折り畳み形式など新しいタイプのスマホが注目を集めるなか、LGは2020年9月に2つの画面を搭載したスマホ「LG WING」を発表しました。
ディプレイが90度回転する画期的なデザインは、これまでにない新しいスマホの使い方を私たちに提案してくれます。
LG WINGを皮切りに、今後は1つの端末に2つの画面というパターンが増えていくかもしれません。
そこで今回は、スマホの形式に新しい可能性を追加したLG WINGの詳細を確認します。
日本での発売は未定(2020.10.11時点)ですが、どのようなスペックと機能があるのかを、この機会にチェックしてみましょう。
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LG WINGのスペック
引用元:LG公式
LG WINGの基本スペックは、以下のようになっています。
画面サイズ | 6.8インチ (セカンドスクリーンは3.9インチ) |
ストレージ | 128GB、256GB |
CPU | Snapdragon 765G |
バッテリー | 4000mAh |
メモリ | 8GB |
カメラ | アウトカメラ:6400万画素 インカメラ:3200万画素 |
本体サイズ | 169.5×74.5×10.9mm |
重量 | 260g |
2画面ということでメインスクリーンとセカンドスクリーンがあり、サイズはそれぞれ6.8インチと3.9インチになります。
どちらも有機ELとなり、上下のベゼルはやや太めになっているのが特徴です。
セカンドスクリーンはメインスクリーンを横向きにしたときに支える形になるため、その分サイズが小さくなっています。
2画面分なので10.9mmという厚さと260gという重みが特徴となり、使い慣れるために時間が必要かもしれません。
カメラはアウト部分がメインの6400万画素、超広角の1300万画素と1200万画素の3眼になっていて、インカメラが3200万画素です。
その他「5G NR」や急速充電Quick Charge 4+への対応、画面内を対象とした指紋センサーの採用などといった特徴があります。
LG WINGは2画面という明確な差別化だけでなく、基本スペックもまた注目に値します。
LG WINGならではの特徴について
LG WINGは、2画面スマホという特徴を活かすためのさまざまな機能を備えています。
各機能はLG WINGならではのものになるため、製品をより深く知るためにも下記の特徴を確認してみましょう。
セカンドスクリーンを搭載した2層構造という新しさ
引用元:LG公式
LG WINGは、メインスクリーンの後ろにセカンドスクリーンを配置した2層構造を採用しているのが特徴です。
メインスクリーンを90度回転させる「スイベルモード」を使うことで、両方のディスプレイを無駄なく利用できます。
スイベルモード中は両方のスクリーンにひとつのアプリを表示する他、2つのアプリを起動してそれぞれの画面で使うことも可能です。
スマホ1台だけで、スムーズなマルチタスクが行えるのがLG WINGの魅力になるでしょう。
「NAVER Whale」によるアプリの連携利用も可能
LG WINGには、標準のプリインストールとして「NAVER Whale」というブラウザアプリが搭載されています。
このNAVER Whaleを使ってスイベルモードを利用することで、メインスクリーンとセカンドスクリーンを連携させることが可能です。
たとえば「メインの方で動画サイトを見つつ、セカンド画面でSNSにコメントを打つ」などといったことができます。
マルチタスクを前提としたシステムが搭載されていることも、LG WINGの特徴です。
ポップアップ式のカメラによる撮影
引用元:LG公式
LG WINGnのメインカメラはポップアップ形式になっていて、撮影時に本体から迫り出すスタイルになっています。
ポップアップしたインカメラとアウトカメラを使えば、同時撮影も可能です。
本体には加速度センサーが搭載されているため、仮に手を滑らせてスマホを落としたとしても、ポップアップカメラは素早く本体内部に収納される仕組みになっています。
そのためポップアップした部分だけを故障・破損する可能性が低くなり、安全な利用が可能となるのです。
スマホで初のジンバル機能を採用
LG WINGは、スマホで初めての「ジンバル機能(センサーを使って手ブレや傾きを抑える機能)」を備えています。
6軸スタビライザーによって安定性を確保しているため、手ブレ補正機能などよりもさらに滑らかな動画撮影が可能となるのです。
動画の撮影時には、セカンドスクリーンをグリップとして使えるため、より安定した撮影が可能となります。
外で動画を撮影する機会が多く、かつ精度の高い動画を撮りたいのであれば、LG WINGのジンバル機能とセカンドスクリーンをグリップ化できる点は評価できるでしょう。
MIL-STD-810Gに準拠した耐久スペック
LG WINGは耐久面も優秀となっていて、取り扱いやすいというメリットもあります。
アメリカの国防総省の調達基準となる「MIL-STD-810G」に準拠しているため、衝撃や振動などに強い設計として認められているのです。
2画面という複雑なスタイルのため「壊れやすいのでは?」という懸念もありますが、耐久面もしっかりと考えられています。
外出先で安全に使うことも想定できる点は、LG WINGのメリットになるでしょう。
2画面スマホのおすすめ製品
LG WING以外にも、2画面スマホは国内で販売されています。
2画面スマホという特殊なスタイルに興味があるのなら、別の機種もチェックしておくことがおすすめです。
LG V60 ThinQ 5G
引用元:docomo公式
docomoは、2画面スマホ「LG V60 ThinQ 5G」を2020年5月より販売しています。
LG WINGのように画面を90度回転させるタイプとは違い、手帳のように開くスタイルになっているのが特徴。
片方でSNSをしつつ、もう片方でWebで調べ物をするといった、マルチタスクがしやすい形になっています。
状況に応じて2画面と1画面を変えられるため、常に2画面分の重さを持ち運ぶ必要がありません。
「ちょっと出かけるだけだから今日は1画面にしよう」といった、柔軟な使い方が可能となります。
約6,400万画素のカメラ、5,000mAhのバッテリー、約6.8インチの大きな有機ELディスプレイなど、基本スペックが高いのも魅力です。
単純に通常の画面が2つあるという感覚で使えるので、LG V60 ThinQ 5Gなら2画面スマホならではの使い方にスムーズに適応することができるでしょう。
LG WINGはまだ日本国内での販売が決まっていないので、キャリアで手に入れるには時間がかかりそうです。
そのためすぐにでも2画面スマホを使いたいという場合には、LG V60 ThinQ 5Gがおすすめされます。
ZTE M Z-01K
引用元:Amazon
「ZTE ZTE M Z-01K」も、2画面で使用できるスマホとして販売されています。
画面のサイズは5.2インチとやや小さめですが、比較的ローコストで購入できる点が魅力。
2画面のお試しとして利用してみるのも、ひとつ検討されるでしょう。
まとめ
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