- テレワークがはじまり、電話会議の議事録を残すので、通話を録音したい。
- 孫との会話を思い出として残しておきたい。
- (ショップなどで)クレーム内容をしっかり把握するために、録音を記録しておきたい。
- 美容院やクリニックなどの予約電話を忘れないように残しておきたい。
- (振り込め詐欺かもしれない)不明な電話をしっかり音声を残しておきたい。
など、意外と通話を録音したい機会は少なくないのですが、iPhoneでは通常、通話を録音できないのです。
ここでは、iPhoneで通話を録音する方法をお伝えいたします。
Androidではできるけど、iPhoneでは通話の録音はできない!?
Androidでは、通常の「電話アプリ」のみでも通話録音が可能なため、AndroidからiPhoneに機種変更をした方は、iPhoneでは通話録音ができないことに戸惑った方も少なくないのではないでしょうか。
iPhoneの母国であるアメリカでは、そもそも通話の録音が法律で禁止されている州が多く、他国でも禁止されている国が少なくないため、世界的に販売されているiPhoneでは原則、通話の録音ができないようになっています。
しかし、日本では、当事者による通話の録音は法律的に認められているため、通話録音は問題なく行ってよい行為です。
ボイスメモアプリでは録音できません
iPhoneには「ボイスメモ」アプリが標準搭載されており、録音をするアプリのため、このアプリを使えば…と思うところですが、ボイスメモアプリでは、通話中の自分の声だけは録音できますが、相手の声は録音できないのです。
相手の声が録音できないのであれば、あまり意味がありませんね。
iPhoneで通話を録音する方法
iPhoneで通話を録音する方法として、
- スピーカーにしてICレコーダーやパソコンのボイスレコーダーに録音する
- 専用ガシェットを購入する
- 通話録音アプリを使用する(あまりおすすめできません。)
- ※法人のみ 各キャリアの通話録音サービス等を利用する
- Androidスマホを通話専用として持つ
の5点を挙げたいと思います。
スピーカーにしてICレコーダーやパソコンのボイスレコーダーに録音する
iPhoneをスピーカーモードにして、隣にボイスレコーダーを置く、もしくは(マイク機能のある)パソコンのボイスレコーダーを起動されるという方法があります。
最新ガシェットのiPhoneを使っているのに、まるで昭和の時代の、テープレコーダーをテレビの前に置いて、音楽を録音するような方法で、あまりにもアナログな方法ですが、もっとも単純ながら簡単なiPhone通話の録音方法といえます。
周囲の音が多少入っても問題ない場合は、簡単でおすすめですね。
スマホ通話レコーダー を購入する
10,000円前後初期投資が必要になりますが、最も簡単なiPhoneでの通話録音方法でおすすめしたいのが、スマホ通話レコーダーを購入する方法です。
スマホ通話レコーダーは、bluetooth接続でiPhoneとワイヤレスで繋ぎ、ボタン一つで通話録音ができるガシェットになります。
その場で再生できるだけでなく、USB接続でパソコンと接続でき、バックアップ・保存も簡単な点もポイントです。
Amazon価格:15,400円
※価格は2021年10月5日現在のものです。
通話録音アプリを使用する(あまりおすすめできません。)
App Storeで「通話録音」などと検索すると、多くのサードパーティ製通話録音アプリが出てきます。
これらは名の通り、通話を録音するアプリで、通話中に通話録音アプリも立ち上げて、録音するだけなので簡単で良いのですが、あまり推奨はできません。
というのも、口コミ評価を見ても、「上手く録音できなかった」という声も少なくなく、なかには有料アプリであっても、上手くいかないなんて声もあり…。
やはり、iPhoneはもともと録音をしない前提で作られているため、アプリでは上手くいかないことを覚悟したほうがよいかもしれません。
ただ、無料のアプリであれば、簡単なので試してみる価値はありますね。
(※なんでもドコモ回線のiPhoneでは特に上手くいかないことが多いようです。)
※法人のみ 各キャリアの通話録音サービス等を利用する
こちらは、法人向けのサービスで個人のユーザーは使用できませんが、各キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)では、有料で法人向け通話録音サービスを提供しています。
- NTTドコモ=通話録音サービス
- au=通話録音機能
- ソフトバンク=通話録音サービス
- 楽天モバイル=モバイル通話録音サービス
電話番号に「050」を付与しなければならないところと、そのままのところがあるなど、各キャリアで多少システムが異なるものの、通話すべてを音声サーバーに残し、サーバー経由でいつでも聞けるサービスとなっています。
そもそも法人のみしか使えないことと、料金も決して安くはない(例:ドコモ:通話録音サービス(月額550円/ID))ため、企業のお問い合わせセンターの録音など、ある程度規模の大きい法人向けといえるでしょう。
各キャリア以外でも、録音だけでなくテキスト化もできる「シンカの通話録音クラウドシステム」や、オフィスにフリーコールの番号を導入したり、音声応答電話を導入することができる「ネオ・コールマスター」など、さまざまな企業が「通話録音サービス」を展開しています。
Androidスマホを通話専用として持つ
最後に奥の手的な方法になりますが、通話録音ができるAndroid(AndroidOS9.0以降)を通話専用のセカンドスマホとして持つ方法もあります。
Android9.0以降のAndroidスマホであれば良いので、中古スマホでは10,000円を切る端末も多く、また、auのpovoや格安SIMなど月額数百円程度で済む事業者も多いので、通話を録音する機会が多い人は、セカンドスマホを持つのもひとつの手だと思います。
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。