ドコモの新料金プラン、20GBで2,980円の「ahamo」が話題ですが、そもそも月に2~3Gbしか使わない人では、20GBもあっても正直無駄で、スマホ料金の節約にはなりません。(例えば、OCNモバイルoneでは3GB=1,480円などデータ低用量プランがある)
では、どれくらいスマホを使ったらデータ容量はどれくらい消費するものなのでしょうか?
ここでは、1GBでどれくらいのことができるのか?確認してみましょう。また、データ容量(ギガ)を節約するコツも伝授していきたいと思います。
[1GBでどこまでできる?
では、1GBでどこまでできるのか?日ごろ使っているアプリなどで消費データ量を見てみましょう。
[1GBでできること】
・Twitter=ツイートで数万回、閲覧は(容量が大きい)画像を含むのもでも1,000回
・LINE=送受信ともに約50万回(テキストのみ)、画像を含む場合、300回くらい。LINE out(通話)は、約1時間
・YouTube=360pの標準画質で約250分、(720pのHD画質であれば約100分、1080pのフルHDであれば約50分、144pの低画質であれば、約500分)
・ネットサーフィン=Yahoo!トップページで約3,200回。テキストがほとんどの軽いサイトの場合はこれ以上になります。
・アプリダウンロード=5~10個のアプリダウンロードが可能。
・Instagram=写真の閲覧は約70分、動画やストーリーの閲覧は約140分、インスタライブは約165分
・メール=テキストメールの場合、月に約66,700通の送受信可能。
・Google Map=徒歩の場合は1MBで800m、カーナビの場合は1MBで10kmくらい。(建物が密集している都市部の場合。建物が少ない地方部ならこれよりデータ消費は減ります。)
1GBでできることはこのようになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=XnRmT-lnF3U
ちなみにですが、こちらの動画(貴ちゃんねるず)は、約25分の動画になりますので、10回見て1GB消費となります。(標準画質にて)
もちろん同じ動画を10回見ることは少ないでしょうが、意外と1GBで見られると思った人が多いのではないでしょうか。
単純計算、20GBの場合×20ですから、よほどのヘビーユーザーでもないかぎり20GBはなかなか消費しないレベルとなります。
LINEやメールでのテキストメール送受信であれば、データ消費を気にするほどではありません。(何万通も送るスパムメール業者などの場合以外は)
やはり、データ消費をするのは、YouTubeなどの「動画」と、Line outのようなネット回線を利用した「通話」になると思います。
ここからは、データ消費を多くする「動画」や「通話」を中心にデータ節約方法のコツを伝授していきたいと思います。
データ消費を減らするコツ
ここからは、データ消費を節約するコツについてまとめていきたいと思います。
やはり、スマホ料金はイコール契約データ容量といってもよいので、いかにデータ容量を減らすかがスマホ代節約に直結します。
全体共通のデータ消費を減らすコツ
- Wi-Fi環境下で出来る限り使用する
そもそもの話になりますが、Wi-Fi環境下であれば、スマホのデータ消費はゼロになります。
自宅でWi-Fiを引いている方はもちろん、外出先でもコンビニや飲食店、駅など各地に無料のWi-Fiが張り巡らされているので、これらを意識的に使うようにしましょう。
動画を観たり、通話をするのは、いちいちWi-Fiを確認できない場合もあると思いますが、アプリなどのダウンロードは貯めておいてでも、Wi-Fi環境でまとめてダウンロードすると良いでしょう。
- アプリごとのモバイルデータ通信をオフにしておく
アプリは広告表示など使用しなくても開いただけでデータ消費をしてしまうものが多いです。つまり、うっかり開いちゃっただけで無駄にデータ消費することになります。
そのため、アプリごとのモバイルデータ通信をオフにしておくことで、アプリを開いてもデータ消費せずに済みます。
特に計算機アプリ、ToDoアプリなど日ごろデータとの交信なしで使用するアプリはモバイルデータ通信はオフにしておきたいですね。
やり方は、(iPhoneの場合)[設定]→[モバイルデータ通信]→アプリ一覧からアプリを指定して[モバイルデータ通信をオフにします]。
なお、モバイルデータ通信をオフにしてもWi-Fi下ではそのまま使用可能です。
- 「位置情報サービス」をオフにする
GoogleMapのような地図アプリや、ポケモンgoのような現在地を示すゲームなどで使用する「位置情報サービス」。
「位置情報サービス」はGPSを使用するため、たびに交信をするのでデータ消費がバカになりません。
毎日のように地図を使用する方、ポケモンgo、ドラクエウォークのようなゲームをしている方は別ですが、そうではない場合、日ごろは「位置情報サービス」をオフにしておいて、使用するときのみオンにするようにしましょう。
やり方は、(iPhoneの場合)[設定]→[プライバシ]→[位置情報サービス]と進み、オフにしてください。
動画(YouTubeなど)のデータ消費を減らすコツ
- 画質の設定を見直す
上記の「1GBでできること」でも書きましたように、動画は画質によって消費データ量は大きく変わります。
1GBでYouTubeですと、標準画質ですと約250分なのに対して、低画質なら倍の約500分視聴可能になります。
しかし、スマホのような小さな画面では低画質であっても、見づらいほどにはならず、よほど画質を綺麗にしたい人以外は低画質に設定すると良いでしょう。
特にYouTubeで音楽を聴くなど、画質は関係ない場合は確実に低画質にしたいですね。
設定の仕方は、YouTube場合、動画視聴中に右上にある縦三点マークをタップ→[画質・自動設定]→通常は標準画質(360p)になっているので、低画質(144p)にする。
また、YouTubeホーム画面から右上の人マークをタップ→[設定]→[Wi-Fi接続時のみHD再生]をオンにすると、Wi-Fi時以外では高画質(HD)再生ができなくなります。
もうひとつ、画質の設定で見直したいことがあります。
それは、サブスク系動画での画質設定です。各サブスクアプリの設定で、Wi-Fi接続時以外は低画質モードになるようにできるので、そうしておくと良いでしょう。
- SNSで動画を自動再生させない
InstagramやFacebook、TwitterなどSNSではタイムラインに流れてくる、広告を含めた動画ももちろんデータ消費になります。
そのため、各SNSの設定で、自動再生をオフにするか、Wi-Fi利用時のみに制限するようにしましょう。
IPでんわ(LINE outなど)のデータ消費を減らすコツ
- LINE out Freeを利用する
LINE out(LINE通話から改名)には、有料での使用以外に、15秒の広告を見ることで携帯電話へは2分、固定電話へは3分の無料通話が可能です。(固定電話や他の携帯電話へもOK。ただし、1日5回まで。)
長電話はできませんが、ちょっとした連絡電話などではLINE out Freeはとても効果的だと思います。
- 話し放題オプションを利用する
各キャリアには、完全離し放題オプションが(有料ですが)ありますし、格安SIMでも多くは10分以内話し放題といったオプションが用意されています。
よく通話をする方は、このような話し放題プランに入ったほうが料金を抑えられる場合があります。