2013年9月20日。
その日はAppleの新プロダクト、「iPhone5」の発売日でした。
あれから早いもので8年、今はiPhone12が最新機種です。
iPhone5は、すっかり過去のテクノロジーとなりました。
しかし、
- まだiPhone5sを現役で使いたい
- いつまで使えるのか?
- サポートは今でもやってるのか?
といった希望、そして疑問を持っている人も多いはず。
本記事では、iPhone5がいつまで使えるのかといった点を中心に解説します。
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iPhone5は、いつまで使えるのか?
結論から言えば、iPhone5は2022年か2026年くらいまでは使えるでしょう。
ポイントは、「3G回線がいつまで利用できるか」、というところ。
3G回線が生きていればかろうじて使えるし、そうでなければ電話もネットもできません。
そして、3G回線の提供期限は、キャリアによって異なります。
キャリアごとの提供期間は、おおむね以下のとおり。
- au→2022年3月末
- SoftBank→2024年1月末
- docomo→2026年3月末
よって、iPhone5がいつまで使えるかという質問に対する答えは、
2022年〜2026年あたりまでというわけです。
ただし、あくまでも「いつまで使えるか」という質問への回答にしか過ぎません。
つまり、現役で「不便なく使える」わけではないのです。
詳しくは後述しますが、さまざまな理由から、iPhone5sを現役で使うのはおすすめしません。
iPhone5の状況はどうなっている? 現役で使いたい人向け
iPhone5をまだ現役で使いたい人に向けて、現在の状況を解説します。
結論から言うと、iPhone5は厳しい立ち位置に立たされています。
3G回線はまだ存命
先ほども触れたとおり、3G回線は最低でも2022年まで生きています。
3G回線があるかぎり、電話もネットも現役で使うことは可能。
ただし、5G回線へ移行する中で、3G回線の遅さはかなり厳しいです。
またメモリ自体もたった1GBしかないので、動作ももっさりとします(iPhone12は4GB)。
Appleサポートは終了している
もっとキツいのが、iPhone5のAppleサポートが終了していること。
(引用:livedoor)
Appleは、生産終了後5年経った製品を、
- ビンテージ
- アブソリート
という枠組みへと移します。
この枠組みに入ったなら、基本的にサポートも終了です。
iPhone5は生産開始から8年ほどなので、とっくにビンテージかアブソリートになっています。
よってiPhone5を現役で利用するなら、Appleサポートは受けられません。
iOSの更新は?
iPhone5は、iOSの更新対象から外されています。
iOSの更新ができなくて何が困るかというと、とにかく利用できるアプリの数が限定されること。
iPhoneで使えるiOSは、「10.3.4」まで。
しかし、最新ののiOSは「14.4.2」となっています。
つまりiPhone5でアプリを利用するには、そのアプリが「iOS10.3.4」以下でも利用できる仕様でないといけません。
特に最先端を行くようなアプリは、もはやiPhone5での使用を前提にはしておらず、10.3.4に対応していないのです。
使用できるアプリが制限されるのは、iPhone5を現役で使う上で大きな障害となります。
バッテリーも瀕死
iPhone5を現役で使うなら、バッテリーも不安要素です。
バッテリーは、使えば使うほど最大蓄電量が少なくなります。
使い込んだiPhone5だと、半日くらいで充電が切れるかもしれません。
現役でiPhone5を使うなら、ポータブル充電器での「介護」が必要となるでしょう。
スペックは絶望的に低い
先ほども触れましたが、iPhone5のスペックは絶望的に低いと言わざるを得ません。
当然ながら、
- メモリ(動作速度)
- ストレージ
- 解像度
- ディスプレイサイズ
- カメラ性能
- 操作性
など、あらゆる面で時代遅れです。
特に今現在の重量化したヘビーなコンテンツを動かすのは、かなりたいへんな負担だと言えます。
主要なアプリは意外と使える
2020年時点の情報では、意外と主要なアプリは使えるケースが多いようです。
たとえば、
- YouTube
- Hulu
- radiko
- メルカリ
などは使える様子。
ただし、各種アプリがいつiPhone5を対象からはずしても、おかしくありません。
現にTwitterは、iOS12までしかカバーしていないので、アプリでは閲覧不可能です。
他のも主要なアプリも、遅かれ早かれiPhone5を見捨てることとなるでしょう。
2021年4月現在iPhone5現役でもいけるケース、いけないケース
- 処理速度が遅くてもよい
- バッテリー持ちが悪くてもよい
- 新しいアプリが使えなくてもよい
- 2022〜2026年まで、このスペックで耐えられる
もし上記のような条件に当てはまるのであれば、iPhone5はぎりぎり現役で使い続けられるでしょう。
ただ、使い続けるとはいえ、それはもう50代になるピッチャーを一軍の試合で使っているようなものです。
相当な無茶を強いているので、多くは期待できません。
一方、下記のような条件に当てはまるのであれば、さすがにiPhone5を使うのは厳しいでしょう。
- 新しいアプリを使う必要がある
- 処理速度が遅いのは困る
- サポートがないのは不安
- バッテリーに不満がある
iPhone5の現役生活には、上記のようにさまざまな障害があります。
使い続けるなら、相当な覚悟が必要だと言えるでしょう。
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ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
まとめ:iPhone5はまだいけるけど、おすすめはできない
厳密な意味であれば、iPhone5は「まだギリギリいける」と言えます。
3G回線が健在なので、ネットも電話も問題なく利用できます。
ただし、「いつまで使える」と言えど快適に使えるわけではありません。
- Appleサポートは終了している
- キャリアサポートも望めない
- スペックが時代遅れすぎる
- iOSの更新が止まっている
など、iPhone5は割と絶望的な状態にあります。
よほどのことがない限り、iPhone5を現役で使い続けるのはおすすめできません。
最新機iPhone12を買えとまでは言いませんが、せめてiPhone8、Xあたりに買い換えるのがおすすめです。