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iphoneは格安SIMで使える!?乗り換え前に知っておきたいポイント

2019年10月からのキャリアの2年縛りなしor解約金1,000円プランへの移行に伴い、通信費節約のために格安SIMへの乗り換え(MNP)を検討されている方もいるのではないでしょうか。

そんな中、キャリアやAppleで購入した手持ちのiPhoneをそのまま格安SIMでも使えるのか、気になりますよね。

結論から言うと、基本的に格安SIMでもiPhoneは使えますし、中にはiPhone 6sなどの数年前のモデルをセット購入できる格安SIMもあります。

しかし、できればキャリアやAppleなどで購入した手持ちのiPhoneを持ち込んで、そのまま格安SIMで使いたいという方も多いはず。

そこで乗り換え(MNP)前に知っておきたい、手持ちのiPhoneを格安SIMで使うためのポイントを解説します。

使いたい格安SIMの動作確認端末をチェックしよう

それぞれの格安SIMで使えるiPhoneの機種は同じではありません。

同じiPhoneでもA社では問題なく使える一方で、B社では正常に動作しないこともあります。

せっかく格安SIMで通信費を抑えようと思っていたのに、契約後にそもそも手持ちのiPhoneが使えなかったと判明したら困りますよね。

そうならないために、まずは申し込む予定の格安SIMの「動作確認済み端末」ページを確認しましょう。

格安SIMの公式サイトでは、どのスマホが使えるのかを「動作確認済み端末」ページにまとめています。

例えば、au系の格安SIMとして人気のUQモバイルでは公式サイトのこちらのページで利用できるiPhoneを確認できます。

マルチキャリアの格安SIMは回線ごとに使えるiPhoneが違うことも

格安SIMの回中には、ドコモ・au・ソフトバンク回線のうちのどれか1つではなく、複数の回線を提供している「マルチキャリア」のところも存在します。

例えば、LINEモバイルはドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線の3つ全てを提供しています。

こういったマルチキャリアの格安SIMでは、回線ごとに使えるスマホの機種が違うので「動作確認済み端末」を調べる時は注意が必要です。

例えば、LINEモバイルの「動作確認済み端末検索」のページを見ると「ソフトバンクで購入したiPhone X」は、au回線とソフトバンク回線では利用できますが、ドコモ回線では動作確認されていません。

つまり、LINEモバイルのドコモ回線では「ソフトバンクで購入したiPhone X」が正常に使えるのかは、保証されていないことになります。

このようにマルチキャリアでは、ある回線で手持ちのスマホが使えても他の回線では使えないということもあります。

マルチキャリアの格安SIMで「動作確認済み端末」をチェックする時は、自分が申し込む予定の回線で使えるのかを調べましょう。

キャリアで購入したiPhoneはSIMロック解除が必要

ドコモ・au・ソフトバンクのようなキャリアで買ったスマホには「SIMロック」がかかっています。

SIMロックは、そのキャリアの回線でしか使えないようにする制限のことで、そのままだと購入したキャリアとその回線を使っている格安SIM以外では利用できません。

例えば、auで購入したiPhoneは、ドコモ系・ソフトバンク系の格安SIMで使えないわけですね。

キャリアで購入したiPhoneを他社の回線でも使えるようにするためには、そのiPhoneを購入したキャリアで「SIMロック解除手続き」というものを行う必要があります。

キャリアSIMロック解除できる場所手続き可能なタイミング(分割払い時)※
ドコモMy docomo(オンライン)
ドコモ電話サポート
ドコモショップ
購入日から101日目以降
auMy au(オンライン)
auショップ
購入日から101日目以降
ソフトバンクMy Softbank(オンライン)
ソフトバンクショップ
購入日から101日目以降

※一括払いで購入した場合や分割払い残額を清算した場合は100日経過前にSIMロック解除できるケースもあります。

キャリアで購入したiPhoneのSIMロック解除手続きは、公式サイトやショップから行えます。

手続きと言ってもそれほど難しいものではなく、やり方さえ知っていれば公式サイトから10分程度で手続き完了しますよ。

しかも、ショップや電話からSIMロック解除した場合は手数料3,000円が必要ですが、公式サイトからSIMロック解除した場合は手数料無料になります。

契約中にSIMロック解除しても、それまで通り購入したキャリアで利用し続けることができるので、今すぐ他社に乗り換え(MNP)する予定がない方もSIMロック解除だけは先にしておくのがおすすめです。

Appleで購入したiPhone(SIMフリー版)はそのまま使える

(引用元:Apple公式)

Appleで購入したiPhoneはSIMフリー版と言って、SIMロックがかかっていません。

そのため、Appleで購入したiPhoneは、SIMロック解除手続きなどを行わなくても、ドコモ系・au系・ソフトバンク系いずれの格安SIMでも自由に利用することができます。

申し込み予定の格安SIMで、そのiPhoneのSIMフリー版が「動作確認済み端末」に入っているかだけ確認すればOKです。

中古iPhoneを格安SIMで使う時の3つの注意点

新品のiPhoneは高いので、これからオークションや中古販売店で中古iPhoneを購入して機種代金も節約しようと考える方も多いと思います。

もちろん、条件さえ満たせば、中古iPhoneでも格安SIMで利用可能です。

ただし、悪質な業者や出品者から購入した場合、様々な理由から格安SIMで全く利用できない、または利用開始した後にある日突然、使えなくなるということもあり得ます。

そうならないためにも、中古iPhoneを購入する時に特に気をつけたい次の3つのポイントについて解説します。

  • 利用制限の対象(赤ロム)になっていないか
  • アクティベーションロックがかかっていないか
  • 購入者以外がSIMロック解除するなら手数料3,000円かかる

利用制限の対象(赤ロム)になっていないか

「機種代金の分割支払い金が未払い」「盗難届が出されている」などの理由でキャリアが利用制限をかけたスマホのことを赤ロムと呼びます。

もし、購入したiPhoneが赤ロムだった場合は、キャリアでも格安SIMでも利用することができないので、絶対に避けたいところです。

iPhoneが赤ロムになっているかどうかは、各キャリアの利用制限確認ページにIMEI製造番号を入力することでチェックできます。

IMEI製造番号はiPhone1つ1つに設定された固有の番号のこと。

キャリアの機種代金の支払い状況や不正利用情報もこのIMEI製造番号に紐づけられて管理されています。

良心的な中古販売サイトやオークション出品者ならそのiPhoneの販売・出品ページにIMEI製造番号を記載しているはずなので、購入前に確認しましょう。

キャリア利用制限確認ページ
ドコモ
auau公式サイト
ソフトバンクソフトバンク公式サイト

上記のサイトでIMEI製造番号を入力すると、「〇」「△」「×」で判定結果が出ます。

  • 〇:機種代金の支払い済み&不正利用も確認されていない状態
  • △:機種代金の支払いが完了していない状態
  • ×:機種代金未払い or 不正利用が発覚したため利用できない状態

中古販売店やオークションで購入する時は、「〇」の判定が出たiPhoneを購入しましょう。

判定で「△」が出たiPhoneだと、現在は利用することはできますが、将来的に機種代金の支払いが滞って突然利用制限されるかもしれない、というリスクがあります。

また、判定で「×」が出たiPhoneはキャリアや格安SIMのSIMカードを挿入しても使えないため、購入してはいけません。

ただし、「〇」の判定が出たiPhoneでも、後から盗難品だと発覚したなどの理由で利用制限がかけられる可能性は0ではない点は覚えておきましょう。

アクティベーションロックがかかっていないか

「アクティベーションロック」とは、iPhoneが紛失や盗難に遭った際に、個人情報漏洩や不正利用を防止するための仕組みのことです。

アクティベーションロックがかかっているiPhoneは、端末内のデータやアプリを全消去して初期化(復元)するのにも「Apple ID」と「パスワード」が必要になります。

つまり、もし中古で購入したiPhoneにアクティベーションロックがかかっていた場合、元の持ち主のApple IDとパスワードがない限り利用できません。

そのため、中古iPhoneを購入する時はアクティベーションロックが解除されているか、しっかり販売者・出品者に確認しましょう。

中古iPhoneのSIMロック解除には3,000円かかる

キャリアで購入されたiPhoneは、SIMロック解除されていないと格安SIMでは使えないのは既に解説しましたよね。

それでは、もし中古で購入したiPhoneにSIMロックがかかっていた場合はどうすれば良いのでしょうか?

実は、2019年9月以降はドコモ・au・ソフトバンクいずれのキャリアでも、各キャリアショップ店頭で中古のiPhoneのSIMロック解除手続きを行うことができます。

つまり、万が一、購入したキャリア版の中古iPhoneにSIMロックがかかったままだったとしても、自分でSIMロック解除手続きさえすれば格安SIMで使うことができます。

ただし、中古iPhoneのSIMロック解除手続きは各キャリアショップの店頭で行うため、必ず事務手数料3,000円が必要になる点には注意しましょう。

3,000円とは言え余計な出費を抑えるためにも、なるべく購入前に販売店または出品者にSIMロック解除済みかどうかも確認しておきましょう。

iPhoneは格安SIMで使える!まとめ

今回解説した格安SIMでiPhoneを使うためのポイントをまとめました。

  • 格安SIMの動作確認済み端末ページに手持ちのiPhoneがあるかチェック
  • キャリアで購入したiPhoneは乗り換え(MNP)前にSIMロック解除する
  • Apple購入(SIMフリー版)はSIMロック解除不要
  • 中古iPhoneは利用制限・アクティベーションロック・SIMロックに注意

このポイントにさえ気をつければ、格安SIMでiPhoneを使うのは難しいことではありません。

手持ちのiPhoneを利用しつつ格安SIMに乗り換え(MNP)すると、大幅に通信費を節約できる可能性があるのでぜひ挑戦してみてください。

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