カーナビが登場した時、それまで地図を広げて探していたことを考えたら、本当に画期的で驚いたものですが、同じくらいの衝撃が走ったのはスマホのカーナビアプリ。
カーナビは一度使うともう手放せないほど便利ですが、だいぶ価格が安くなったとはいえ7~8万円はするもの、それがスマホのカーナビアプリなら(なかには)無料のものもあるのです。
無料でカーナビが使える日が来るなんて、まだ20万円以上していた時代からカーナビを使っている人からすると奇跡みたいなものですよね。
そんなスマホのカーナビアプリについて、主な種類とメリット、デメリットを紹介していきます。
スマホのカーナビアプリと据え置き型カーナビの違い
スマホのカーナビアプリと、車載の据え置き型カーナビ違いはどんなところにあるのでしょうか。違いを分かりやすく見ていきましょう。
価格 | 画面サイズ | 測位精度 | 地図のアップデート | 電波 | 付属機能 | 車両情報 | 充電 | |
スマホのカーナビアプリ | 無料もしくは数百円程度 | 小さく見づらい | あまり高くない | 無料で可能 | 電波(LTE、Wi-Fi)がないと使えない | あまりない | 連携は少ない | 充電が切れる心配あり |
据え置き型カーナビ | 7~8万円はかかる | 大きく見やすい | 高い | 有料 | 基本どこでも使用ができる | 多彩 | 特に純正ナビは連携が豊富 (平均燃費や瞬間燃費など) | 充電が切れる心配なし |
などが違いになります。
それぞれ特徴があるので、下記にあるメリット、デメリットにて詳しく説明していきたいと思います。
主なおすすめスマホのカーナビアプリ7選
地図アプリといえば、GoogleMAPが先駆けで使用している人も多いと思いますが、GoogleMAP以外にも多くの会社が参入しているのです。
ここではお馴染みの地図アプリから新規参入した大手企業開発のものまで、おすすめのスマホカーナビアプリ7選を紹介します。
使いやすさは十人十色、是非自分に使いやすいカーナビアプリを見つけてください。
Yahoo!カーナビ(無料)
引用:Apple App
ご存じYahoo!が提供しているカーナビアプリです。
ダウンロード数No,1を誇ることからも分かる通り、状況がわかりにくい一般道路でも立体的に表示してくれたり、細かい矢印などを配置してくれるので「とても見やすい」と評判なアプリです。
また、自動車を降りた位置をマップ上に保存することができるので、駐車場でどこに停めたか分からなくなるような事態も防ぐことができるでしょう。
別売りの「ハンドルリモコン」を付ければ、運転中であってもハンドルから手を放さずに操作が可能です。
引用:Apple App
カーナビタイム(2か月無料、3か月目から月額550円)
引用:GooglePlay
TCCMでもお馴染みの「NAVITIME」が運営しているカーナビアプリです。
2か月無料でその後は有料550円/月かかるものの、ドライブレコーダーとしても利用できるので、万が一事故が起きてしまった時も、録画してくれているため安心です。
ドライブレコーダーを設置していない車に乗っている方には月550円払い価値があるのではないでしょうか。
また、渋滞情報を随時確認できるため、本当に急いでいる時に最短ルートを検索しやすのも嬉しいところです。
方面看板や、レーンの情報なども細かい3Dのイラストで表示してくれるところも見やすいと人気です。
auカーナビ(初月無料、翌月以降月額500円)
引用:GooglePlay
例え電波のない圏外エリアであっても、もしくはデータ通信量が上限を超え低速になっていても、事前にダウンロードさえしておけば、音声案内を含めたナビが動いてくれるので、山奥や地下などでも順調に動いてくれます。
また、高価なカーナビにあるような、自動で道を覚える学習機能が搭載されているので、走りなれた馴染みの道を優先して案内してくれます。そのため、特に都心などで変な細い道路に連れて行かれ一通地獄に陥るなんて心配も無用です。
他にも、ガソリン消費の少ないECOルート、景観の良さを重視したルート、とにかく早く着く最短ルートなど8種類のルート検索ができるので、自分の好きなタイプのルートを容易に選ぶことができます。
更に、軽自動車、普通車、中型車、大型車、特大車に考慮した高速道路料金/有料道路料金表示、音声で地図の操作、スポット検索、自宅までのルート案内開始など多くの操作が可能な「ボイスコントロール」機能など多機能さが売りです。
※auユーザーはもちろんそうではない人でも、auID(無料)を取得すれば利用可能です。
引用:GooglePlay
Google map(無料)
引用:GooglePlay
地図アプリトップシェアを誇っているだけあって、日ごろGoogle mapを使っている人は特に直感的に見ることができ、見やすいと感じるカーナビアプリです。
口コミデータなど最も多くのデータを蓄積しているだけあって、ビックデータを使って渋滞情報や店舗情報など情報の多彩さが魅力となっています。
また、Googleログインすれば、お気に入りの場所や行きたい場所を保存してリストにすることもできるので、事前に旅の計画などを立てることも容易ですし、途中の経由地設定も可能なので、思い付きで寄り道なども思いのまま行うことができるでしょう。
引用:GooglePlay
MAPLUS+(無料)
引用:Apple App
宮野真守さん、花澤香菜さん、上坂すみれさん、釘宮理恵さん、徳井青空さんをはじめとした人気声優陣が声を担当しており、「ズバリ、斜め右方向ですわ」「ポヨポヨでカキーンって感じのルートを見つけたよ!」などアニメキャラクターがナビをしてくれます。
アニメファンはもちろんのこと、人とは違う一風変わったカーナビアプリを使用したい人におすすめです。
また、案内表示板や、ボタン、背景などをアニメの世界観に合わせたデザインにカスタマイズ可能なので、ご自身の好みに合わせた地図を表示できます。
他のカーナビアプリに比べて、約3割増しで話すので、眠くならないというメリットもあります。
引用:Apple App
PSRナビ(無料)
引用:Apple App
損保ジャパン日本興亜が提供するカーナビアプリで、そのため衝撃を検知して自動で緊急連絡先を表示したり、事故多発地点手前でアラートを出してくれたりなど保険会社ならではといえる安全サポート機能が多彩といえます。
上記のカーナビタイムのデータベースを使っており、交差点での3D拡大図や走行レーン案内や、渋滞情報やオービス通知、さらには正確な到着時刻予測まで確認することが無料でできます。
また、過去の自動車事故データをもとに、加速や減速の安定性、ハンドリング、ふらつきなどをの運転操作に対し、運転傾向を診断できる機能も。細かいアドバイスなどを記載したレポートを作成してくれるので、運転技術向上にも役立つことでしょう。
損保ジャパン日本興亜の保険加入者でないと使えない限定機能も一部ありますが、無料部分だけでも十分に使えるスマホカーナビアプリといえます。
引用:Apple App
カーナビアプリのメリット・デメリット
カーナビアプリはどんなメリットがあって、デメリットがあるのでしょうか。
ついついメリットばかり見がちですが、デメリットも知ることで本当に良いものかどうか判断できるものです。
カーナビアプリのメリット
- 無料もしくは少額で利用ができる
カーナビアプリの最大のメリットといえば、やはり多くのアプリが無料(もしくは有料でも数百程度)で利用ができることでしょう。
据え置き型のカーナビは安くても7~8万円はするものなので、無料というのはかなり大きいですよね。
- 持ち運びができるので車以外でも使える
スマホやタブレットにアプリをダウンロードさせて利用するため、自動車だけでなく、歩きや自転車などでもすぐに利用可能です。
例えば、駐車場に車を停めて、そこから目的地であるお店までの細かい道もナビしてもらうとか、サイクリングを楽しむときも自転車に装着して使うなど、さまざまな利用法で使うことができます。
- 常に最新版にアップデートが可能
据え置き型のカーナビの場合、新しい道や建物などが対応していなくて、(ナビ上では)海の中を走っているなんてことが起きた方はいませんか?
アップデートをするためには、(メーカーにより値段は異なりますが)1~2万円はかかるものですが、スマホアプリならアップデートは自動で行ってくれるので、(通信費だけで)常に最新版になっています。
- 使いづらかったらすぐに他に変えることができる
据え置き型でもメーカーにより道や看板の表示方法は異なっており、見やすさは人それぞれですが、決して安いものではないので簡単に買い替えることはできません。
しかし、スマホアプリなら無料(もしくは少額)なので、使いづらかったら他のものにすぐ変えることができます。
- 事前に設定をしておくことができる
車に乗る前から、事前に目的地設定や道の確認などを行うことができるので、前もって予定を考えることも簡単に行うことができます。
例えば、時間を見て有料道路にするか一般道路にするか、途中でどこでご飯を食べようかなど予定を立てやすいですね。
- マルチデバイスに対応できる
スマホやタブレットなど異なる端末でも同じようにアプリを利用できるので、家族や友人などとデータの共有もしやすいです。
カーナビアプリのデメリット
- 測位精度が劣る
据え置き型では、測位はGPSだけでなく、ジャイロセンサーも搭載しているためかなり精度は高いですが、スマホカーナビアプリはGPSのみでナビしているため、高速道路を走っていても下の一般道を走っていると判断してしまう場合もあるなど細かい誤差が出やすいです。
- 運転中見づらい(収納ができない)
運転中のスマホ見は禁止なため、運転中に道の確認などがしづらいです。
見やすくするためには、エアコン口などに設置する別売りのホルダーなどを用意する必要があります。
また、据え置き型であれば、サブモニターではDVDを流して子どもが見るなんて使い方もできますが、スマホやタブレットはカーナビとして使用中は他には使うことができません。
- データ通信量がかかる
ナビで案内するためには、データ通信が必要となるので、そこまで大容量のデータを食うわけではありませんが、使い過ぎていると契約データ容量をオーバーして低速になってしまう懸念があります。(低速になるとほぼ使用できません。)
なかには、自動で公衆Wi-Fiに接続できるものもありますが、かなりのヘビーユーザーは格安SIMやモバイルWi-Fiを使用してナビ専用データが必要になるでしょう。
- バッテリー切れが心配
データ通信以上に心配になるのがバッテリー切れです。
当然ですが、充電が切れてしまうともちろんナビも使用できなくなります。
車内ならシガーソケットに接続する充電器やモバイルバッテリーは必須といえます。
- 電波のないところでは使用できない
例えば、トンネル内、地下の駐車場などスマホがつながらない電波がないところではナビも起動しません。
据え置き型はたとえ電波の無いところでもそのままナビは動くようにできていますが、今のところ電波のないところではスマホナビは使えません。
- 画面が小さい
スマホだけでなくタブレットでもアプリをダウンロードして、LTEやWi-Fiなどの電波があれば使用できますが、なかなかタブレットサイズを車載で置くのは大変ですし、スマホサイズの場合、どうしても画面が小さいため見づらいです。
瞬時に右か斜め右かなど細かい判断が必要な時はじっくり見てしまうと危ないので不向きといえます。
まとめ
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。