とうとう楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」が2020年4月8日にサービスを本格スタートさせました。
「楽天モバイル」って前からあったのでは!?
と思う人もいるでしょうが、今回始まった「Rakuten UN-LIMIT」は、ドコモ、au、ソフトバンクのように自社のアンテナを立ててキャリアになり、回線を構築すること。
これまでは、ドコモなどの回線を借りて運営していた「格安SIM」の1社だったので、三木谷社長曰く「奴隷のようなもん」と独自のサービスを展開するのも限界があったのですが、自社で行えるようになったことで、他社とは追随しない独自の料金やサービスを展開することが期待されています。
では、この楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」、どんなサービスがあって、得する人はどんな人なのでしょう。徹底解説していきます。
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」のポイント
引用:楽天モバイル
利用できるエリアは?
楽天モバイルの【通信・エリア】の【サービスエリア】のサイトからアンテナの設置状況を見ることができます。
ちょっと分かりづらいのですが、濃いピンクのエリアが楽天回線エリア(データ使い放題エリア)、薄いピンクはauのパートナーエリアとなっています。
これを見る限り、関東では東京23区、埼玉のさいたま市より東京寄り、千葉の千葉市より東京寄り、神奈川の横浜市より東京寄りなど基本まだ大都市圏のみとなっている印象です。
楽天回線エリア内なのにパートナー回線しか使われずに上限に達した#楽天モバイル pic.twitter.com/h7lWPKgctW
— hotdog_japan (@hotdog_japan) April 17, 2020
この表示方法でどれだけの人がりかいできるのだろうか?
自社回線エリア外には1センチも出ていない
自社回線エリア内では自社回線しかつながらずサポート回線はつながらないと説明を受けている
なのに表示ではサポートエリア回線の使用容量が表示されている
でなぜか容量も減っている#楽天モバイル— 冷たい天然水 (@uc0080uc0083) April 20, 2020
https://twitter.com/hoshinobudouen/status/1250279813106958336
Twitterでの口コミを見てみると、このようなツイートがあり、楽天回線エリア内であってもつながりにくい現象は起きるようです。
しかし、繋がるエリアで使っている場合は、やはりデータ使い放題なので快適に利用できるようですね。
月額料金2,980円でデータ使い放題(楽天回線エリア)
引用:楽天モバイル
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」は、楽天回線エリアに限り、データ使い放題で2,980円で利用できます。(通話料などは別)
楽天エリア外になり、パートナーエリアでは5GB/月の上限があり、超えると最大1Mbpsになります。
分かりやすくするために、他社のデータ使い放題の料金と比べてみると、
- au:auデータMAXプラン(月額5,980円)
- U-mobile:LTE使い放題プラン(月額2,980円)
となっており、auのデータ使い放題プランと比較すると料金は半額以上となっています。また、楽天回線エリア外で使いすぎても、1Gbpsは出るのでYouTubeを見るくらいならストレスなく動くでしょう。
データ使い放題が1年間無料(楽天回線エリア)
月額2,980円もキャリアとは思えない安さですが、現在先着300万名限定でデータ使い放題(月額2,980円)が1年間無料となっています。
実質、35,760円(2,980円×12か月)の割引なのでかなり大きいですね。
パートナーエリア(au)は5GBまでの上限あり
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」で特に気を付けたいのがココでしょう。
楽天回線エリア内はどれだけ使っても使い放題なのですが、パートナーエリア(auの回線をレンタル)は5GBまでと上限があります。
上限を超えると1Gbpsの速度になりますが、月額2,980円で5GBまで使えると考えればそこまで十分安いとも言えます。(楽天回線エリアはデータ量かからないことも考えると)
国内通話話し放題(Rakuten Linkアプリ)
引用:楽天モバイル
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」も使い放題なのはあくまでもデータ容量(ギガ)で、通話料は別です。
しかし、楽天のアプリである「Rakuten Link」を利用すれば国内通話は無料(かけ放題)、通常の電話(アプリ未使用)では30円/20円となっています。
「Rakuten Link」はLINEやSkypeなどのインターネット通話、以前に比べると音質も良くなっていますが、通常の電話に比べるとやや音質は落ちることは覚悟しておく必要があります。
海外66の国と地域2GBまで使える
引用:楽天モバイル
国内とは別に海外66の国と地域でも最大2GB/月までデータ容量が使用できます。
2GBだとあっという間に消費しそうですが、旅行でメールやSNSをやる程度なら十分使えるレベルでしょう。
また、オプションで月額980円で、海外66の国と地域への通話がかけ放題になる「国際通話かけ放題」プランもあります。
楽天回線対応端末が必要
引用:楽天モバイル
楽天回線に対応しているスマホがないと、楽天のSIMカードを入れても反応しません。(プラス簡単な設定が必要)
ただ、例えばiPhoneでは、iPhone5s以降が対応端末となっているなど大抵のスマホは対応となっています。(詳しくはこちら)
また新たに端末を楽天モバイルで購入する方法もあり、今ならキャンペーンで最大20,800ポイントを還元できます。
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」利用で得する人は?
まず自宅などがエリア内がチェック
まず自分がよくスマホを使うエリア(自宅など)が楽天回線エリア外だったら、まったくお得度がありません。
サービスエリアを確認して、自分の自宅などはサービスエリア内かどうかをチェックしましょう。
しかし、マンションの高層階や地下など楽天回線エリア内であっても圏外(パートナーエリアに移行)する場合もありますので、可能なら知り合いなどで既に楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」を利用している人が7いたら、実際どうなのかチェックできるとベストでしょう。
対応端末を持っている人はまず1年間試してみても
対応端末を持っていないと別にスマホを購入する必要が出てくるため、割高感が出てしまいます。
そのため、現在持っているスマホ(以前使っていた古いスマホ)が楽天回線対応端末だったら、1年間データ使い放題で無料にて利用できるので、試しに自分の生活圏できちんと使えるかどうか試してみて、快適だったらそのまま楽天モバイル1本にするのも良いのではないでしょうか。
また、今ならキャンペーンでかなり格安で新端末を手に入れられるので、スマホ買い替えを考えてる人も今がチャンスといえるでしょう。
メールアドレスが変わっても問題ない人
現在、@docomo.ne.jp、@au.com、@softbank.ne.jpといったキャリアメールを利用している人は、キャリアが変わるわけなので楽天モバイルにしたらメールアドレスが移行できません。
電話番号はMNPで移行可能なので、メールアドレスが変わっても良いのなら、試しで無料期間使用してみて、もし使えなかったらすぐに元のキャリアなどに戻るのもひとつの手です。
エリア内でデータ容量消費を気にせず使いたい人(YouTubeやサブスク動画など動画をよく見る、ゲームをよくやるなど)
楽天回線エリア内だったら、口コミを見る限り、ストレスなくサクサク動くという声が多いので、YouTubeやNetflixなどサブスク系動画をよく見る人だと、上限のあるデータ容量だと途中で上限となり低速になるリスクは心配になるので、データ使い放題の楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」は安心と言えるでしょう。