「iPhoneを使いたいが、Androidが気になる」という人は多いでしょう。
両者を比較するうえで大切なポイントのひとつとして、「故障の起こりづらさ」が挙げられます。
実際、「iPhoneは故障しやすい」・「故障率が高い」というふうに聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
本記事ではiPhoneの故障率について詳しく解説します。
iPhoneかAndroidで悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
iPhoneの故障率は低い
結論から言えばiPhoneの故障率は低いと言えます。
リサーチ会社「BlanccoTechnologyGroup」の調査によれば、「iPhoneの故障率はAndroidの約半分」だと報告されています。
わかりやすくまとめると、
- iPhoneの故障率は25%
- Androidの故障率は44%
とのことです。
つまり「iPhoneとAndroidを同じ期間使い続けた場合、iPhoneはAndroidの半分しか故障が起こらない」ということ。
現在のスマートフォン市場は、iPhoneとAndroidがほとんどです。
そしてAndroidよりも故障率が倍近くすぐれているiPhoneは、もっとも故障率が低いプロダクトだと言えるでしょう。
iPhoneにありがちな故障と対処法
iPhoneの故障率が低いとはいえ、全く故障しないわけではありません。
自分自身の不手際で故障させることもあるでしょう。
もちろん機械なので、いずれは経年劣化によって故障することもあります。
IPhoneにありがちな呼称としては以下が挙げられるでしょう。
- 画面割れ
- ボタンやタッチの不具合
- バッテリーの経年劣化
- 水濡れによる故障
それぞれについて、対策方法とともに詳しく解説するので、参考にしてください。
画面割れ
iPhoneにおいてもっとも多い故障といえば、やはり画面割れが挙げられるでしょう。
iPhoneユーザーの大半は画面割れを経験しているのではないでしょうか?
iPhoneの画面はキレイさや視認性の高いデザインです。
しかしその一方で、ある程度耐久性が犠牲になっています。
だから落としたり、あるいはぶつけたりすることで、割と割れやすい部分があるのです。
ただし画面割れは、対処しやすい故障でもあります。
基本的に分厚めのカバーを使えば、画面割れはほとんどの場合避けられるでしょう。
また手帳タイプのカバーをつければ万全です。
iPhoneにおける画面割れの故障率は、いくらでも下げられるわけですね。
ボタンやタッチの不具合
iPhoneについては、ボタンやタッチの不具合も起こります。
iPhoneにはたったひとつだけホームボタンがあります。
しかしごくまれに、ホームボタンが押せなくなる、ということもあるのです。
原因としては、
- iPhoneを落としたことで内部に破損が起こった
- ゴミやホコリが詰まって押し込めなくなった
- ホームボタン直下にあるスプリングが経年劣化で機能しなくなった
などが挙げられるでしょう。
ディスプレイのタッチについては、システム上の不具合が原因で起こります。
たとえばiOSアップデートなどで、タッチがうまく機能しなくなることがあるのです。
ただしボタンやタッチの故障率は決して高くありません。
また対処も簡単なので、iPhoneを購入するうえであまり気にする必要はないでしょう。
ボタンはクリーニング、タッチはアップデートや初期化で、多くの場合は解決できます。
バッテリーの経年劣化
iPhoneもAndroidも、バッテリーは少しずつ経年劣化します。
これだけはすべてのスマートフォンに共通した宿命とも言えるでしょう。
iPhoneのバッテリーは、最近ではかなり長持ちするようになりました。
少なくとも1〜2年の間は、電池の持ちに悩まされることはありません。
しかしバッテリーというものは、充電と放電を繰り返す中で少しずつ消耗していきます。
つまり使い続けている中で、少しずつ最大充電容量が減っていくというわけです。
バッテリーの寿命はおおむね2年ほど。
したがってiPhoneはおおよそ2年周期でバッテリーの交換や機種変更が必要となるでしょう。
とはいえiPhoneのバッテリーはかなり丈夫なので、2年を超えても一応は使い続けることが可能です。
水濡れによる故障
IPhoneの故障率を上げている原因として、水濡れによる故障が挙げられます。
つまりiPhoneをお風呂などに落として、水濡れさせるというケースが多いわけですね。
iPhoneはそれなりに防水性の高いスマートフォンです。
多少水をかぶったくらいでは故障したりしません。
ただしさすがにお風呂などに落として水浸しにになると、電源が入らなくなたっりします。
非常に丈夫なiPhoneですが、ユーザーがそれに安心しすぎて雑に扱ってしまうというケースが多いのです。
だからお風呂に持ち込んで浸水させるということが、頻繁に起こり得ます。
もしiPhoneを購入するのであれば、iPhoneの丈夫さや故障率の低さを過信せず大事に扱っていきたいところですね。
iPhoneの故障率は購入3年目から少しずつ高くなっていく
IPhoneの故障率が低いことは先ほども解説しました。
Androidと比較すれば圧倒的に故障しづらいと言えるでしょう。
ただしiPhoneの故障率は購入3年目から少しずつ高くなっていくことを覚えておきましょう。
IPhoneの非正規修理店Firebirdの調査によれば、購入3年目以降のiPhoneは故障しやすいことがわかっています。
下記は、2020年6月から2020年11月末の間に、FireBirdで故障が確認されたナンバリングとその割合です。
(引用:PRTimes)
1位から5位まで、iPhone XSを除いたすべてが発売から3年経過しているナンバリングだとわかります。
つまりiPhoneは3年経過すると、故障率が高くなるわけです。
もし現在使っているiPhoneが購入してから3年経っているなら、買い替えを検討する段階にあると言えるでしょう。
まとめ
「iPhoneとAndroidどちらを選ぶか」というのは、多くの人にとって重要な問題です。
しかし故障率で考えるなら、iPhoneのほうが圧倒的にすぐれています。
調査によって、「iPhoneはAndroidにくらべて約2倍故障しづらい」と判明しています。
もし故障のリスクを避けるのであれば、AndroidよりiPhoneのほうが適切だと言えるでしょう。
ただしさすがのiPhoneも、経年劣化には勝てません。
もし3年以上iPhoneを使っているなら、そろそろ故障してもおかしくない時期です。
重大な故障が起きる前に、買い替えを検討しましょう。