ときどき、「楽天モバイルの電波が弱い」と言われることがあります。
ガンガン宣伝されている楽天モバイルには、魅力を感じている人も多いでしょう。
しかし電波に問題があるとなると、話もまったく変わってきます。
一度、楽天モバイルの電波が弱いのか強いのか、はっきりさせておきましょう。
楽天モバイルの電波が弱い...ということはない
結論から言うと、楽天モバイルの電波が極端に弱い、ということはなさそうです。
楽天モバイルの電波については、そこまで「弱い」というような評価は見受けられません。
むしろ楽天モバイルの電波については、好意的なコメントが目立ちました。
今日ふと気がついたのだけど、家の近くにあるこれ、楽天モバイルの基地局かなあ。
googleで画像検索すると、すごい似てる。
我が家、楽天モバイルの電波すごい入るなあと思ってたけど、これのおかげかな pic.twitter.com/9rpklWMw6p
— TOSHIO@現役ITエンジニア (@TOSHIO_1983) August 19, 2021
楽天モバイルに変えました。
思っていたよりも電波は来ている感じがします。
一応保険のつもりで安いeSIMも入れましたが必要無かったかも?— ほくきち (@xh_my8) August 20, 2021
電波とは少し異なりますが、通信速度のほうも特段問題ありません。
状況次第ではありますが、おおむね30Mbpsから40Mbpsの通信速度を、コンスタントに確保しています。
さすがに3大キャリアに比べると見劣りする部分もあるでしょう。
ただし、使用に耐えないほど電波が悪いわけではありません。
楽天モバイルの導入を検討するとして、電波が弱いことには心配は必要なさそうです。
また、楽天モバイルではau回線も利用できます。
楽天回線がダメなら、au回線を頼ることも可能なので、そこまで困ることはないでしょう。
それでも、楽天モバイルの電波が弱くなるケース
しかし、楽天モバイルの電波が弱くなるというケースもあります。
以下のような2つのパターンでは、電波が弱まるのはしょうがない部分もあるでしょう。
屋内にいる
楽天モバイルは、屋内にいるとつながりにくい傾向にあります。
なぜなら楽天モバイルは、プラチナバンドと呼ばれる建物に遮られにくく、遠くまで届く周波数帯の電波を持っていないからです。
だから建物に入ると、楽天モバイルの電波が弱くなる部分はあるのです。
機能として楽天モバイルの回線を電波としてキャッチできない場合、代わりにauの電波を掴みに行く仕組みもあります。
ただし、楽天モバイルの回線が十分確保されている大都市を中心に、auには接続できないようになってしまいました。
地下にいる
やはり電波の宿命で、地下にいる場合は電波が弱くなります。
これは、楽天モバイルに限らず、ほとんどのサービスで共通して言えることですね。
地下鉄以外の地下で電波を期待するのは、さすがに無理があると言えるでしょう。
楽天モバイルの電波が弱いと感じたときの対応策
先ほど触れたとおり、楽天モバイルの電波が極端に弱いということはなさそうです。
ただし、あくまでも電波なので、調子がよいときと悪いときはあります。
電波が弱いと感じたら、以下のような対応策を試してみましょう。
- 再起動する
- 楽天回線に手動で繋げる
- 端末自体を再起動する
- 機内モードON→OFF
- APNの設定を確認する
- SIMカードを再度挿入する
基本的に上記位の方法で、電波は調子よくなるはずです。
楽天回線に手動で繋げる
楽天モバイルの電波が弱いとき、手動で楽天回線へつないでみましょう。
これだけで、電波が弱いという問題を解決できることがあります。
具体的な切り替えの方法については、「楽天モバイルのサポート」を参考にしてください。
どうしてもダメなときは、au回線を使うという方法が残されています。
端末自体を再起動する
楽天モバイルの電波が弱いとき、端末側に不具合があるのかもしれません。
一度、端末自体を再起動してみましょう。
もし端末側の問題だった場合、たいてい再起動すればなんとかなります。
窓際へ移動する
先ほども触れたとおり、楽天モバイルの電波は、建物の中だとやや弱くなる傾向にあります。
特に入り組んだ構造の中だと、この傾向は顕著かもしれませんね。
だから、窓際へ移動すると、弱い電波が回復することもあります。
機内モードON→OFF
また、機内モードを利用して楽天モバイルの電波を改善する方法もあります。
やり方はとてもカンタンで、機内モードをONにして、そしてOFFにするだけ。
これだけで楽天モバイルの電波を、もう一度しっかりとキャッチできる場合があります。
APNの設定を確認する
APNの設定を確認する必要が、あるかもしれません。
APN設定とは、一言で言えば「その端末では、何のサービスを使ってネットに繋げるか」を決める作業です。
これをやり直すと、楽天モバイルの電波が劇的に改善することがあります。
手順は楽天モバイルサポートで公開されているので、参考にしてください。
SIMカードを再度挿入する
楽天モバイルの電波が弱いなら、SIMカードを再度挿入してみましょう。
ときどき、SIMカードが逆方向で差し込まれていたり、あるいはちゃんとセットされていない、ということがあります。
一度、SIMカードを取り出して再度挿入してみましょう。
また、物理的にSIMカードのスロットが故障している場合もあります。
そういったことがあれば、楽天モバイルへ問い合わせるのがおすすめです。
エリアを確認する
どうしても楽天モバイルの電波が弱い場合、エリアを確認してみましょう。
わずかながら、楽天モバイルにはエリア外が存在します。
もちろん、エリア外では電波が入りづらいか、まったく入らないでしょう。
また、エリア内とエリア外の境界線付近でも、電波は弱くなります。
こればかりはどうしようもないので、明らかなエリア内へ引き返すようにしましょう。
まとめ:楽天モバイルの電波は弱いとは言えない
楽天モバイルの電波については、極端に弱いとは言えないでしょう。
口コミを見ても、さほど不満の声は聞かれません。
その他メディアにおけるレポートでは、通信速度も30Mbps~40MBpsが確保されています。
基本的に問題ないと考えてよいでしょう。
唯一、建物内にいると少しで電波が弱い様子です。
それ以外については、三大キャリアと比較して大きな違いはありません。
また、楽天モバイルの電波は、これからさらに使いやすくなると考えられます。
楽天モバイルから総務省への説明資料を参照すると、「2022年ごろ、日本全国100%をエリア内にする目標がある」とのことです。
あくまでもエリアが広がるだけで、プラチナバンドを獲得できるかどうかは不明です。
しかし、今後は3大キャリア並みに使い勝手が良くなるのは間違いないでしょう。