iPhoneが故障したとき、真っ先に修理を考えるでしょう。
基本的にiPhoneは、Appleが管轄する正規修理店で修理するべきです。
ただ、最近では非正規のiPhone修理サービスが登場しました。
本記事を読んでいるなら、
- iPhoneを非正規で修理するかどうか考えている
- そもそもiPhoneの非正規修理って何?
という疑問を持っているでしょう。
本記事では、
- iPhoneの非正規修理と正規店の違い
- iPhoneを非正規店で修理すべきでない理由
- でも、正規店も場合によってはおすすめしない理由
について、詳しく解説します。
iPhoneをどのように修理するか考えている人は、ぜひ参考にしてください。
iPhoneの非正規修理とは?正規店との違いは?
iPhoneの非正規修理と正規店修理の違いは、大きく分けて2つあります。
- Appleが認めているか?
- 純正パーツを支給されているか?
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
Appleが認めているか?
Appleは、いろんな企業に「iPhoneの修理を受け付けてくれ」とお願い敷いています。
そのお願いを聞いて修理を請け負っているのが「正規店」。
お願いされてもないのに、勝手にiPhoneの修理をビジネスにしているのが「非正規店」です。
純正パーツを支給されているか
Appleが認めたiPhoneの修理正規店は、Appleから「純正パーツ」を支給されています。
つまり「交換が必要ならウチの純正パーツ使ってね」というわけです。
iPhoneの非正規修理店は、当然Appleから純正パーツを支給されていません。
したがってiPhoneの非正規修理店にiPhoneを持ち込むと、どこから来たかよくわからないパーツで修理されることがあります。
【補足】正規店でのiPhone修理も、それはそれで微妙
では正規店でのiPhone修理がよいか、というと、それはそれで微妙です。
iPhoneの非正規修理と違って、料金が高いケースが多いからです。
たとえばiPhone13Proの修理代金は、保証外なら「70,980円」もかかります。
もちろん故障箇所にもよりますが、これだけの金額がかかるなら、もう乗り換えるか、機種変更したほうがよいと言えるでしょう。
iPhoneを非正規店で修理するデメリット
本記事では、iPhoneを非正規店で修理することをおすすめしません。
なぜなら、
- もう正規店の修理は受けられない
- 修理のクオリティに違いがある
- 普通に価格が高い
- AppleCareは使われない
- 下取りができなくなる
といったデメリットがあるからです。
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
①もう正規店の修理は受けられない
まず、iPhoneを非正規店で修理すると、ほぼ確実に今後は正規店では修理できなくなります。
なぜなら正規店は、「非正規で修理したiPhoneは対応しない」からです。
iPhoneを分解して修理すると、ほぼ確実に「非正規で修理した証拠」が残ります。
たとえば純正でないパーツが入っていたら、一発でわかりますよね。
そうなると、「非正規で修理している」ことが、正規店にバレてしまいます。
正規店はいろんな方法で、iPhoneが非正規修理されていないかチェックするので、まず見逃してもらえません。
iPhoneを非正規修理したら、もう正規店修理には戻れないと考えましょう。
②修理のクオリティに違いがある
iPhoneの非正規・正規修理では、クオリティに違いがあります。
正規店修理なら、まず間違いなくカンペキに修理されるでしょう。
しかしiPhoneの非正規修理に、正規店と同じような修理ができるかは微妙です。
経験の浅い非正規店なら、むしろ状態を悪くして返ってくることもあります。
③普通に価格が高い
iPhoneの非正規修理は、一般的に「安い」と言われています。
しかし非正規店修理も、最近はさほど安くありません。
と言うよりも「ぼったくり」するケースが多く、たかがパーツ1個交換するだけで、とんでもない額を請求されることもあるのです。
④AppleCareは無関係になる
iPhoneには、「AppleCare」という保証制度があります。
AppleCareは、iPhoneが故障したとき、その修理代を安くしてくれる制度です。
しかしiPhoneを非正規修理する場合、AppleCareは適用されるはずもありません。
なにせ、「非正規は使わないでね」というルールがあるのに非正規修理して、保険だけは使うなんてことは不可能です。
AppleCareが適用されなかったがあため、むしろ非正規店での修理代金のほうが高くつくこともあります。
⑤下取りができなくなる
新しいiPhoneを購入するときは、古いiPhoneを「下取り」してもらうのが基本です。
しかし非正規でiPhoneを修理すると、多くの場合下取りできなくなります。
なぜなら三大キャリアにしろAppleの下取りサービスにしろ、やはり「非正規で修理したiPhoneの下取り」をお断りしているからです。
誰かがいじくり倒したiPhoneを下取りするわけにはいかないですよね。
下取りできないと、次のiPhoneの機種代を丸々払うことになるので、大きな痛手となります。
ちなみに下取りは、iPhoneの非正規修理は認めていない一方、「故障しているiPhone」は対象にしています。
多少の故障なら、下取りしてもらうことが可能です。
非正規店でiPhoneを修理するくらいなら、そのまま下取りにしてしまったほうがよいでしょう。
関連記事:iPhoneの下取り、故障してたらできない? 画面割れはセーフ?
まとめ:iPhoneを非正規はNG
たしかにiPhoneの非正規修理は、安くて便利なのかもしれません。
しかしその代償に、二度とApple正規店で修理できなくなったり、下取りできなくなったりと、マズいデメリットがついて回ります。
この代償は、非常に大きなものでしょう。
ただ、iPhoneの正規店での修理ならなんでもOKかと言われれば、そう言うわけでもありません。
なぜならiPhoneの正規店修理は、故障の形によってはものすごく高いからです。
それなら素直に新しいiPhoneを購入したほうがよいでしょう。
ちなみにオンラインショップには、故障したiPhoneの下取り価格基準や新しいキャンペーン情報が記載されています。
まずはオンラインショップをチェックして、いくらで下取りできるのかチェックするのがおすすめです。