三大キャリアが新しいプランを巡って競争している中、格安SIMでも競争が起こっています。
ご存知、Y!mobileとUQ mobile。
両者とも5G時代に合わせて、それぞれ強力な新プランを発表しました。
しかしY!mobileとUQ mobileについては、「結局どっちがオトクなのかわからない」といったコメントも多数寄せられています。
たしかに格安SIMのプランは基本的に複雑で、それを比較するのはたいへんですよね。
いちいち両者のパンフレットを見比べたりするのも面倒くさいもの。
本記事ではY!mobileとUQ mobileを詳しく比較しています。
どちらを選択するか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
Y!mobileとUQ mobile、それぞれどんなプラン?
まずは、Y!mobileとUQmobile、それぞれのプランを確認してみましょう。
まずは、Y!mobileについて。
Y!mobileの新プランは、「シンプルプラン」というものです。
シンプルS | シンプルM | シンプルL | |
月額料金 | 2,178円(税込) | 3,278円(税込) | 4,158円(税込) |
データ通信量 | 3GB | 15GB | 25GB |
通信制限後の通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
データ通信量追加費用 | 0.5GB/550円(税込) | 0.5GB/550円(税込) | 0.5GB/550円(税込) |
通話料金 | 22円(税込)/30秒 | 22円(税込)/30秒 | 22円(税込)/30秒 |
基本的に、従来の「スマホベーシックプラン」をベースとして、ブラッシュアップしたようなプランです。
最大で25GBの通信容量が利用できるのは、魅力的ですね。
続いて、UQ mobileの「くりこしプラン」について確認してみましょう。
くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
月額料金 | 1,628円(税込) | 2,728円(税込) | 3,828円(税込) |
データ通信量 | 3GB | 15GB | 25GB |
通信制限後の通信速度 | 最速300kbps | 最速1Mbps | 最速1Mbps |
データ通信量追加費用 | 0.5GB/550円(税込) | 0.5GB/550円(税込) | 0.5GB/550円(税込) |
通話料金 | 22円(税込)/30秒 | 22円(税込)/30秒 | 22円(税込)/30秒 |
こちらは最安値1,628円で格安SIMを利用できる強力なプランです。
ちなみに「くりこし」とは、”当月余ったでデータを翌月分に繰り越す”ことを意味しています。
これにより、データ量が余ってしまうというムダを避けられるようになりました。
データ通信量も最大で25GBと、大容量です。
Y!mobileとUQ mobileの料金、特徴を比較!
続いて、Y!mobileとUQ mobileについて、詳しく比較してみましょう。
下記では、上記のプラン表に、重要な項目を足し合わせて、両者を比較した結果です。
両者を比較して明らかに差がついている部分は、優勢なほうを青文字で表記しています。
Y!mobile | UQ mobile | |
月額料金 | 2,178円/3,278円/4,158円(税込) | 1,628円/2,728円/3,828円(税込) |
データ通信量 | 3GB/15GB/25GB | 3GB/15GB/25GB |
音声通話の対応 | 10分までかけ放題/770円(税込) 自由にかけ放題/1,870円(税込) | 10分までかけ放題/770円(税込) 自由にかけ放題/1,870円(税込) 累計60分まで無料/550円(税込) |
家族割 | 1,188円(税込)割引 | なし |
光回線割 | 1,188円(税込)割引 | なし |
5G対応 | 対応済み | 2021年8月スタート |
データ通信追加費用 | 0.5GB/550円(税込) | 0.5GB/550円(税込) |
契約場所 | 店舗・オンライン | 店舗・オンライン |
通話料金 | 22円(税込)/30秒 | 22円(税込)/30秒 |
LINEの年齢確認 | あり | なし |
通信制限時の速度 | 1Mbps | 1Mbps |
キャリアメール | 月額料金込み | 月額220円(税込)で追加 |
Y!mobileとUQ mobileを比較するうえでもっとも大切なのは、月額料金です。
月額料金だけで見れば、UQ mobileのほうが少しだけ安くなっています。
Y!mobileがこの価格に勝つためには、家族割などを利用しなければいけません。
ただしY!mobileの家族割・光回線割いずれかが適用された場合、どのプランでもUQモバイルの月各料金よりも安くなります。
音声通話についてですが、ほとんど互角と言って問題はありません。
「月額累計60分まで」という選択肢があるぶんUQ mobileがほんのわずか有利というところです。
5Gについても、基本的には今のところ差にはならないでしょう。
5Gが本格導入されるのはもう少し先であり、2021年夏段階で対応されるのなら、十分間に合うスケジュール感。
また、Y!mobileの場合は、月額料金にキャリアメール利用料金がコミコミになっています。
UQ mobileにはついていないのですが、これは「利用するかしないか」ということを選択する余地があるとも言い換えられるでしょう。
と、細かい違いはありますが、結局注意するべきは月額料金だけと考えて問題ありません。
Y!mobileとUQ mobile、それぞれおすすめできる人
上記のことを踏まえると、
Y!mobileとUQ. mobileは、それぞれ以下のような人におすすめできると言えます。
分け方としてはとてもシンプルで、
Y!mobileを安く利用するなら、家族単位でY!mobileを利用しなければいけないし、光回線ならインターネット回線まで依存しなければいけません。
それでもかまわないというならY!mobileで決まりです。
逆にY!mobileのように割引を効かせていなくても、UQ mobileはそれなりに安い価格で利用できます。
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
まとめ
Y!mobileとUQ mobileは、格安SIM業界のツートップであり、かなり熾烈な競争を繰り広げています。
両者が競争した結果値下げやサービス拡充が活性化され、ユーザーから見れば「待ってたら勝手に安いプランが出てきた」という状態です。
そして、両者を比較した結果、「どちらか一方が極端に有利」というわけでもなさそうです。
大切なのは、「Y!mobileの家族割・光割」を利用する予定があるかどうか。
利用できるのであればY!mobileを選択すればいいし、そうでなければUQ mobileでOK。
微妙に細かい違いはありますが、今のところ大して気にする必要はありません。