iPhoneの場合、OS自動アップデート機能があるため、自分では気づかないうちに、新機能が追加されている人も多いのではないでしょうか。
なかには、「早く知っておけば良かった」という便利に使える機能もあります。
前回の「レガシーコンタクト」や「プライバシーアプリレポート」などに続いて、まだまだiOS15.2以降からの新機能があります。
そこで、今回もiOS15.2以降でできる新機能を紹介します。
iOS15.2でできること②
自分もiPhoneもきっと思わぬ新機能が搭載されていますよ。
アナタもチェックして、自分に使える新機能を使いこなしましょう。
電源が切れたiPhoneでも、「探す」アプリで見つけられるように
iPhone端末本体をはじめ、AirPodsやApple Watchなど同じApple IDで紐づけされたApple製品なら、現在地を地図で表示してくれ、サウンドを鳴らしたり、(紛失時)画面にメッセージを表示できるなど便利な「探す」アプリ。
この「探す」アプリで、iOS15.2以降から最大5時間まで、電源の切れたiPhoneでも現在地を表示できるようになりました。
これは、電源が切れた状態でも、最大5時間まで「パワーリザーブ」という状態に入り、微力な電波を出すようになっているので、その電波で現在地を把握できるのです。
これまでは、電源が切れてしまったら、探す当てはなくなってしまいましたが、最大5時間とはいえ、探す当てができたのは大きいですね。
緊急SOSが小さなバージョンアップ
サイドボタンと音量ボタンを長押しするか、サイドボタンを5回押すと、緊急通報ができる「緊急SOS」。
誤ってサイドボタンと音量ボタンを長押ししてしまい、緊急画面が表示され焦ってしまった人もいるでしょうが、待ち時間が5秒から8秒に伸びました。
これで間違い通報を減らすことができるでしょう。
また、保留ボタン機能を無効にすることもできるようになります。
「TVアプリ」内に「ストア」タブが追加
iPhoneユーザーが使える、動画配信サービスや音楽サービスの「Apple TV」。
iPhoneユーザーにとっては、使い勝手の良さから、サブスクのひとつとして利用している人も多いでしょうが、この「Apple TV」が進化。
映画などを購入したり、レンタルする場合、iTunes経由で行っていましたが、iOS15.2以降からは「Apple TV」内に「ストア」タブが追加され、Apple TV内で新しいコンテンツを探すことができるようになりました。
SiriやSafari検索の安全性が向上
Siriおよび、Safari検索、Spotlightにおいて、「拡張ガイダンス」を追加し、保護者と子どものオンライン上での安全性を向上させました。
この「拡張ガイダンス」にて、子どもが安全とはいえない危険な状況にインターネット上で遭遇する可能性が出てきても、保護者や子どもたちを助けることもできるようになりました。
CarPlayの地図が表示する情報がさらに詳細に表示可能
CarPlayは、iPhoneをCarPlay対応のカーオーディオやカーモニターに接続して、カーナビなどを利用できるもの。
まだ対応車種は少ないため、浸透はしていませんが、今後車載カーナビは廃り、iPhoneを接続する時代がくるかもしれません。
そんなCarPlayが進化。
地図をAppleマップを使用することで、新たにターンレーン、中央分離帯、自転車専用レーン、横断歩道の表示が可能(※横断歩道は対応している場合)になりました。
ICloudに「メールを非公開」が追加
iCloudの有料オプション利用者のみですが、新たにiCloud+を使用することで「メールを非公開」機能が新たに追加され、メールアプリで使いたいメールのどれにでも拡張されます。
リマインダーで複数のタグの編集が可能に
「タグ」から複数のタグをタップして選択し、「メニュー」ボタンをタップすると、編集や削除ができるようになりました。
Apple Musicの「Voice」プラン
Apple Music(通常、月額980円)のところ、Siriを使ってリクエストした場合に限られる「Siri専用Apple Musicプラン」が登場。
Siriを使ってのリクエストに限られますが、通常のプラン同様、すべての曲を広告なしで聴くことができます。
「株式」アプリもバージョンアップ
「株式」アプリで、ティッカーの通貨を表示したり、チャートで年初来のパフォーマンスを確認することができるようになりました。
6つのバグを修正
修正内容は以下の通り。
- VoiceOverの実行中にiPhoneがロックされて、Siriが反応しないことがある。
- サードパーティ製の写真編集アプリで ProRAW の写真を表示すると、露出オーバーに表示されることがある。
- iPhone がロックされていると、ガレージのドアを含む HomeKit のシーンが CarPlay から実行されないことがある。
- CarPlay は、特定のアプリの 「再生中」情報を更新しないことがある。
- iPhone 13 モデルでは、動画ストリーミングアプリがコンテンツを読み込まないことがある。
- Microsoft Exchangeを使用していると、カレンダーのイベントが間違った日に表示されることがある。
古いiPhoneも、最新OSにアップデートして現役に戻そう
ここまで紹介してきたiOS15.2以降の新機能は、なにも最新iPhoneのiPhone 13シリーズでなくとも、実はiPhone SE(第1世代)以降のiPhoneならアップデート可能なのです。
つまり、今眠っているiphoneも、若干処理速度等は最新iPhoneに劣りますが、機能性は最新iPhoneに負けないiPhoneとして使えるのです。
そこで、眠っているiPhoneを取り出して、現役スマホとして活用しましょう。
Wi-Fi環境下のみで使用しても良いですし、格安SIMを入れてバリバリ使うのも悪くないですね。
- CarPlayなど車載用スマホとして
- 音楽視聴用、ミュージックプレイヤーとして
- とことん充電器にせずゲームを遊ぶ、ゲーム専用機として
など、使用方法は十人十色。眠られておくのはもったいないですよ。
また、最新スマホは高額という人は、中古の型落ちモデルを狙うのも賢い方法ですね。