電車やバスの乗車時に活躍する「交通系電子マネー」は、各種スマホアプリとしても広く利用されています。
スマホをかざすだけで改札での支払いができたり、入金チャージなどを行えたりするアプリは、私たちの生活をより快適なものに変えてくれるでしょう。
そんな交通系電子マネーの中でも、今「PASMO/モバイルPASMO」に注目が集まっています。
特にiPhoneユーザーは、改めてPASMOの魅力を把握しておくことがおすすめされるでしょう。
こちらではスマホで使えるPASMOとモバイルPASMOの魅力を解説していきます。
電車やバスの利用頻度が多い方は、この機会にモバイルPASMOを使う方法を確認してみてください。
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PASMOがiPhoneへの対応を発表
引用元:モバイルPASMO公式サイト
モバイルPASMOは、2020年8月にApple Payへの対応を年内に行うことを発表しました。
iPhoneやApple Watchに取り入れることで、電車やバスへのスムーズな乗降車が可能となります。
PASMOの機能を使って簡単にチャージ・支払いが行えるようになるので、またひとつスマホで使うキャッシュレス決済の選択肢を増やすことができるでしょう。
iPhoneユーザーはこの機会に、具体的にいつPASMOがApple Payで利用できるようになるのかをチェックしていくのがおすすめです。
AndroidユーザーならモバイルPASMOが利用可能
引用元:モバイルPASMO公式サイト
iPhoneユーザーはまだこれからの実装を待つ必要がありますが、Androidユーザーの場合には、既に「モバイルPASMO」の利用が可能となっています。
モバイルPASMOとは、スマホ端末にPASMOの機能を取り入れて、さらに便利に活用できるようにしたサービスです。
電車やバスへの乗車、定期券の購入、コンビニなどの支払いなど、さまざまなシーンで活用ができます。
年会費無料、発行手数料は無料なので、お試しで作成できる点も魅力です。
Androidの利用者であり、かつPASMOの利用範囲で交通機関を使うことが多いのなら、モバイルPASMOの導入を初めてみてはいかがでしょうか。
モバイルPASMOならではの魅力
モバイルPASMOには、通常のカードタイプのPASMOにはない魅力があります。
たとえば以下のようなポイントが、モバイルPASMOを導入する理由になるかもしれません。
・アプリから簡単に電子マネーのチャージが行える
・アプリでPASMOの定期券を購入できる
・アプリを使ってオートチャージの申し込みと変更が可能
・残高履歴をアプリ経由で確認できる
・パス特典利用サービス(バス特)のポイントやチケット状況を確認可能
上記3つは、モバイルPASMOアプリに会員登録した上で、クレジットカード払いのみの利用が可能です。
こういったモバイルPASMOならではの魅力を活用できれば、さらにPASMOの機能が使いやすくなるでしょう。
ただ一方で、一部の券売機からの現金チャージ、Suicaグリーン券売機を使ってのグリーン券の購入、エクスプレス予約のEX-ICカードを重ねて新幹線乗換改札機を通過するといったことは、モバイルPASMOではできないので注意しておきましょう。
モバイルPASMOの対応端末について
モバイルPASMOに対応しているAndroidスマホの条件は、以下のようになっています。
・購入時にAndroid6.0以上がインストールされている
・最新版のおサイフケータイアプリがインストールされている
この条件を満たしている場合には、モバイルPASMOの利用が可能となるでしょう。
具体的には、PASMOの公式サイトがまとめているpdfファイルが参考になります。
これからモバイルPASMOを使う場合には、まず自身の端末がシステム的に対応しているのかを以下からチェックしておきましょう。
対応端末を用いてアプリストアからPASMOアプリをインストールすることで、モバイルPASMOをスマホで利用できるようになります。
カードのPASMOからモバイルPASMOに移行する方法
既にカードタイプのPASMOを利用している場合、以下の手続きがスマホのモバイルPASMOに移行するために必要です。
①PASMOのアプリを起動して「PASMOを発行する」を選択
②「モバイルPASMO新規発行」から「記名PASMO」を選択
③規約を確認して会員登録を行う
④「PASMOをモバイルPASMOへ切替える」をタップ
⑤PASMOカードの裏面にあるPASMO ID番号を入力
⑥切り替え受付画面から「カードから切替える」をタップ
⑦切り替えの完了を確認する
上記の流れによって、カードタイプPASMO→スマホのモバイルPASMOへの移行を行うことができます。
現在進行形でPASMOを使っている人にも、改めてモバイルPASMOを使うことがおすすめされるでしょう。
モバイルPASMOの使用中に困ったときの対処法
スマホでモバイルPASMOを利用していると、さまざまな困ったシーンに出くわす可能性があります。
以下でよくあるトラブルの解決方法をまとめましたので、利用時の参考にしてみてください。
パスワードがわからなくなったらどうすればいい?
モバイルPASMOのパスワードがわからなくなったときは、スマホからモバイルPASMOアプリを起動して「パスワードを忘れた方」をタップします。
その後パスワード再登録画面に移行するので、画面の指示に従って再登録を申し込みましょう。
改めてパスワードを設定することができれば、今後はその新しいパスワードからモバイルPASMOを利用できるようになります。
ちなみにパスワードの再設定は、PASMOの会員メニューをパソコンなどから開くことでも申し込みが可能です。
スマホが故障・紛失したときはどうすればいい?
引用元:モバイルPASMO公式サイト
モバイルPASMOを導入したスマホが故障・紛失した場合には、再発行の手続きを行いましょう。
再発行の手続きはPASMOの会員メニュー画面で「再発行登録」を選択し、規約内容を確認して「再発行登録する」をクリックするだけでOKです。
再発行登録を行うことで、データをサーバーへ退避させることができるので、紛失時した場合にも第三者によって悪用されることがなくなります。
そのためPASMOの情報が入ったスマホを紛失した際には、速やかに再発行手続きを取ることがおすすめです。
再発行登録の手続きをすることで、別のスマホへの再設定が行えるようになります。
以下の手順から、新しいスマホへの再設定を行いましょう。
①おサイフケータイのアプリからマイサービスを開き、「モバイルPASMO」を選択
②内容を確認して「受け取る」
③受け取りの完了後、モバイルPASMOを起動して再設定されていることを確認
もし故障・紛失したPASMOに有効な定期券情報がある場合には、以下の手順で再設定を行います。
①モバイルPASMOアプリから「定期券購入・PASMO管理」を選択
②「SF(電子マネー)移行」から「実行する」を選択
③必要に応じてクレジットカード情報を再入力して完了
上記の流れを実行することによって、モバイルPASMOが再び使えるようになります。
スマホの故障や紛失といったまさかのトラブルの際には、早めにこれらの対応を行いましょう。
退会時には払いもどしされる?
モバイルPASMOが不要になった場合には、所定の手続きを踏むことで払いもどしを受けることができます。
有効な定期券やチャージされている残高が対象となり、指定口座に払いもどせるのです。(返金手数料で210円がかかります)
スマホでPASMOを使わなくなったら、モバイルPASMOアプリか会員メニューサイトから「退会手続き」を実行しましょう。
まとめ
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