2020年4月、NTTドコモ、au、ソフトバンクに次ぐ第4のキャリアとして本格的にサービスを開始した「楽天モバイル」。
月額2,980円で、通話・ネット使い放題の「Rakuten AN-LIMITⅤ」プランは、現在頭打ちとなっているスマホ料金に風穴を開けると期待されています。
ただ、まだ自社アンテナの設置数が少なく、エリアが限定されているなど問題も多いのも確か。
そこで、楽天モバイルのサービス開始から約半年強、実際楽天モバイルを利用しているユーザーの口コミをチェックして、楽天モバイルを契約すべきか考えてみましょう。
楽天モバイル vs 他のキャリア・サブキャリア、格安SIM 大容量プラン 料金比較
引用:楽天モバイル
楽天モバイルの料金プランは「安い」と評判ですが、実際、他のキャリア、サブキャリア、格安SIMの大容量プランとの料金差はどれくらいあるのでしょうか。
キャリア名 | 容量 | 料金 |
---|---|---|
楽天モバイル (Rakuten AN-LIMITⅤ) | 無制限 | 2,980円 |
NTTドコモ (ギガホ) | 30GB (※キャンペーン時60GB) | 7,150円 |
au (データMAX 4G LTE) | 無制限 | 7,650円 |
ソフトバンク (メリハリプラン) | 50GB | 7,480円 |
UQモバイル | 20GB | 3,980円 (2021年2月以降) |
ワイモバイル | 20GB | 4,480円 (2020年12月以降) |
mineo | 30GB | 6,510円 (Dプラン) |
BIGLOBEモバイル | 30GB | 7,450円 |
OCNモバイルONE | 30GB | 5,980円 |
この表を見ても一目瞭然ですが、同じデータ使用無制限のau(データMAX 4G LTE)と楽天モバイル(Rakuten AN-LIMITⅤ)との料金差は4,670円と圧倒的差となっています。
ただし、auなど大手キャリアは家族割が充実しているため、例えば4人以上auユーザーの場合、1人あたり3,460円~となるため、あまり料金差がありません。
そのため、
といえます。
また、この度新設されたUQモバイル、ワイモバイルといったサブキャリアの20GBプランより、楽天モバイルの無制限プランのほうが安いので、料金面でいえば、やはり圧倒的といえます。
さらに、楽天モバイル Rakuten UN-LIRITⅤでは通話も話し放題のため、より電話をする人にもお得に使えます。
1年間無料キャンペーン中というのも大きいですね。
楽天モバイルに乗り換えた!!
もっといろいろ面倒かと思ってたけどそんなに手間なかったし、なにより料金が圧倒的に安い!
月々6,000円くらい浮くし、なんなら1年間は基本利用料無料らしいからそれ以上にお得!
なんだそれ早くやればよかった!! pic.twitter.com/PY8Shx2NIK— たかとら (@takatora_social) October 27, 2020
ずっとソフトバンクなんやが携帯料金高いから替えようかなぁと思うけど楽天モバイル安いなぁー
— ぐりきんとん (@kitsunekokkuri) October 27, 2020
https://twitter.com/mga_ikigai/status/1320626627437494274
今は料金プランだけみれば楽天モバイルが好感もてる。問題はサービスエリア。あと口コミだと通話が不安定らしいからそれも懸念事項だな…
— shito (@shito03115194) October 26, 2020
楽天モバイル、他社の料金を高すぎると揶揄する前に、自分の狭すぎるエリアを何とかしてほしい
— Hyper-β (@Hyper_beta) October 28, 2020
楽天モバイルの口コミを見てみると、やはり【安さ】について驚いている人が多いですね。
確かにキャリアの月額10,000円前後払っている人にとっては、月額2,980円というのは衝撃的といえます。
ただ、1年間無料やネットも通話もし放題というのが、今までのスマホのサービスと比較すると異例なだけに、不安視して様子見している人も少なくないようです。
また、多くの声が挙がっていたのがエリアの問題。
いくら安くとも自分の生活圏がエリア外の場合、意味がないので、エリアに対する不満はまだまだ多いようです。
では、この問題となっている楽天モバイルのエリアについてみていきましょう。
楽天モバイル エリアは?
引用:楽天モバイル
気になる楽天モバイルのエリアはどうなっているのでしょうか。
楽天モバイル公式のエリアマップによると、
- 濃いピンク=楽天モバイルエリア(現在も使い放題で利用可能なエリア)
- 紫=順次、アンテナ設置予定エリア
- 薄いピンク(パートナーエリア)=auエリアで月5GBまで使用可能(超過後の通信速度は最大1Mbps)
【北海道・東北エリア】
引用:楽天モバイル
【関東・北陸・中部エリア】
引用:楽天モバイル
【関西・中国・四国エリア】
引用:楽天モバイル
【九州エリア】
引用:楽天モバイル
【沖縄エリア】
引用:楽天モバイル
となっています。濃いピンクと薄いピンクに区分けしているため、大変わかりづらいのですが、千葉県の例でみてみると、【←これは改善してほしいですね。】
引用:楽天モバイル
千葉市など都市部は濃いピンクですが、一歩地方にずれると、ほぼ薄いピンク(パートナーエリア)であることがわかります。
つまり。一見すると全国にアンテナが設備されているイメージですが、よく見ると、特に地方はまだまだパートナーエリアが多く、日常使いは厳しいかもしれません。
しかし、東京23区、大阪、横浜、さいたまなどの都市部は完全に楽天モバイルエリア内になっており、生活感が都市周辺のみの場合はかなりお得に使える可能性が高そうです。
いやあのねぇ、楽天モバイルのエリアマップではまだ楽天エリアじゃない所をね、auのローミングサービス終了エリアに含めてる時点でチャンチャラおかしいんだわ。同等ならまだしもちょっと広く終了エリアを囲ってしまったがために使えなくなるとかなんやねん
— 大泉タクミン@カービィちゃん (@ta93n) October 29, 2020
https://twitter.com/LeafNovember/status/1321655195722342400
おお!京都府南部の楽天モバイルの拡大予定エリアがかなり広くなってる! pic.twitter.com/HbQxUVvJ6B
— アーツの部屋 【Xiaomi大好き】 (@Artsroom_com) October 29, 2020
https://twitter.com/islandlogR/status/1321777810717908993
本当だ、いつの間にか2021年1月末までのマップに変わっている。人が住んでいそうなwところは、これでカバー?
楽天モバイル エリアマップ pic.twitter.com/Td3jg6Yp5Y
— kanekomakoto (@kanekomakk) October 29, 2020
一昨日までauエリアで繋がっていた楽天モバイルが圏外になった
マップみたらギリ楽天エリアなのに、、— キャプテンこあら (@shigatsu4) October 26, 2020
エリアに関しては、はじめからまだ広域ではないというイメージが広がっているため、不満はもちろんありますが、思わぬことにエリア内になったなどの声も多く、着実にエリア拡大はしているようです。
ただ、エリア内であっても、楽天エリアは圏外になり、パートナー(au)エリアに繋がってしまうという事例も多く報告されており、まだ楽天モバイルのスマホ1台にするのは、多少不便を感じることも多いかもしれません。
auとのローミング打ち切りが始まる
引用:日本経済新聞
現在、東京都、大阪府など都市圏を中心に、パートナーエリア(auエリア)のローミングサービスが打ち切りとなり、楽天エリア外は圏外になる事象が起きています。
噂では、楽天エリアが70%を超えた段階でパートナーエリアとは打ち切りになるのでは?というのが囁かれていましたが、どうやら(まだ70%に達していませんが)少し早まったようです。
そのため、上記のエリアマップで薄いピンクになっているところも、パートナーエリアで使えることなく圏外になるところが増えそうです。
https://twitter.com/tabitobu/status/1321293243947122693
KDDIのローミング切れたら、いくら大阪市内でも地下では楽天モバイル圏外だから、実質文鎮?
— によた (@niyota84) October 28, 2020
https://twitter.com/Gsrgfdd/status/1320643286734794752
楽天モバイル 使い心地は?
エリアに関しては、ソフトバンクも当初はなかなか繋がらないなど不具合があったことを考えると、楽天モバイルは、今順次設置しているため、まだ様子見という人が多いようです。
ただ、楽天エリア内での品質の評判はどうなっているのでしょうか?
口コミをチェックしてみましょう。
楽天モバイル思った以上にサクサクだよ…
後はキャリアの契約変更だけだ…— 惟 (@yui_sani) October 29, 2020
都内だからかもだけど楽天モバイルいまのところ全然電波支障なくサクサク。しかもデータ容量無制限で無料なのありがてぇ。
— ◢ ◤ザコヴィーチー◢ ◤ (@itomouzon) October 27, 2020
https://twitter.com/Jeanscpa/status/1320604202402365440
楽天モバイル 他の大手と同じ通信範囲と品質にして
今の価格でやっていくの無理な気がするけどな・・・— 田所あずさ (@jakaguraburu) October 25, 2020
https://twitter.com/k1ayUyMNr4kkj77/status/1320208751840743424
口コミをチェックしてみると、エリア内でネット通信に関してはサクサク動くなど評判も悪くないようです。
ただ、エリア内でも通話は途中で途切れるなどの不満の声も少なくなく、安定感はまだまだないといえます。
楽天モバイルでiPhone12は使える?
引用:Apple
楽天モバイルでiPhone12は使えるのでしょうか。
実際、現段階ではiPhone12をはじめ、iPhoneシリーズの販売を楽天モバイルでは行っておらず、Apple StoreでSIMフリーモデルを購入する必要がありますが、iPhone12も楽天モバイルで使用できます。
SIMフリーモデルを自分で設定して使う形ですが、楽天モバイルの5Gエリアも、5Gにはならず、現状の4Gでの利用になるようです。(2020年10月現在)
結論:楽天モバイルを契約すべきか?止めておくべきか?
実際、口コミを見てみると、
- とにかく安い!
- エリア内はサクサク動く
などといった高評価もありますが、実際、
- 通話が途中で途切れる
- パートナーエリアが打ち切りになった
- エリア内でも圏外になることがある
などの不満の声も少なくなく、まだ楽天モバイル1台のみだと不安があると思います。
ただ、今は1年間無料で使用できるので、1年間使用して様子見をし、生活圏で不安がないようなら、そのまま楽天モバイル1台にすると、かなりスマホ代を節約できるでしょう。
また、サブスマホ(2台目)にして、(テザリングもできることから)モバイルルーターのように使う猛者も多いようですよ。