- iPhoneの省データモードってなに?
- データ容量を節約できるの?
このように思っている人は多いでしょう。
省データモードは便利な機能ですが、その存在はあまり知られていません。しかし有効に活用すれば、通信制限やデータ不足の問題解決に役立ちます。
そこで本記事では以下の点を解説します。
- iPhoneの省データモードとは何か?
- 設定・解除の方法
- 省データモードを使うとどんなよいことがあるのか?
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
iPhoneの省データモード
iPhoneの省データモードは、iOS13にて追加された新しい機能です。
有効にすると、Wi-Fiとモバイル通信、それぞれのデータ通信量を節約できます。
具体的な機能は以下のとおりです。
- 大量のデータ通信が発生した場合アラートメッセージを発する
- 動画コンテンツの画質を自動的に落とす
- その他何らかの問題があると判断した場合、データ通信量をおさえる
ネットサーフィンをしていると、知らないうちに大量のデータ通信量を消費します。
極端なケースで言えば、「Wi-Fiに接続していると思い込んでいたが、4G回線のままだった」といったこともあるでしょう。
しかし省データモードがあれば、不要なデータ通信量の増加をおさえることが可能。
特に「うっかりミス」を防げるのは、大きなメリットだといえるでしょう。
iPhoneの省データモードを設定する方法
省データモードを設定する方法は以下のとおりです。
- 設定を開く
- モバイル通信をタップする
- 「通信のオプション」を選択する
- 「省データモード」を選択し、ONに設定する
iPhoneの省データモードは、デフォルトではOFFになっています。つまり利用する場合は、
上記の方法で意図的にONにしなければいけません。
解除する方法
省データモードを解除するには、上記の手順と変わりません。
設定を開く▶︎モバイル通信をタップする▶︎「通信のオプション」を選択する▶︎OFFにする、という流れです。
後述するように省データモードをが邪魔になることもあります。必要であれば解除しましょう。
省データモードを使うと何がいいの?
先ほどもすこし触れましたが、省データーモードを使った場合、以下のメリットが期待できます。
- 無駄なデータ通信量の発生を予防できる
- データ通信の直前、アラートメッセージが飛ぶので、それに基づいた判断ができる
- 「うっかり」大量のデータ通信量を使わずに済む
- 通信制限がかかりづらくなる
- 通信制限によるデータ通信量の追加購入など、余計な出費を避けられる
このように省データモードを使えば、色々なメリットを得られます。
データ通信量が気になる人はぜひ一度活用してみましょう。
デメリットもあるので注意
一方で省データモードには以下のデメリットがあります。
- 勝手に動画の画質を下げられる
- あまり必要ではないタイミングでデータ通信量の多さに関するアラートメッセージが現れる
- 全体的に動作が遅くなる場合もある
省データとは、要するにデータ通信の速度を意図的に落とすこと。つまり画質が落ちたり、動作が遅くなったりするケースはあります。
またアラートメッセージがうっとうしく感じられる場合もあるでしょう。
上述したように省データモードは、自分で解除することも可能です。使い勝手が悪いならOFFにしてしまいましょう。
省データモードを使うレベルならプラン変更・乗り換え検討を
もし省データモードの使用を検討するくらいデータ容量が苦しいなら、プランを変えるのもよいでしょう。
ほとんどのキャリアや格安SIMでは、「月⚪︎GB」までとプラン上で規定があるはず。
つまり上位プランに切り替えてデータ通信量上限を増やせば、省データモードを使う必要もなくなります。
またプラン変更だけではなく、乗り換えや機種変更を実施するのもよいでしょう。
そうすることで、プランと端末料金が同時に安くなったり、あるいは特別なキャッシュバックが発生したりします。
2021年以降は違約金も発生しなくなったため、乗り換えするのも自由自在です。
【注意】機種変更や乗り換えはオンラインショップでやるように!
ただし機種変更や乗り換えは、オンラインショップで実施するようにしましょう。なぜなら以下のようなメリットがあるからです。
まず多くの場合で、端末料金が安くなります。極端な例で言えば、20,000円から30,000円程度割引される場合も。
さらに実店舗では発生しうる事務手数料3,300円(税込)も、オンラインショップならほぼ確実に免除されます。
そのほかプランの利用料金が安くなったり、ポイント還元があったり、とにかくメリットがたくさんあります。
おそらくコロナ禍で実店舗が混雑するのを避けたいというキャリアと格安SIM会社の思惑があるのでしょう。
ぜひ一度、オンラインショップをのぞいてみるのをおすすめします。
iPhoneの省データモードに関するよくある質問
本記事ではiPhoneの省データモードに関して解説しました。最後によくある質問に対して回答します。
- 省データモードが解除できないときは?
- Wi-Fiデザリングしながら省データモードを利用する方法は?
- 省してもデータ通信量が足りない場合はどうすればよい?
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
省データモードが解除できないときは?
省データモードを解除できないなら、ほぼ確実にiPhone側に問題があります。
iOSをアップデートしたり、端末を再起動したりすれば、基本的にはすぐ改善されるでしょう。
省データモードを使いつつ、Wi-Fiデザリングする方法は?
Wi-Fiデザリングを使用する場合でも、省データモードは併用できます。方法は以下のとおりです。
- 設定を開く
- Wi-Fiを開く
- 省データモードを使いたいネットワークの(i)マークをタップする
- 「省データモード」をONにする
これでWi-Fiデザリングに対して省データモードが機能するようになりました。
Wi-Fiに対しても、月々のデータ通信量が制限されていたり、短期間での大量通信が制限対象だったりします。
しかし省データモードとを利用することで、こういった制限から距離を置き、快適にネットワーク通信が楽しめるようになります。
デザリング使用時も同モードの活用を検討しましょう。
省データしてもデータ通信量が足りない場合はどうすればよい?
省データモードを使ってもまだデータ通信量が足りない場合もあります。
特に最近のインターネットコンテンツやオンラインゲームは通信量の消費が激しく、ありがちな問題だといえるでしょう。
この場合は先ほども述べたように、利用プランを上位のものに切り替えるなどの工夫が必要です。
またその際機種変更や乗り換えもセットでおこなうと、端末料金も利用プランの料金もダブルで安くなる可能性があります。
さらにオンラインショップなら、端末料金が20,000〜30,000円ほど安くなる可能性も。
詳しい情報はオンラインショップをチェックして確認しましょう。
まとめ
本記事ではiPhoneの省データモードに関して解説しました。
同モードを利用すれば、無駄なデータ通信の大部分を防げます。
しかし省データモードを使わなければいけない状態にあるなら、そもそもプランが合っていないかもしれません。
これを機にプラン変更や乗り換えを検討するのがおすすめです。
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