インターネットプロバイダのひとつに、「NURO光」というものが存在します。
これについては、広告などで見かけたことがある人も多いでしょう。
実はNURO光は、「NUROモバイル」という格安SIM業者としての側面も持っています。
さすがに格安SIM業者としてのNUROを、よく知っている人は少ないのではないでしょうか?
また、NURO光のサービスであることを考えると、「通信速度が速い」と連想するかもしれませんね。
本記事では、NUROモバイルの速度や利用料金について、詳しく解説します。
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NUROモバイルは速度が速い?
NUROモバイルの速度は、結論から言えば速い部類に入ります。
まずは最高速度や他社との比較、あるいは通信制限についておさえておきましょう。
NUROモバイルの最高速度
NUROモバイルの最高速度は、なんと788Mbps(docomo回線の場合)にも到達します。
788Mbpsとは、要するに「できないことはほとんどない」「何をやっても快適に使える」というレベルです。
NURO光にあるイメージどおり、速度面ではかなり恵まれている部類だと言えるでしょう。
他社と比較しても、最高速度は高い水準です。
ただし、常に788Mbpsの速度が出るわけではありません。
あくまでもこれは「最大で」という話です。
しかし、普段の使い勝手とはまったく無関係というわけではなく、「最高速度が速い=通信速度が速く快適だ」と考えて問題ありません。
NUROモバイルの通信制限
とはいえ、NUROモバイルには通信制限もあります。
3日間で規定値以上の通信があった場合、200kbpsまで通信制限を落とされるようです。
200kbpsと言えば、精一杯頑張ってTwitterが閲覧できるレベル。
それ以外の通信制限は、今のところ確認できていません。
NUROモバイルの利用料金
NUROモバイルの利用料金は、利用する回線とプランによって異なります。
以下は、NUROモバイルの利用料金の一覧表です。
<KDDI回線の場合>
お試しプラン | Sプラン | Mプラン | Lプラン | |
データ専用SIM | 500円 | 780円 | 2,100円 | 2,980円 |
データSMS SIM | 650円 | 930円 | 2,250円 | 3,130円 |
音声通話SIM | 1,200円 | 1,480円 | 2,800円 | 3,680円 |
<SoftBank回線>
お試しプラン | Sプラン | Mプラン | Lプラン | |
データ専用SIM | 500円 | 980円 | 2,100円 | 2,980円 |
音声通話SIM | 1,200円 | 1,680円 | 2,800円 | 3,680円 |
<docomo回線>
お試しプラン | Sプラン | Mプラン | Lプラン | |
データ専用SIM | 300円 | 700円 | 1,500円 | 2,700円 |
データSMS SIM | 450円 | 850円 | 1,650円 | 2,850円 |
音声通話SIM | 1,000円 | 1,400円 | 2,200円 | 3,400円 |
利用料金の水準は、決して高いものではありません。
他の格安SIM業者と比較しても、平均的か、もしくは少し安い部類です。
NUROモバイルを利用するうえでのポイント
NUROモバイルは、速度と利用料金、いずれもかなり高水準。
格安SIM業者を選ぶときの候補として、じゅうぶん考えられるでしょう。
とはいえ、利用する際には下記のようなポイントについても知っておきましょう。
お試しプランを使おう
NUROモバイルには、「お試しプラン」というものが用意されています。
これを使えば、最安値で月額300円(データ通信専用SIM)から、トライアル的にNUROモバイルが利用できます。
もし速度面などで不安があれば、お試しプランで試してみましょう。
なお、音声通話ができるタイプのSIMも、月額1,000円で利用することが可能です。
データ通信量はいろいろ融通が効く
NUROモバイルを利用するときに知っておきたいのが、データ容量の融通が効きやすいということ。
たとえば、
- 当月余ったデータ通信量を来月に回す
- 来月のデータ通信量を、当月に前借りする
といったことが可能です。
多少データ通信量の使い方を間違っても、簡単にカバーできるようになっています。
0SIMの使い勝手は微妙
NUROモバイルには、通常のプランとは別に「0SIM」というプランが存在します。
0SIMは、要するに「月々のデータ通信量が500MB未満であれば、データ通信量が発生しない」というサービスです。
仮に500MBを超えた場合、100MBにつき100円が課金されるようになっています。
たとえば、データ専用SIMを利用していて、通信量が500MB未満ならば、料金は無料です。
音声通話付きSIMだったとしても、通信量が500MB未満なら、料金はたった700円。
というように表現すると、非常に魅力的なプランにも見えますが、あまりお勧めはできません。
なぜなら、回線速度が非常に遅いからです。
この点については、ネガティブな口コミが多く寄せられていました。
また、3ヶ月間利用していないと自動解約されるなど、やや不親切なルールが定められています。
よほどの理由がない限り、0SIMプランを利用しないことをおすすめします。
速度制限の基準が明らかでない
また、NUROモバイルは、速度制限の基準を公開していません。
他の格安SIM業者は、たいてい「これ以上なら速度制限がかかりますよ」と公開しています。
しかしNUROモバイルは、それを非公開としているのです。
また、「今の段階で、どれだけデータ通信量を消費しているか」も、確認できない仕様になっています。
つまり、「いつ通信制限がかけられるのか、正確にはわからない」という不便があるのです。
一応、利用者の報告や口コミを参照する限りでは、「3日で400MB程度の通信があった場合に通信制限がかかる」と推測されています。
そして、3日で400MBというのは、他と比較すればかなり厳しい基準です。
たとえばUQモバイルであれば、3日で6GBぶんを消費してから、やっと通信制限がかかります。
ワイモバイルなら、3日で3GBなので、1日1GBは使えるわけです。
これらの基準でもやや不便なので、3日400MBというのはかなり窮屈なはず。
「動画視聴やネットサーフィンを頻繁にする」という人には、かなり相性が悪いと言えるでしょう。 ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
nuro mobileはこちら->
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まとめ:NUROモバイルは検討の余地あり
NUROモバイルは、基本的にすぐれた格安SIM業者だと言えます。
多少は不親切な部分もありますが、決して他の格安SIM業者には負けていません。
速度、料金ともに、じゅうぶん満足できるものでしょう。
ただし、「0SIM」など一部のサービスが使い物にならない点には注意。
また、「お試しプラン」なども用意されており、気軽に性能を試せます。
興味があれば、ぜひ一度NUROモバイルを使ってみてください。