新型コロナウイルスの影響もあって、なかなか販売発表が遅れていたと言われていたiPhone SE(第2世代)がとうとう2020年4月16日に発表となりました。
iPhone SE(第2世代)の発売日は、SIMフリー版(Apple Store)は、4月17日予約開始、4月24日に発売予定。ドコモ、au、ソフトバンク版は、いずれも4月20日に予約を開始し、4月27日発売予定となっています。
(SIMフリー版は)4月16日に発表され、即翌日(17日)の17時から予約開始と異例の早さとなりました。
2020年4月19日に各キャリアから以下の発表がありました。
他人との接触を8割削減させるという日本政府の基本方針を踏まえた総務省からの感染拡大防止に関わる取り組み強化の要請を受けて、発売日を2020年4月27日から2020年5月11日に変更します。
iPhone 8やiPhone SE(第1世代)を使用していて、4インチ台の小型ディスプレイのiPhoneを心待ちにしていた人にとっては待望の発売ではないでしょうか。
ここでは、iPhone SE(第2世代)と他のiPhoneのスペック比較、実際より安く買う方法はどうすれば良いかなどを解説していきたいと思います。
iPhone スペック比較
まず、iPhone SE(第2世代)のスペックを分かりやすく見るために、iPhone SE(第2世代)と、iPhone最新スペックであるiPhone 11、小型iPhoneのワンモデル前であるiPhone 8、そしてiPhone SE(第1世代)の4機種のスペックを比較しながら見ていきましょう。
※iPhone SE(第2世代)
※iPhone 11
※iPhone 8
引用:Qoo10
※iPhone SE(第1世代)
機種名 | iPhone SE(第2世代) | iPhone 11 | iPhone 8 | iPhone SE(第1世代) |
サイズ | 4.7インチ 縦幅: 138.4mm、横幅: 67.3mm、厚さ: 7.3mm、重さ: 148g | 6.1インチ 縦幅: 150.9mm、横幅: 75.7mm、厚さ: 8.3mm、重さ: 194g | 4.7インチ 縦幅: 138.4mm、横幅: 67.3mm、厚さ: 7.3mm、重さ: 148g | 4.7インチ 縦幅: 123.8mm、横幅: 58.6mm、厚さ: 7.6mm、重さ: 113g |
プロセッサー | A13 Bionic | A13 Bionic | A11 Bionic | A7 Bionic |
カメラ | 1200万画素(1眼)※インカメラは700万画素 | 1200万画素(2眼)※インカメラは1200万画素 | 1200万画素(1眼)※インカメラは700万画素 | 1200万画素(1眼)※インカメラは120万画素 |
ホームボタン | あり | なし | あり | あり |
イヤホンジャック | なし | なし | なし | あり |
カラーバリエーション | ホワイト、ブラック、(PRODUCT) RED(3色展開) | ホワイト、ブラック、(PRODUCT) RED、イエロー、グリーン、パープル(6色展開) | シルバー、ゴールド、スペースグレイ、(PRODUCT) RED(4色展開) | シルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールド(4色展開) |
価格 (Apple Store SIMフリー版) | 44800円(64GB) | 80784円(64GB) | 78800円(64GB) | 39800円(32GB) |
このようにiPhone SE(第2世代)のサイズは、iPhone 8とまったく一緒で、見た目ではiPhone SE(第2世代)とiPhone 8の違いは分かりません。
しかし、頭脳がまったく違います。iPhone SE(第2世代)に搭載されているプロセッサーはA13 BionicとiPhone 11と同等レベル、プロセッサーが最新なので処理能力がかなり向上しています。
また、iPhone X以降廃止になっていたホームボタンも復活、ホームボタン派は多かっただけに朗報と言えるでしょう。
つまり、『体はiPhone 8、しかし頭脳はiPhone 11』というわけです。
これで、価格は4万円台と廉価版と位置付けられているiPhone SE(第1世代)を踏襲しています。しかし、機能面を見ると。iPhone SE(第2世代)は廉価版とは言えない高性能といえるでしょう。
iPhone SE(第2世代)の特徴
iPhone SE(第2世代)は、どんな特徴が挙げられるのでしょうか。
A13 Bionicプロセッサー搭載
現状最高スペックのiPhone 11Proと同じチップであるA13 Bionicプロセッサを積んでいるため、アプリの起動、ゲーム、動画などあらゆることはサクサク動きます。
現在のところ、A13 Bionicはスマホのなかで最高クオリティチップ。今まで味わったことのない速さを体感しましょう。
ポートレートモード撮影で芸術的な撮影も
A13 Bionicプロセッサ搭載していることを最大限に活かしたカメラ性能。
背景をぼかした写真を撮ることができる機能である「ポートレートモード」を使えば、一眼レフカメラのような芸術的な撮影もできるようになります。
また、ポートレートモードは自撮り撮影でも、被写体をより美しく撮影する手助けをしてくれることでしょう。
4Kビデオ撮影も可能な高解像度
フルHDの4倍もの精巧さを誇る4Kの高画質撮影も可能で、ホームボタンが復活したことで、1回押すと静止画のシャッター、長押しすると動画撮影と、iPhoneならではの直感的操作が可能になっています。
充電忘れでも安心!ロングバッテリー搭載
フル充電で動画を最大13時間再生可能なロングバッテリーを搭載、万が一の充電忘れでも数日は(使用状況により)使えるほどです。
また、別売りの高速充電アダプタを使用すれば、ゼロからの状態からでも、わずか30分で50%まで充電ができるスピーディーさがあります。
デュアルSIMで1台のスマホで使い分け
2枚のSIMカードを入れることができるデュアルSIM対応になっているので、例えば仕事用とプライベート用で1台のスマホで電話番号を2つ持つ、通話し放題プランのキャリアと、データが安い格安SIMの両方を1台のスマホで使う分けるなど、用途に合わせてさまざまな使い方ができます。
1台でAir Podsなどが共有できる
iPhone SE(第2世代)1台で、Air podsやBeatsのヘッドホンなどが2つペアリング可能。友だちとスマホ1台でも同じ音楽を共有することができます。
Wi-FiもLTEをスピードアップ
Wi-Fiは、「Wi-Fi6」に、LTEは「ギガビット級LTE」にそれぞれ対応、ダウンロードなど4Gとしては最大級に早く行うことができます。
iPhone SE(第2世代)の価格は?
安さと機能を兼ね備えているといえる「iPhone SE(第2世代)」。
現状で、iPhone SE(第2世代)が日本で購入できるところは
- Apple Store(SIMフリー版)
- NTTドコモ
- au
- ソフトバンク
となっています。それぞれ各社のiPhone SE(第2世代)はいくらで販売されるのでしょうか?まずは、各社の価格を見てみましょう。
SIMフリー版(Apple Store)
引用:Apple Store
4月17日21:00~予約開始、4月24日販売開始
64GBモデル:49,280円(税込)
128GBモデル:54,780円(税込)
256GBモデル:66,880円(税込)
Apple Storeで購入できるSIMフリーモデルは、いわば定価となっている価格です。
キャリアの端末サポートがない代わりに、SIMカードを自分で選ぶ形にできるため(SIMロックがかかっていない)、格安SIMを選べ、月額料金を安く抑えることができます。
また、支払いは基本は一括払いで、分割払いにしたい場合は、自身のクレジットカード支払いで分割払い設定にするか、Appleのショッピングローンを利用する形になります(端末サポート割引はありません。)
なお、Apple Storeでの支払い方法は、「Apple Pay」「クレジットカード」「Apple Storeギフトカード」「銀行振込」「コンビニエンスストア払込」「代金引換」「ショッピングローン」となっています。
NTTドコモ
4月20日21:00~予約開始、4月27日販売開始
※新規契約もしくは機種変更(Xi→Xi)※ドコモスマホからの機種変更
64GBモデル:57,024円(1,584円/月×36か月(3年間))【税込】
128GBモデル:62,568円(1,738円/月×36か月(3年間))【税込】
256GBモデル:75,240円(2,090円/月×36か月(3年間))【税込】
※他社からのMNPを利用して乗り換え
64GBモデル:35,024円(972円/月×36か月(3年間))【税込】
128GBモデル:40,568円円(1,126円/月×36か月(3年間))【税込】
256GBモデル:53,240円円(1,478円/月×36か月(3年間))【税込】
※他、一括払い、分割払いは24回払い、12回払いも可能
以前ように、ドコモ→ドコモの機種変更や新規契約では、端末サポート割引を受けられなくなってしまったため、Apple Storeと比較するとやや割高に感じてしまいますが、利子なしで分割払いが可能な点は今まで通り魅力です。
他社からのMNPを利用しての機種変更の場合、端末サポート割引を22,000円分受けることができます。
ドコモでの支払い方法は、「クレジットカード」、「代金引換」、「ドコモ払い(※機種変更時)」となっています。
au
4月20日21:00~予約開始、4月27日販売開始
まだ執筆段階で未発表のため、iPhone SE(第2世代)の正確な価格はまだ分かりませんが、概ね他キャリアでの価格と横並びになるのではないでしょうか。
一括払い以外に、24回、36回、48回払いが可能で、支払い方法は「クレジットカード」、「代金引換」が可能です。
ソフトバンク
4月20日21:00~予約開始、4月27日販売開始
64GBモデル:57,600円(1,200円/月×48ヶ月(4年間))【税込】
128GBモデル:64,080円(1,355円/月×48か月(4年間))【税込】
256GBモデル:78,480円(1,635円/月×48か月(4年間))【税込】
※他、一括払い、分割払いは24回払いも可能
各社ともいわゆる縛りが出来なくなった関係で、端末サポートがなくなっており、ほぼ同額になっています。
支払い方法は「クレジットカード」、「代金引換」になっています。
格安SIMは?
格安SIMでは、契約と同時に割安でiPhone端末も購入できるセット割引を行っていますが、少なくとも販売から半年後、遅ければ1年後以上後になるため、しばらく格安SIMでのセット割引はないでしょう。
※Apple StoreでSIMフリー版を購入して格安SIMを入れることは可能です。 ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
海外モデルは?
アメリカなど外国で販売されているiPhone SE(第2世代)を購入するてもあります。比較的、日本より安い場合が多く、端末料金としては安くなる可能性が高いです。
しかし、海外モデルの購入にはいくつか注意点があります。
海外モデルは公式のものではなく、個人の並行輸入品となるため保証がありません。また、海外モデルの場合、GSMモデルとCDMAモデルと異なる周波数のモデルが分かれているものもあり、日本のSIMカードを入れても会社によっては使用できない場合もあります。
このように海外モデルを購入するのはリスクも少なくないのでおすすめはできません。
iPhone SE(第2世代)をより安く買うには?
定価が既に44800円(64GB)※SIMフリー版と、今までのiPhoneの常識を覆すような安さなのですが、どうせならより安く買いたいもの。
より安くするにはどんな方法があるのでしょうか。
オンラインで購入する
キャリアショップや家電量販店で買うより、インターネット上の公式オンラインショップ(ドコモオンラインなど)で購入するほうが断然お得になります。
まず、なんといっても実店舗では「頭金」が発生します。
この頭金、一般的な頭金のように総額から引かれるわけではなく、いわば販売手数料。端末料金にプラスして加算されてしまうものなのなのです。
しかも、各店舗によって自由に値段を設定できることになっているので、5,000円くらいから高いところだと10,000円を超える場合も。
端末は分割払いで買う場合が多いため、負担感が分かりづらいですが、オンラインであればこの頭金がゼロなので、確実にオンラインの方が安くなります。
他にも、余計なオプションの勧誘がない、24時間好きな時間に手続きができる(待ち時間がない)などのメリットもあります。
ただし、自分でSIMカードの入れ替えや電話帳データのコピーなどの諸作業を行わなくてはいけません。
特に今、実店舗は新型コロナウイルスの感染拡大防止対策で営業時間が短縮されていたり、休業している場合もあるので、よりオンラインが良いでしょうね。
旧iPhoneを下取りに出す
現在使用している機種、故障の有無などにより異なりますが、下取りに今まで使っているiPhone(スマホ)を出す方法もあります。
例えば、Apple Storeの場合、旧iPhoneを下取りに出すと15,000円割引になります。
また、各キャリアでも高価で下取りを受け付けているので、その分端末代を割引にできます。
基本は、Apple Storeや各キャリアなど公式のところに下取りを出すのがおすすめです。
他にも、街のケータイショップや中古店、メルカリなどに出品するほうほうなどもありますが、スマホの個人情報の塊なので、セキュリティの観点からも公式のところに下取りに出すのがおすすめです。
トクするサポート(Softbank)、スマホおかえしプログラム(ドコモ)を利用する
各社で名称は異なりますが、ソフトバンクだと「トクするサポート」、ドコモだと「スマホおかえしプログラム」という制度があります。
これは、分割払いで購入し(Softbankは48回、ドコモは36回)、途中(Softbankは25か月目、ドコモ最大12か月)で返却することで、そこまでの料金に割引できるものです。
いわばiPhoneを購入するのではなく借りるような感覚で、スマホ版サブスクのようなものです。
クレジットカードで一括払いにする
引用:NTTドコモ dカード
各社とも支払い方法でクレジットカード支払いは可能です。
iPhoneは決して安いものではないので、クレジットカード払いにすることで、各クレジットカード会社のポイントを得ることができます。
特にクレジットカードのキャンペーンでポイント〇倍というときもあるので、自身の所持しているクレジットカードのキャンペーンは要チェックです。
また、キャリアでの購入の場合、各社が自身で出しているクレジットカードを契約するとより安くなります。
例えば、ドコモならdカード/dカードゴールドなら、通常100円につき1dポイントが2倍の2dポイント付くの(※一括払いの場合)、75,240円(256GBモデル)を一括払いで購入すれば、1,504dポイント付与され、実質割引となります
iPhone SE(第2世代)より安く買う方法は?iPhone 11とのスペック比較も まとめ
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。