出川哲郎さんや、芦田愛菜さん、吉岡里帆さんらと、猫のふてにゃんが出演する、どこかインパクトのある奇抜なCMでもお馴染みのY!mobile。
Y!mobileは、Softbankのサブブランドなので、他の格安SIM会社より優先的に回線が振り分けられているため、安定的な通信環境が期待されます。
サブブランドとは、自回線を持つ大手キャリアが、格安SIM用に提供しているブランドで、Softbank自らが運営しているサブブランドはY!mobileだけなのです。(ちなみにauのサブブランドはUQモバイル)。
Softbank同様のサービスを使えることも多いY!mobileについて分かりやすく解説していきたいと思います。
Y!mobaileとは?
Y!mobileは、2014年に立ち上げたSoftbankのサブブランドです。
かつては、イーモバイルでのモバイルWi-Fi事業などや、ウィルコムでのPHS事業などを取り扱っていたイー・アクセス株式会社から商号変更をしてY!mobileとなっています。
多くの格安SIM会社が、インターネット上だけの契約などなのに対して、Y!mobileはソフトバンクショップやワイモバイル独自のショップなど全国展開しており、実店舗でも契約や変更、相談を行うことができます。
Softbank回線を格安SIMのなかでは、サブブランドだけあって優先的に割り振られるため、他の格安SIMに比べて回線環境が安定しており、繁華街やお昼時などの繁忙時間など混雑時に通常のクオリティを保ちやすい特徴があります。
また、(一部では)Softbank払い(キャリア決済)が利用できるなど、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)でしか利用できないようなサービスも使えるものがあります。
Y!mobileの料金プラン
2019年10月から新料金プランになります
画像引用:Y!mobile料金改定のお知らせ
2019年10月からY!mobileでは新料金プランに移行します。そのため、ここでは新料金プランで説明していきます。
変更点としては、
画像引用:Y!mobile料金改定のお知らせ
- 月額料金(プランS)が月額2,980円から2,680円に
- おうち割 光セット(プランS)適用時が月額2,480円から2,180円に
- 契約解除料が9,000年(2年間)が0円(無料)に
- プランR(13GB)が新設
という変更になっています。割引が多くなり、縛りもなくなったので、以前より契約しやすくなったのではないでしょうか。
料金プラン
※10月1日よりスマホベーシックプランとなります
画像引用:Y!mobile料金改定のお知らせ
Y!mobileの料金プランとしては、まず契約ギガ数から選ぶ形となります。3パターンあり、
- プランS 3GB→Wi-Fiで基本はネットをする人や、通話やメールのみのようなライトユーザーの方向け
- プランM 9GB→家でも外でもそこそこスマホをいじりたい標準的な使い方の人向け
- プランR 13GB→ある程度、動画も観たいし、ゲームもやりたいスマホヘビーユーザー向け
となっています。また、通話は全プラン共通で
- 1回10分以内国内通話が無料(話し放題)※全プラン共通
となっています。
料金体系は、
- プランS=月額2,680円 (※おうち割光セット適用 月額2,180円 ※新規割適用 月額1,480円(6か月))
- プランM=月額3,680円 (※おうち割光セット適用 月額3,180円 ※新規割適用 月額2,480円(6か月))
- プランR=月額4,680円 (※おうち割光セット適用 月額4,180円 ※新規割適用 月額3,480円(6か月))
となっており、各プラン1,000円ずつ金額が上がっていくので、とても分かりやすいのではないでしょうか。
※価格は税抜き
初期費用と契約解除料は?
初期費用はいくらかかる?
Y!mobileでの初期費用は、事務手数料として3,000円が必要です(契約初月の通話料などの請求と合算されます)。
なお、新規契約の場合も、他社からの移転の場合も同額です。
契約解除料はいくらかかる?
2019年9月までは、契約解除料として3,000円かかりましたが、2019年10月から0円(無料)となりました。
これまではいわゆる2年縛り(2年間後の解約月以外は違約金がかかるシステム)がありましたが、いつ解約しても契約解除料はかかりません。
ただ、MNP転出手数料・番号移行手数料(電話番号を変えずに他社に移転)は、新規契約月から6ヵ月以内なら6,000円、新規契約月から7ヵ月目以降なら3,000円かかります。
スマホとセット契約はできる
画像引用:Y!mobile料金
Y!mobileでも、SIMカードのみの契約以外に、数機種契約と同時にスマホ端末も購入するセット契約が可能です。
ただし、例えば定価自体が割安になっているほぼ型落ち端末(iPhoneならiPhone 7やiPhone 6sなど)になっています。
2年縛りがなくなったこともあり、契約と端末のセット割引はありません(分割払い(24回払い)は可能です)。
Y!mobileのメリット・デメリット
Y!mobileのメリット
Softbankのサブブランドの信頼性、回線が安定している
Y!mobileはSoftbankの回線をレンタルしている格安SIM他社と違い、Softbankグループの一員で、Softbankのサブブランドのため、信頼性は抜群です。
また、他の格安SIMに比べて優先的に回線が割り振られるため、格安SIMのなかでは、回線が安定しています。
Yahoo!プレミアム会員が無料
月額462円のYahoo!プレミアム会員が無料になります。
Yahoo!プレミアム会員なら、雑誌・漫画読み放題サービス、PayPayの還元率アップ、ヤフオクが制限なしで使えるなど、Yahoo!などのSoftbankグループで特典満載です。
Softbank決済(キャリア決済)が使える
Y!mobileと月額スマホ代と合算されて請求がくるキャリア決済(Softbank決済)が利用できます。
格安SIMのなかでは、異質な存在といえます。
実店舗が全国にある
ほぼ実店舗がない格安SIM会社が多いなか、Softbankショップ、Y!mobileショップ合わせて全国に1,000店舗以上あり、スタッフさんに相談しながら契約したいなど(特に)初心者ユーザーには安心です。
Softbank Wi-Fiが使用できる
画像引用:Softbank Wi-Fiスポット
JRの主要駅や空港、カフェなど国内における携帯電話通信事業者が提供する公衆無線LANサービスのアクセスポイント数においてNo,1である「Softbank Wi-Fi」が無料で使うことができます。
キャリアメール(@ymobile.ne.jp)が付与される
通常、格安SIMの場合、キャリアメールはなくフリーメールを使いますが、Y!mobileの場合は、@ymobile.ne.jpというキャリアメールが付与されます。
Softbankグループならではのキャンペーンの多さ
Softbankグループには、
- Yahoo!JAPAN(Yahoo!ショッピング、ヤフオク、Yahoo!ゲームなど多数)
- PayPay
などさまざまなものがあるため、Ymobileユーザー、Softbankユーザーが得できるキャンペーンが毎月のように展開されています。
Y!mobileのデメリット
料金プランが3パターンしかない
料金プランが3パターン(プランS、プランM、プランR)しかなく、選ぶ選択肢が少ないです。
その分、明瞭で分かりやすいというメリットもあります。
プランR(13GB)以上の大容量プランがない
Y!mobileの料金プランでは最大13GBまでしかありません。
他社では20GB、30GBといった大容量ギガプランがあるなか、スマホヘビーユーザーだとギガが足りなくなる物足りなさが出てしまうかもしれません。
他の格安SIMに比べるとやや割高
例えば3GB契約で、Y!mobileは2,680円ですが、mineo(Dプラン)だと1,510円と、やや他の格安SIMに比べると割高感があります。
(その分、キャリア決済ができる、キャリアメールが付与されるなどの特典はありますが・・・)
まとめ
今回は、Y!mobileについて
- Y!mobileとは?
- Y!mobileの料金プランなど特徴
- Y!mobileのメリット、デメリット
大手キャリア並みのクオリティと、格安SIMのお手軽さの両方を兼ね備えているY!mobile。
最新機種でなくても良いから、安定的な通信環境で、できるかぎりスマホ代を節約したいような人にはぴったりではないでしょうか。
ぜひ、Y!mobileのメリット、デメリットなどを見て、参考にして頂ければ幸いです。