- 「iPhoneの充電が、急に残り1%になった」
- 「表示されているパーセンテージと明らかに一致していない」
上記のトラブルに直面している人は、多いのではないでしょうか?
これはiPhoneにありがちな現象で、ほとんどの場合すぐに解決できます。
ただし症状が重篤な場合、何度も同じ現象が起きることも。
このままでは、結局何%のバッテリー容量が残っているかわからず不安になります。
そこで本記事では以下について解説します。
- iPhoneの充電が急に1%になったりする原因
- 充電環境を整えて、急激に充電容量が下がるのを防ぐ方法
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
なぜiPhoneの充電は急に1%になったりするの?考えられる原因は4つある
iPhoneの充電が急に1%になったりする原因として、以下4つが挙げられます。
- バッテリーの寿命が近づいている
- 通電や充電に関係した部品が劣化している
- バッテリーに大きな不安をかけている
- iOSの不具合
一つひとつ該当しないかチェックしましょう。
バッテリーの寿命が近づいている
もっとも多い原因は、バッテリーの寿命が近づいていること。
古ければ古いほど、充電が急に1%になるなどのトラブルが起こるようになります。
iPhoneに搭載されるリチウムイオンバッテリーの寿命はせいぜい3年か4年。
iPhoneは800回ほど充電すると、充電容量が購入直後の80%まで下がると発表されています。
もちろんそれ以上に長く使っていれば、さらに充電容量は低くなるでしょう。
すると、思ったより早く充電が減り続け、「急に1%になった」とも見えるようになるのです。
関連記事:iPhoneのバッテリーが減るの早すぎ!?改善方法は?
通電や充電に関係した部品が劣化している
もしかしたら通電や充電に関係した部品が劣化しているのかもしれません。
たとえば基板や電力を供給するケーブルが傷んでいる可能性があります。
これまでに落下や水没といったトラブルはなかったでしょうか?
そのときの衝撃および浸水により、通電や充電に関係した部分が傷んでいるかもしれません。
もし同様のことが考えられるのなら、買い替えなどを検討する必要があります。
バッテリーに大きな負担がかかっている
バッテリーに大きな負担がかかっている可能性もあります。
以下のケースでは、充電に関係したトラブルを引き起こすかもしれません。
- 充電しながらiPhoneを使っている
- 直射日光に当たっている
- iPhoneを使っていないときは常に充電している
- iPhoneが熱い状態が続いている
こういったことがあれば、バッテリーに大きな負担がかかり、充電関連のトラブルが起こりやすくなります。
iOSの不具合
またiOSが不具合を起こしている可能性も考えられます。
最新のiOSアップデートが発表されていないか、確認してみましょう。
<確認方法>
- 「設定」を開く
- 「一般」を開く
- 「自動アップデート」をタップする
- 「iOSアップデートをダウンロード」をONにする
- 「iOSアップデートをインストール」を実行する
インストールを選択できるなら、まだアップデートが残っていたということです。
iPhoneの充電が急に1%になるのを防ぐ方法は4つある
iPhoneの充電が急に1%になる現象を防ぐ方法は、全部で4つ。
- まずはバッテリーの状態をチェックしよう
- 完全放電を試してみよう
- できるだけバッテリーを消費しないように工夫しよう
- iPhone自体を買い換えよう
1から順番に試していきましょう。
まずはバッテリーの状態をチェックしよう
最初にバッテリーの状態をチェックしましょう。
これを確認することで、何が問題かある程度特定することが可能です。
手順は以下のとおり。
- 「設定」を開く
- 「バッテリー」をタップする
- 明らかにバッテリーを消費しているアプリを終了させる
目的はバッテリーを無駄食いしているアプリを突き止め、作動させないこと。
これで、バッテリーが急に1%になる現象を予防できます。
完全放電を試してみよう
続いて、完全放電を試してみましょう。
これでバッテリーの不具合が一気に改善することもあります。
手順は以下のとおりです。
- iPhoneを100%までフル充電する
- 意図的に充電を消費して、電池切れさせる
- そのまま数時間放置する
- もう一度iPhoneを100%まで充電する
これが完全放電と言われる手段で、バッテリー関係の不具合があるときに使われます。
かなり成功率の高い手段なので、かならず試してみましょう。
iPhone自体を買い換えよう
上記ふたつの方法を試しても慢性的にトラブルが起こるなら、iPhone自体の買い替えも検討しましょう。
iPhoneにしろバッテリーにしろ、いずれは寿命を迎えるものです。
そうなると、充電に不具合が出ることもあるし、他の部分でも不便や不調が感じられるでしょう。
基本的に「急に1%になる」という不可解な現象が認められるなら、iPhone自体を買い換える方向で検討するのがおすすめ。
【補足】iPhoneのバッテリーを自力で交換するのは難しい
iPhoneのバッテリーを自力で交換しようという人もいますが、結論から言えばおすすめできません。
難易度が高く、交換に失敗したり、別な部分を故障させるリスクが高いからです。
また自力でバッテリーを交換すると改造とみなされ、正規の修理ができなくなるケースもあります。
関連記事:iPhoneは自分でバッテリー交換できる?素直に修理か買い替え?
まとめ:iPhoneの充電が「急に1%になる」のはかなり危険な現象
iPhoneおよびそれに搭載されるリチウムイオンバッテリーには、充電関係のトラブルがつきものです。
一時的に調子が悪い程度ならさほど大きな問題ではありません。
しかし「急に充電が1%になる」などの現象は、多くの場合劣化や故障を示しています。
もちろん使い続けることも可能ですが、早い段階で買い替えを検討するのがよいでしょう。
もしiPhoneを新しく購入するなら、オンラインショップをのぞいてみましょう。
実店舗と違い、事務手数料がかからなかったり、利用料金や本体価格が数万円単位で安くなったりします。
ぜひ一度オンラインショップをチェックしてみましょう。