者であれば、地味ながら非常に便利で、
- 普段はデータ通信量を節約する
- 通信制限の直前に低速モードへ切り替えて、通信制限に入るのを回避する
といった使い方を実施できます。
低速モードがあるとないとでは、格安SIMの使い勝手はまったく違うでしょう。
格安SIMへの乗り換えを考えるときは、低速モードが用意されている格安SIM業者を基本線として、検討するのがおすすめです。
ぜひとも本記事を参考に、フィットする格安SIM業者を見つけてください。