日本通信株式会社が提供する『b-mobile』は、日本の格安SIMの中でも老舗にあたるサービスです。
毎月通信した分だけ料金が発生する従量課金型のプランを採用しており、業界最安級の月額料金でスマホが使える格安SIMの1つです。
当記事では、b-mobileの料金プランやメリット・デメリット、評判など気になる情報をまとめた上で、どんな人におすすめなのサービスなのかを解説しています。
なお、b-mobileではプリペイド型のSIMも発行していますが、今回は月額課金型のSIMに絞って情報をまとめています。
b-mobileは従量課金型プランでムダなく安い!音声通話が最安級の月額990円~契約可能!
運営会社 | 日本通信株式会社 |
---|---|
使用可能な回線 | ドコモ、ソフトバンク |
端末の販売 | × |
月額料金 | ・990 JUST FIT SIM:990円~4,790円(1GB~20GB) ・190 PAD SIM:190円~3,410円(100MB~15GB) ・START SIM:1,380円(1.5GB) |
縛り期間、解約金 | なし |
高速データ容量繰り越し | × |
高速・低速切り替え | × |
データ容量追加 | × |
店舗対応 | × |
b-mobileは、日本通信株式会社が提供する、ドコモ回線とソフトバンク回線が使える格安SIMです。
高速データ容量を使った分だけ請求される従量課金型のプランのため、スマホ代をムダなく節約できます。
しかも、業界最安級の料金設定なので、とにかく通信費を節約したい方におすすめです。
そんなb-mobileの月額課金型プランのメリット・デメリット、そして評判を詳しくみていきましょう。 ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
b-mobileのメリット
b-mobileの3つのメリットをまとめました。
- 従量課金型プランでムダなく使える&料金が業界最安級
- データ使い過ぎ防止機能があるので安心
- 縛り期間や解約金なし
1つずつ詳しく見ていきましょう。
b-mobileの料金プランは従量課金型!ムダなく使えて安い
b-mobileのメインの料金プランである音声通話の『990 JUST FIT SIM』とデータ専用の『190 PAD SIM』は、従量課金型で使った分だけ請求されるのでムダがありません。
また、料金設定も安く、1GB未満なら音声通話SIMが月額990円、データ専用SIMが月額610円で利用可能です。
この月額料金は他の格安SIMと比べても安いため、安さを重視で格安SIMを選びたい方にもおすすめです。
音声通話の『990 JUST FIT SIM』とデータ通信専用の『190 PAD SIM』の料金について、詳しくを見ていきましょう。
1GB未満の利用なら月額990円!音声通話の『990 JUST FIT SIM』
b-mobileの『990 JUST FIT SIM』は、高速データ容量を使った分だけ請求される20段階制従量課金型の音声通話プランです。
使用した高速データ容量 | 月額料金 |
---|---|
~1GB | 990円 |
~2GB | 1,190円 |
~3GB | 1,390円 |
~4GB | 1,590円 |
~5GB | 1,790円 |
~6GB | 1,990円 |
~7GB | 2,190円 |
~8GB | 2,390円 |
~9GB | 2,590円 |
~10GB | 2,790円 |
~11GB | 2,990円 |
~12GB | 3,190円 |
~13GB | 3,390円 |
~14GB | 3,590円 |
~15GB | 3,790円 |
~16GB | 3,990円 |
~17GB | 4,190円 |
~18GB | 4,390円 |
~19GB | 4,590円 |
~20GB | 4,790円 |
高速データ容量1GB付きで音声通話SIMが月額990円で使えるのは、格安SIMの中でも最安級レベルの値段設定です。
2GB以降は、1GBごとに200円ずつ料金が上がっていきます。
最大20GBまで高速データ容量が使えるので、「毎月のデータ通信量が多い月と少ない月がある」という方でもムダや不足の心配なく利用できます。
参考までに、同じ従量課金型プランであるドコモのギガライトの月額料金と比較してみました。
使用した高速データ容量 | b-mobile(990 JUST FIT SIM) | ドコモ(ギガライト) |
---|---|---|
~1GB | 990円 | 2,980円 |
~2GB | 1,190円 | 3,980円 |
~3GB | 1,390円 | 3,980円 |
~4GB | 1,590円 | 4,980円 |
~5GB | 1,790円 | 4,980円 |
~6GB | 1,990円 | 5,980円 |
~7GB | 2,190円 | 5,980円 |
ドコモからイオンモバイルに乗り換え(MNP)すると、毎月1GB使う人なら1,990円、6GB使う人なら3,990円もスマホ代が安くなります。
6GBで1年使えば、合計47,880円も節約できる計算になります。
b-mobileの通話料は通常20円/30秒ですが、専用アプリ『b-mobile電話アプリ』(無料)を使用すると半額の10円/30秒で通話可能です。
また、月額500円で1回5分以内の電話の通話料が全て無料になる『5分かけ放題オプション』をつけることもできます。
月額190円~利用可能!データ通信専用の『190 PAD SIM』
b-mobileの『190 PAD SIM』は、6段階制の従量課金型のデータ通信専用プランです。
使用した高速データ容量 | データ通信専用 (ドコモ or ソフトバンク) | SMS付き (ドコモのみ) |
---|---|---|
~100MB | 190円 | 320円 |
~1GB | 480円 | 610円 |
~3GB | 850円 | 980円 |
~6GB | 1,450円 | 1,580円 |
~10GB | 2,190円 | 2,320円 |
~15GB | 3,280円 | 3,410円 |
注目すべきは、最低月額料金の安さ。
高速データ通信の利用量100MB未満の月額料金がたったの190円!SMS機能付きでも320円とワンコイン以下の安さです。
例えば、たまにしか使わないタブレットや2台目のスマホとして利用すれば、全く使わない時の維持費を最低限に抑えることができます。
それでいて、使う時は最大15GBまで利用可能という柔軟さが従量課金型プランの良いところです。
メインのスマホが使えない時の予備として1枚確保しておくのにおすすめです。
ドコモ回線で1.5GBの定額料金の『START SIM』
『START SIM』は、b-mobileの月額課金プランの中では唯一、月額定額で使える音声通話プラン(1.5GB)です。
プラン名 | START SIM |
---|---|
回線 | ドコモ |
高速データ通信容量 | 1.5GB |
SIMの種類 | 音声通話SIM |
月額料金 | 1,380円 |
ただし、2020年現在、この『START SIM』を契約するメリットはほとんどありません。
昔は、縛りなし&解約金なしで利用できる珍しいプランとして注目を集めましたが、『990 JUST FIT SIM』も縛りなしになった今、同じ2GB未満使うなら『990 JUST FIT SIM』の方が安くなります。
月額定額プランを探している場合も、他の格安SIMの定額プランの方が割安なため、わざわざb-mobileでこちらのプランを選ぶメリットはないと言えます。
データ使い過ぎ防止機能があるので安心
従量課金型プランと聞くと「つい使い過ぎて高額請求が来たらどうしよう」と不安になる方も多いのではないでしょうか?
b-mobileの『990 JUST FIT SIM』と『190 PAD SIM』では、会員専用サイト(My b-mobile)から、高速データ通信容量の上限を自分で設定することができます。
- 『990 JUST FIT SIM』:5GB~20GBまでの間で1GB単位で設定可
- 『190 PAD SIM』:3GB/6GB/10GB/15GBのいずれかで設定可
高速データ通信の利用量が、自分が設定した上限に達した場合、自動的に低速通信に切り替わります。
低速化した後に、My b-mobileで更に上の上限に設定し直せば、再び高速通信に戻すことも可能です。
当月の高速データ通信容量の利用状況と月額料金は、My b-mobileからいつでもチェックできます。
縛り期間や解約金なし
2020年現在、b-mobileの全てのプランには最低利用期間や解約金はありません。
音声通話プランの『990 JUST FIT SIM』も、高い解約金を支払うことなく解約できます。
ただし、電話番号そのままに他社へ乗り換え(MNP)する場合は、MNP転出手数料が発生します。
b-mobileのデメリット
続いて、b-mobileのデメリットをまとめました。
- スマホ本体の取り扱いはない
- 解約はWebサイトからのみ可能
- 他社への乗り換え時にMNP予約番号発行まで4営業日かかる
こちらも、1つずつ解説していきます。
スマホ本体の取り扱いはない
b-mobileでは、スマホ本体の販売は行っていません。
スマホが必要な場合は、別途用意する必要があります。
b-mobileで利用可能な機種については、公式サイトの「利用できる端末」のページで確認できます。
なお、auで購入した端末はSIMロック解除しないと利用できません。
解約はWebサイトからのみ可能
b-mobileの解約手続きは会員専用サイト(b-mobile)から可能です。
店舗で契約した場合でも、解約はWebサイト上からしかできません。
それほど複雑な手続きは必要ありませんが、ネットでの手続きが苦手な方はご注意ください。
他社への乗り換え時にMNP予約番号発行まで4営業日前後かかる
b-mobileから電話番号そのままで他社に乗り換え(MNP)する際、会員専用サイト(My b-mobile)でMNP予約番号の発行を申し込んでから実際に発行されるまで4営業日前後かかります。
乗り換え先のキャリアや格安SIMのキャンペーン期間内に乗り換えたい場合などは、b-mobileでのMNP予約番号発行手続きを早めにしておきましょう。
b-mobileから他社への乗り換え(MNP)時のMNP転出手数料は3,000円です。
b-mobileの月額料金の安さは高評価!速度の評判も上々
b-mobileの料金や速度についての評判・口コミをまとめました。
b-mobileは「安い格安SIM」として定評あり
b-mobileの月額料金については、やはり安さに満足している口コミばかりでした。
b-mobile 01/09~02/08の請求金額、1,531円也。安すぎて笑っちゃう。何で今までソフバン使ってたんだろう、、
— 若旦那 西ヶ谷建志 (@kenjinishigaya) February 12, 2020
https://twitter.com/_s_driver/status/1084460620789895168
https://twitter.com/N_SyaroTomato/status/1220392467612061696
b-mobileは従量課金型であまりデータ通信をしない月の維持費を安く抑えられるため、予備のスマホやタブレット用に利用しているという方も多いです。
速度は「速い・快適」の声が多め
続いて、b-mobileの速さに関する口コミ・評判をまとめました。
b-mobile(docomo回線):Redmi K20Pro
こっちも速い pic.twitter.com/qOQHTtm3tD
— Subaru (@Subaru_co_jp) November 21, 2019
b-mobile、知名度がそれほどない分、LINEモバイルより速いかも。 pic.twitter.com/QEAcooctP1
— 春田康吏⛅ (@8luta) November 12, 2019
b-mobile S→速いこと多いけど最近不安定 nuro→遅い
— orefolder (@orefolder) June 10, 2018
2018年ごろの評判では「遅い」という声が多かったb-mobileですが、2019年~最近の口コミでは「比較的速い、快適」という口コミが多くありました。
スマホの維持費を安くするならb-mobile!サブ端末にもおすすめ
b-mobileをおすすめできるのは次のような人です。
- とにかく毎月のスマホ代を安くしたい人
- 2台目のスマホやタブレット用の安いデータ通信専用SIMを探している人
- スマホ本体は別に用意できる人
- データ通信量が多い時と少ない時の差が激しい人
b-mobileは、従量課金型でムダなく使える格安SIMです。
音声通話SIMなら月額990円~、データ通信SIMなら月額140円~で利用できるので、月額料金の安さ重視で格安SIMを選ぶ場合は最有力候補となります。
自宅に余ったタブレットやスマホがある方は、b-mobileのSIMを差しておいて、いざという時の予備端末として用意しておくのもアリかもしれません。