スマートフォンは年々便利になる一方で、やはり本格的に作業したい場合はパソコンには敵わないというのが実情です。
ただ、多少作業性は落ちても、スマートフォンでどこでも気軽に作業したいというニーズがあるのは事実です。
そのような中で、Smartisanのスマートフォンはパソコンをも凌駕する高機能スマートフォンとなっています。
では、具体的にどのようなスマートフォンを提供しているのでしょうか?
ここでは、Smartisanのスマートフォンについて解説します。
Smartisanとはどんな会社?
引用:Smartisan
Smartisanは、正式名称はスマーティザンテクノロジー(Smartisan Technology)という会社です。
中国の北京に本社を置いており、主に通信機器やソフトウェアを提供するメーカーとなります。
2012年5月に羅永浩によって設立されており、主要事業はスマートフォンの開発・販売です。
ハードウェア製品としてスマートフォンのT1,U1の開発や販売を行っていて、ソフトウェア製品は主にAndroidベースのオリジナルOSである、Smartisan OSを開発しています。
クラウドサービスでは、、スマイルクラウドの開発を行っているのが特徴です。
自社でOSまで開発しているのは、強みですよね。
社名のSmartisanとは、Smartphone(スマートフォン)とArtisa(匠)からできた造語となり、スマートフォン時代の匠を意味しています。
そのコンセプト通り、非常に個性的なスマートフォンが多いのが特徴です。
特におすすめのスマートフォンはJianGuo R2!
引用:Smartisan
Smartisanは、日本ではあまり知名度が高いとは言えませんが、非常に個性的な機種が多く、注目を集める存在です。
機種数自体も決して多くない中で、とくにおすすめはJianGuo R2となります。
JianGuo R2の具体的なスペックは以下となります。
基本スペック
JianGuo R2の基本スペックを紹介すると、CPUはオクタコアで動作周波数が最大2.84GHzとなります。
高度な処理にも対応できるスペックであると言えますね。
ディスプレイには、リフレッシュレートが最大90Hzとなる、約6.67インチFHD+(1080×2340)AMOLEDを採用しています。
大型ディスプレイとなるので、各種作業にも使いやすいですし、発色がしっかりしているのでクリエイティブな作業や動画の視聴にも最適です。
カメラはリアに光学式手ブレ補正(OIS)に対応した、メインの約1億800万画素CMOSイメージセンサが搭載されています。
また、超広角レンズの約1,300万画素CMOSイメージセンサーや、光学式手ブレ補正(OIS)に対応している望遠レンズの約800万画素CMOSイメージセンサー、さらにマクロレンズの約500万画素CMOSイメージセンサーで構成されるクアッドカメラが印象的です。
さらに、フロントにも約2,000万画素CMOSイメージセンサーがあるので、自撮りにも最適です。
5Gにも対応しており、スタンドアローン構成とノンスタンドアローン構成の両方に対応した、デュアルモード5Gとなっており、拡張性の高さがあります。
SIMカードはデュアルSIM方式で、サイズはNano SIMサイズとなっていますので、複数の回線を使い分けて運用することも容易です。
Bluetooth 5.1とWi-Fiも当然対応していたりと、単純にスマートフォンの機能として見ても優れた機種と言えます。
独自OSならではの個性がある
Smartisan全体の特徴となりますが、ユーザーインターフェースが個性的であるという点が特徴となります。
最近のスマートフォンでは、簡素化して少ない色数でアイコンを表すケースが大半です。
これ自体は直感的で美しいわけですが、最近にではGoogleやFacebookなど一部アプリでアイコンを変更しており、色数を増やしたものが増えつつあります。
ただ、逆に見にくくなったと不評となっているのが実情です。
Smartisanのユーザーインターフェースは、あえてその流れに逆行して、よりシンプルで直感的にどのアプリであるかがわかりやすいものを採用しています。
そして、アイコンへの演出も特徴の一つです。
時間が経つと、表情が変化する演出を施しているのです。
これは、光を感知してアプリアイコンに影をつけて、光の当たる方向に対してアプリアイコンはその反対側に影をつけています。
まるでアイコンが目の前にあってそれが影になるような、とてもユニークな演出です。
実際の操作感などには全く影響がありませんが、心憎い演出といえます。
ドッキングステーションに接続すればパソコンとしても利用可能!
引用:Smartisan
JianGuo R2の最大の特徴として、ドッキングステーションが用意されている点があります。
JianGuo R2自体がハイスペックなスマートフォンですが、ドッキングステーションによってスタンド代わりになり、またキーボードが付属していて入力操作やタッチパッドでの操作もできるのです。
ディスプレイとそれにマグネットでワンタッチ接続できるドッキングステーションとなるTNT goに接続すれば、Surfaceと瓜二つの見た目となります。
もちろん、見た目だけでなく操作性もSurfaceと近く、また外付けディスプレイによって大画面で作業できる点も評価できます。
TNT goは12インチで2160x1440ピクセルのディスプレイを採用しており、また単体で10,160mAhのバッテリーを搭載しているので、スマートフォンのバッテリーが接続することによって更に消費するという心配は不要です。
TNT goでは、有線接続版と無線接続版があるので、無線接続によってより自由度の高い利用が可能です。
単純にデュアルディスプレイ環境としても利用可能で、外出先だけでなくオフィスでも自宅でも活躍しそうですね。
グローバル展開が待たれる!
JianGuo R2は、2021年1月現在ではまだ中国国内での販売となっています。
ただ、この利便性の高さとTNT goとの相性の良さがあるので、ぜひ日本でも展開してほしいですね。
ちなみに、TNT goはサムスンやファーウェイでも利用可能となっているので、お手持ちのスマートフォンのドッキングステーションとして活用するのも良いでしょう。