自分の使っているスマホに、どのようなプライバシー保護やセキュリティ関連のシステムが備わっているかご存知でしょうか。
あらゆる情報を集められるスマホという端末は、便利な一方でその使い方に工夫と注意が求められるようになっています。
特に個人情報保護という観点は重要で、使い方を間違えれば情報漏洩やハッキングなどのリスクも考えられられます。
Appleはそういった個人情報への関心の高さを理解して、さまざまなシステムでユーザーのプライバシーを守っています。
そこで今回は、iPhoneがどのようなシステムで個人情報保護を行っているのかを紹介します。
本当にiPhoneは安全なのか。その安全はどんな理由によって成り立っているのか。
そういったことを、こちらでチェックしていきましょう。
【2021年】格安SIM15社のプランを比較、最安はどこ、おすすめはどこ?
2021年格安SIM15社を徹底比較し、料金が安いおすすめのご紹介や格安SIMに変更する際の方法、注意点などをまとめました。 ...
iPhoneは個人情報がきちんと保護されるように作られている?
AppleのiPhoneは、スマホの利用中に考えられるいくつかのシーンで、きちんと情報が保護されるようなシステムを構築しています。
そのため一般的には、安全に使っていくことができるとされているのです。
特に「サインイン」「位置情報サービス」「Apple Pay」「Safari」などの日常的に使われるサービスでは、強固な個人情報保護システムが採用されているのです。
それぞれの詳細を確認して、まずはiPhoneの基本的な安全性を確かめてみましょう。
サインインのセキュリティについて
引用元:Apple公式
iPhoneではデバイスやアカウントへの安全なサインインのために、Face IDやTouch IDを採用しています。
このサインイン機能は、Appleによっても追跡されることがなく、プロファイル(集約されたデータ)が作られることもありません。
そのため非常に安全な状態で、アプリの利用やWebサイトでの買い物が行えるのです。
もちろんサインインに使われる情報は、利用先に漏れないよう強固に保護されています。
さらにAppleのサインインには、2ファクタ認証が必要とされるので、不正なアクセスをすぐに検知することも可能です。
サインインというあらゆるサービスへの入り口にきちんとしたセキュリティが備わっていることから、iPhoneは安心して使える端末となるでしょう。
位置情報サービスのセキュリティについて
引用元:Apple公式
iPhoneでは位置情報を使用するアプリに対して、細かな許可設定を行えるシステムを採用することでセキュリティを強化しています。
ユーザーはiPhoneの使用中に求められる位置情報の提供を、自分の意思で自由にコントロールできるのです。
たとえばアプリに対して位置情報の利用を「一度だけ」許可したり、逆に一切許可しなかったりといったことがアプリごとに可能となっています。
そのためアプリが勝手にiPhoneの位置情報を入手したり、不必要なタイミングで位置情報を捉えたりといったことを避けることができるのです。
アプリはバックグラウンドで位置情報を追跡する場合にも、ユーザーの許可が必要になります。
知らないうちにアプリが裏で位置情報を取得するような、不正も起こりづらくなっているのです。
また、iOS 13以降はWi-FiネットワークやBluetooth経由で位置情報を特定することが難しくなっているのも特徴。
アプリがWi-Fi名から勝手に位置情報を特定したり、オーディオ目的以外でBluetoothを勝手に使ったりといったケースは、さらに減少することになるでしょう。
このようにiPhoneの位置情報は、強固なシステムによって保護されているのです。
Apple Payのセキュリティについて
引用元:Apple公式
Apple Payによる支払い履歴は、機密情報として扱われて保護されることになっています。
具体的にはWalletアプリからApple Payにクレジットカード情報を登録すると、その段階で関連情報が安全な方法でカード会社に送られます。
そのためデバイスやAppleのサーバーに、カード情報が保存されることがありません。
それによって個人情報がiPhone端末から漏洩することを、未然に防ぐことができるのです。
iPhone側にはカード番号に代わって固有のアカウント番号が作成され、Appleのオペレーションシステムでさえ確認できない状態に隔離されます。
このように安全性を重視した状態で支払いに関する情報が保存されるため、Apple Payもまた安心に使えるサービスとなっているのです。
Safariのセキュリティについて
引用元:Apple公式
iPhoneに標準搭載されているインターネットブラウザSafariにも、Appleは高いセキュリティシステムを採用しています。
たとえば「インテリジェント・トラッキング防止機能」によって追跡型広告をブロックしたり、「フィンガープリント」を作成できないようにしてデバイスを特定しづらくしたりします。
そのためSafariを使っていても、誰かわからない第三者に伝わるデータを最小限に抑えることができるのです。
他にもプライベートブラウズを使えば、検索内容やサイトの履歴を残さずにインターネットを利用できます。
このようなSafariのシステムのおかげで、多くの情報が表面化してしまうインターネットでも、安全に使っていくことができるでしょう。
iOS 14によってiPhoneの情報保護はさらに強まる?
引用元:Apple公式
2020年に配信が予定されている「iOS 14」では、プライバシーに関するセキュリティがさらに向上すると予告されています。
たとえば以下のような点が、新たにiPhoneの個人情報を守ることになるでしょう。
・「プライバシーレポート」によって、Webサイトがプライバシー情報をどのように扱っているのかがわかる
・Safariのパスワードが安全でない場合には「警告」が行われる
・App Storeのプライバシー情報が全てのアプリで閲覧できるようになる
このような機能によって、iPhoneのセキュリティレベルはiOS 14以降も向上していきます。
もちろん今後のアップデートによって、iPhoneの個人情報保護の機能はさらに高まっていくと予想されるでしょう
iOS 14がどのようなセキュリティ機能を備えるのかにも、今後は注目が集まりますね。
iPhoneをより安全に使うための方法とは?
iPhoneの個人情報は、ユーザーの使い方次第でより安全に保護することができるようになります。
逆に言えば個人情報を保護するための使い方を知れば、さらに安全にiPhoneを利用できるようになるのです。
個人情報保護に必要とされる安全なiPhoneの使い方を、以下で解説します。
Appleからの通知を確認する
Appleはパスワードの変更や新規端末でのサインインが行われた際に、メールやプッシュ通知を行います。
身に覚えのない通知があった場合には不正アクセスが疑われるため、すぐにパスワードの変更やAppleサポートへの連絡を行うことで、被害を未然に防ぐことができるのです。
不審な通知に対してすぐに対応できるように心構えをしておくことが、iPhoneを安全に使うポイントになるでしょう。
フィッシングによる詐欺に注意する
近年も偽のメールやメッセージを送信して個人情報を盗もうとする「フィッシング」の被害が、たくさん報告されています。
なかにはAppleになりすまして情報を抜き出そうとするケースもあるので、少しでもあやしいと感じた場合には以下を確認するようにしましょう。
・メールアドレスや電話番号が正規の会社のものと同じか
・メッセージのレイアウトがいつもと同じか
・クレジットカードなどの不要な情報を求められていないか
・ソフトウェアのダウンロードを要求されないか
上記のポイントに違和感を覚えた場合には、フィッシングの可能性があります。
その場合は返信は控えて、Appleの「reportphishing@apple.com 」にそのメッセージを転送し、対応をお願いするようにしましょう。
「フィッシングかもしれない」という警戒心を持つことは、iPhoneの安全性を高めることにつながります。
この機会に改めてフィッシングの危険性を認識し、iPhoneの個人情報を守れるように備えていきましょう。
まとめ
【2021年】格安SIM15社のプランを比較、最安はどこ、おすすめはどこ?
2021年格安SIM15社を徹底比較し、料金が安いおすすめのご紹介や格安SIMに変更する際の方法、注意点などをまとめました。 ...