いよいよ、5Gサービスへの移行が本格化してきました。
すでに三大キャリアは、5G主体の新プランを発表。
5G回線に対応しているスマートフォンも、次々と登場しています。
とはいえ、「いつから一般的に利用されるようになるのか?」という点については、明確な答えが出ていません。
三大キャリアでさえもはっきりとしたことは決まっておらず、格安SIMであればなおのこと不透明です。
本記事では、格安SIMにおいて5Gサービスが使えるようになるのはいつからか、可能な範囲で予測します。
楽天モバイル公式ページ | UQモバイル公式ページ | OCN モバイル ONE公式ページ | mineo公式ページ |
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
格安SIMで5Gサービス、いつから始まる?
格安SIMにて5Gサービスが本格化するのは、2021年秋から2022年春ごろだと言われています。
つまり、来年には格安SIMで5G回線を使えるようになる可能性が高く、そう遠くない未来に起こる話なのです。(本記事の執筆は2020年12月30日)。
現時点では、三大キャリアと格安SIM業者各社、そして総務省が「格安SIMでの5Gサービス」について協議を図っている段階。
また、2021年秋とは言わず、もっと手前のタイミングでリリースされる可能性もあります。
基本的に総務省(あるいは政府)は、「早く5Gはサービスが広まって欲しい」と考えています。
よって、今までも、三大キャリアに対して「格安SIMの5Gについて進展があれば報告して欲しい」「できるだけ早く情報公開して欲しい」などと要請してきました。
2019年12月には、総務省からSoftBankに対して、「5Gが早く利用できるように、早くユーザーへ情報提供して欲しい」と通達しています。
(引用:総務省)
上記のように、今後も総務省から三大キャリアに対して、格安SIMでの迅速な5Gサービス提供を要請するかもしれません。
もし要請があって、なおかつ三大キャリアが受け入れるのなら、格安でのSIM5Gサービスのサービスインは前倒しになる可能性もあります。
ただし、総務省の出しているのは「要請」であり、強制力はありません。
三大キャリアが要請をどのようにとらえているかは不明ですが、少なくとも「言われたとおり」にできるわけではないのです。
結局は三大キャリアの方針が、5Gサービスがリリースされるタイミングを左右します。
また、基本的に順番としては「三大キャリア→格安SIM業者」という流れになるでしょう。
三大キャリアで試運転してからでないと、格安SIMへ移行するのは怖い、といった向きもあるようです。
もし、できるだけ早く5G回線を使いたいのなら、格安SIMではなく三大キャリアに戻す必要があるでしょう。
ちなみに三大キャリアは、まだ本格的ではないものの、5Gサービスを提供しています。
たとえばソフトバンクは、2020年3月27日の段階で「SoftBank 5G」をスタートさせました。
5G対応のスマートフォンがあればすぐにでも利用できます。
そして、5G対応のスマートフォンも、SoftBankで購入可能です。
そして、「楽天モバイル」も、2020年9月30日というかなり早い段階で、5G回線に対応しています。
料金は月額2,980円で、これは4Gにおける契約条件と同一です。
ちなみに楽天モバイルは、「2021年夏には、楽天モバイルのユーザーのうち90%を、5Gへ移行させる」という目標を立てています。
三大キャリアが立てている目標よりもはるかに高難度ですが、もしかしたら「5Gと言えば楽天モバイル」という未来が待っているのかもしれません。
なお、三大キャリアは、「おおむね2022年ごろには、ほとんどの人が5Gを利用している状態にする」というところを目標としている様子です。
4Gにそっくりそのまま入れ替わるまでは、やや時間がかかる様子。
格安SIMで同じことが起こるのは、2022年以降、まだ先の話になりそうです。
すでに格安SIMでは、5Gサービスを使える!
実は、すでに格安SIMの中で、5Gに対応している業者が現れています。
まずは「mineo」。
mineoは2020年12月1日より5Gサービスの提供をスタートさせています。
まだオプションの扱いではありますが、月額200円を上乗せするだけで、5Gが使えるようになる仕組みです。
そして、docomo系列の「LinkMate」も5Gサービスをスタートしています。
現在、「5G回線オプション」を利用することで、5G回線への接続が可能。
利用料金は月額500円と、こちらもかなり低価格です。
現時点で無理に5G回線へ切り替える必要は薄いかもしれません。
しかし、いち早く5G回線を楽しみたいというなら、上記のような格安SIM業者への乗り換えを考えてもよいでしょう。
5Gサービスに対応しているスマートフォン
各社が5Gサービスに対応しているからといって、それだけで5G回線を使えるわけではありません。
合わせて、5G回線に対応しているスマートフォンも必要となります。
現状だと、
- iPhone12
- Google Pixel
- Galaxy Note20 Ultra 5G
- Xperia 1 II
などが、5G回線に対応しているスマートフォンとしてリリースされています。
そして、同時に5Gサービスが本格化したとき、まずは(後継機も含めて)主要な端末として普及することが予測されているスマートフォンでもあります。
その他にも、すでに何十種類という5G回線対応のスマートフォンがリリース済み。
「5G回線を使いたいけれど、スマートフォンが手に入らない」という状況は、まず起こらないでしょう。
楽天モバイル公式ページ | UQモバイル公式ページ | OCN モバイル ONE公式ページ | mineo公式ページ |
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
まとめ:今の段階で、5Gは必要なのか?
格安SIMで5G回線が使えるようになるまで、おそらく2年はかかりません。
早ければ2021年秋前後には、本格的に使えるようになるでしょう。
そして、すでに一部キャリアで5Gを利用することは可能です。
となると、「もう5Gを使い始めてもいいのだろうか?」と考える人も多いでしょう。
結論から言うと、まだあわてて5G回線を使い始める必要はありません。
なぜなら、周辺の環境が5G回線に沿って整備されていないから。
スマートフォンや利用可能なエリアこそ、最近ではそれなりに拡大しました。
ただし、
- 5GではアクセスできないWEBサイトが、まだまだ多く存在する
- バッテリーの性能が、5Gについていけていない
- 回線は存在するが、安定してつながりやすい状況にはなっていない
といった課題が、まだまだ根強く残っているから。
よって、今すぐ5Gを使い始めたとしても、使い勝手に満足できないかもしれません。
基本的には、5Gサービスが本格化するまで待つことをおすすめします。