Appleプロダクトには、iPhoneとよく似た「iPod touch」というものがあります。
Apple公式サイトなどで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
iPod touchとiPhoneについては、
- 「それぞれでどんな違いがあるの?」
- 「iPod touchでは何ができるのか?」
- 「iPhoneじゃなく、iPod touchだけでも大丈夫か?」
といった疑問の声が寄せられます。
iPod touchは少し地味な存在なので、こういった点にピンとこない人が多い様子です。
本記事では両者の違いについて詳しく解説しているので、参考にしてください。
iPod touchとiPhoneの違いを一覧で確認!
一つひとつ違いを解説していては時間がかかるので、iPod touchとiPhoneの違いを一覧表にしました。
ただし、iOSアップデートやプロダクトの追加によって、多少変動する可能性もあるので注意してください。
iPhone | iPod touch | |
電話 | ○ | × |
SMS | ○ | × |
キャリアメール | ○ | × |
Wi-Fi | ○ | ○ |
iCloud | ○ | ○ |
GPS | ○ | 条件を満たせば○ |
パソコンのメール | ○ | ○ |
指紋認証 | ○ | × |
電子マネー | ○ | × |
Apple Watch連携 | ○ | × |
防水機能 | ○ | × |
SIMカード | 使用する | 使用しない |
ケース | おなじみの箱 | 透明なケース |
サイレントスイッチ | ○ | × |
価格(現行品・参考) | 82,280円〜 | 23,980円〜 |
というように、一言で言えばiPhoneのほうがいろんなことをできる、という違いがあります。
そして値段の違いからもわかるとおり、「iPod touchはiPhoneに対抗するものでなく、廉価版的な位置付けにある」と言えます。
iPhoneとiPod touch、何が違う?
もう少し、iPhoneとiPod touchの違いについて分析してみましょう。
特に以下のような違いは、たいへん重要な部分です。
違い①iPhoneは電話ができる
もっとも大きな違いとして、iPhoneでは電話ができ、iPod touchではできません。
iPod touchは、携帯電話ではないから、電話機能がないのです。
ただしiPod touchでも、
- Skype
- LINE
- ChatWork
などを利用して、電話番号なしで通話することは可能です。
違い②iPhoneは単独でネットにつながる
iPhoneなら、SIMカードさえまともなら単独でネットにつながります。
しかしiPod touchは、単独でネットにはつながりません。
これは両者における、もっとも大きな違いのひとつだと言えるでしょう。
ただしiPod touchでも、Wi-Fiルーターなどがあればネットに繋ぐことは可能です。
違い③iPhoneにはGPS機能がある
GPS機能が入っているiPhoneと違い、iPod touchにはそれがありません。
iPhoneは人工衛星と通信して自分の位置を割り出しますが、iPod touchは人工衛星と関わらないわけです。
GPS機能がないことで、やや不便を感じる場面もあるかもしれませんね。
違い④iPhoneにはSMSがある
iPhoneにはSMSがありますが、iPod touchにはありません。
なぜこういった違いが生まれるかというと、「iPod touchには電話番号が割り振られていないから」。
SMS自体は(原則として)電話番号を使ってメッセージする機能なので、iPod touchでSMSが使えるはずないのです。
違い⑤iPhoneには指紋認証がある
多くのiPhoneファミリーには、指紋認証があります。
しかしiPod touchには指紋認証がありません。
これも、非常に大きな違いだと言えるでしょう。
違い⑥iPhoneにはSIMカードがある
SIMカードのあるなしも、大きな違いだと言えます。
iPod touchは一つで独立している機械なので、SIMカードは必要ではありません。
違い⑦iPod touchには維持費がかからない
iPod touchは、iPhoneと違い、利用料金などの手数料はかかりません。
なぜならiPhone touchは、いわゆる携帯電話ではないからです。
パソコンを購入したからといって、月々の利用料金は発生したりしませんよね。
iPod touchを購入することも、同様です。
一度本体を購入すれば、ずっと無料で使えます。
違い⑧iPod touchは軽量で、持ちやすい
iPod touchは、iPhoneより軽量で薄く作られています。
というよりもiPhoneよりは機能が縮小されているという違いがあるので、必然的に小さくなるわけです。
iPod touchでもできることと、活用方法
(引用:Apple)
iPod touchはときどき「使い道がない」と言われたりします。
たしかにiPhoneと比較すれば、機能面で違いがあり、活用方法を見出しづらいかもしれません。
しかしiPod touchがあれば、以下のようなこともできるようになります。
- iPhoneとiPod touchの2台持ちで役割を分ける
- ネットに繋がらない状態で子供のおもちゃとして与える
- ミュージックプレイヤーとしての役割を担当する
- ソシャゲなどのサブアカウントを利用する
- 誰にもみられない秘密の端末として利用するetc...
これだけのことができるのに、iPod touchの価格は高くても30,000円程度という安値。
下手なiPhone2台を持つよりも、かなり合理的だと言えるでしょう。
というかiPhone2台あっても役割が被るので、片一方はiPod touchで十分なはずです。
(そもそもそれを想定したようなコンセプトになっているとも言えます)
まとめ:iPod touchとiPhoneには大きな違いがある
(引用:Apple)
iPod touchとiPhoneは、形こそ似ていますが非常に大きな違いがあります。
まずiPod touchでは、
- 電話機能がない
- 単独でインターネットにはつながらない
- GPS機能がない
といった部分があります。
だから、iPod touchを携帯電話として使い続けるのは、無理のある話だと言えるわけですね。
ただし2台持ちのうち一台をiPod touchにするなら、たいへん便利なはずです。
iPhoneだけではなく、一度iPod touchも試してみましょう。