大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の回線をレンタルして運営している格安SIM(MVNO)。
格安SIMは独自に回線の構築をする費用がかからないため、安く提供できることもあり話題ですが、その利用率はまだ2割程度となっています。
現在、日本には格安SIM事業者が500社とも1,000社ともいわれているのに、意外と格安SIM利用者が少ないことが分かります。
「スマホ代は安くしたいけどどこの事業者にしたら良いか分からない」
「設定が面倒そうでそのままにしている」
など思っている人の多いのではないでしょうか。
そこで、上位3社である
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- mineo(マイネオ)
の人気の理由を探っていきたいと思います。 ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
格安SIM各社利用シェアランキング
格安SIM各社の利用シェアランキング(2020年3月現在:MMD研究所調べ)は以下の通りになっています。
2位:UQモバイル(11.8%)
3位:mineo(11.0%)
4位:OCNモバイルone
5位:IIJmio
6位:BIGLOBEモバイル
7位:LINEモバイル
8位:イオンモバイル
9位:DMMモバイル
19位:BIG SIM
となっています。前述したとおり、日本には格安SIMが数百社あるのに、楽天モバイルが格安SIM利用者のうち1/4を占め、ほぼ上位3社だけで半数を占めているのは凄いですね。
TVCMなど広告を多く打っている事業者が上位に入っていますが、数ある格安SIMのなかで、上位に入るには何かしらの理由があるに違いありません。
下記では、各人気格安SIM事業者(楽天モバイル、UQモバイル、mineo)の人気の理由を見ていこうと思います。
ワイモバイルはなぜランクに入っていないの?
引用:Y!mobile
Y!mobileが、格安SIM各社の利用シェアランキングの上位に入ってこないのは意外と思った人も多いかもしれません。
これは、Y!mobileは、他の格安SIMのようにキャリアから回線をレンタルして運営しているわけではないためです。
Y!mobileはソフトバンクのサブブランドで格安SIMとしている場合も多いのですが、回線はソフトバンク回線を使うのではなく、もともとY!mobileは、携帯電話事業を行っていたイーモバイルやPHS事業を行っていたウィルコムが合併してできた会社。
つまり、Y!mobileは独自回線なので、親会社のソフトバンクやau、ドコモと同様のキャリア扱いされます。
Y!mobileは格安SIMではありますが、MVNO(キャリアから回線をレンタルして運営している)ではないため、格安SIM各社の利用シェアランキングからは対象外となっています。
正確な数字は公表されていませんが、ソフトバンクグループ(ソフトバンク及びワイモバイル)が21.4%のシェアのため、半数近くがワイモバイルユーザーではないでしょうか。
Y!mobileはこちら=>
楽天モバイル 人気の理由
引用:楽天モバイル
現状、格安SIM各社の利用シェアランキングでトップを走る楽天モバイルですが、2020年4月7日までで新規受付を終了しており、現在は、楽天の独自回線(キャリア)を使用したRakuten-UN-LITEDに移行を進めています。
そのため、来年くらいには、格安SIMランキングではなく、ドコモ、au、ソフトバンクとキャリアのシェアランキングにどこまで数を伸ばせるか注目されます。
ちなみに格安SIMとしての楽天モバイルの人気の理由としては、
・対応端末が多い
・アプリで簡単に利用状況などが把握できる
また、楽天の独自回線となったRakuten-UN-LITEDは、
・データ使い放題
・1年間無料
などが目玉になっています。どこまで大手キャリアのシェア数を奪い取れるか注目されます。
しかし、
・「Rakuten Link」から発信しないと通話料が割高(話し放題ではない)
などのデメリットもあります。
楽天モバイルはこちら=>
UQモバイル 人気の理由
引用:UQモバイル
UQモバイル料金プラン/データ容量 | 月額料金 | 割引特典 |
---|---|---|
プランS(3GB) | 1,980円 | 家族でUQモバイルユーザーがいる場合、1,480円 |
プランR(10GB) | 2,980円 | 家族でUQモバイルユーザーがいる場合、2,480円 |
UQモバイルは、auが直接運営している格安SIMで、3姉妹(深田恭子さん、多部未華子さん、永野芽衣さん)のCMでもお馴染みですね。
知名度の高さは格安SIMでもトップクラス!au自体が運営しているだけに信頼度も抜群で、これも人気の理由といえます。
他にもUQモバイルが人気の理由としては、
・24時間完全話し放題プランがある
・永年1,480円の基本使用料(3か月間とかの期間限定ではない)※2回戦目以降 1回線なら1,980円
・家族割・学割が充実
などが考えられます。
格安SIMというと、安い分どうしても人が多くいるところなどでは通信速度が遅くなりがちなイメージがありますが、UQモバイルは評判でも比較的通信速度が安定していると高評価を得ています。
また、月額の基本使用料が1,000円未満のところも他社にありますが、よく見ると、最初の3か月間だけなど限定的なところが多いですが、UQモバイルは永年1,480円(※2回戦目以降)が続くので常にお得な価格でスマホが使えます・。>
逆にデメリットとしては、
・家族間でもデータのシェアができない
が挙げられます。
UQモバイルはこちら=>
UQモバイルの口コミ
【格安スマホ】
キャリアスマホからUQモバイルへ切り替えて約2週間経ちました。通話もネット通信も良好。
通話に関しては、キャリア契約時よりも良くなってます✌️ちなみに、楽天モバイルにしなかった理由は
・首都圏外居住
・周りに使っている人が皆無
だったためです。— チラシの裏に書く程度の内容 (@chiraurateido) September 13, 2020
ホテルのWi-Fiよりも、UQモバイルの低速モードの方が優秀
— ちょこ@米国株投資 (@chocoUSstocks) September 16, 2020
uqモバイルで8月の請求2750円。安くて嬉しい〜☺️
— リテ子✿社会人2年目✿投資勉強中✿ (@Liteco_) September 16, 2020
mineo 人気の理由
引用:mineo
Aプラン(au回線) | Dプラン(ドコモ回線) | Sプラン(ソフトバンク回線) | |
---|---|---|---|
500MB | 1,310円 | 1,400円 | 1,750円 |
3GB | 1,510円 | 1,600円 | 1,950円 |
6GB | 2,190円 | 2,280円 | 2,630円 |
10GB | 3,130円 | 3,220円 | 3,570円 |
20GB | 4,590円 | 4,680円 | 5,030円 |
30GB | 6,510円 | 6,600円 | 6,950円 |
mineoは、eo光などもやっている関西電力系列の電気通信事業者が運営している格安SIMです。
楽天モバイル、UQモバイル(KDDI)とキャリア回線を持つ企業が上位にランクインするなか、格安SIMシェアランキング3位は立派といえるでしょう。
mineoが人気の理由としては、
・ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線のどの回線も選択可
・誰とでもパケットを分け合える(パケットギフト)
などが考えられます。
逆にデメリットとしては、
・回線が混雑する時間帯は速度が遅くなりがち
などが考えられます。
mineoはこちら=>
mineoの口コミ
速度は別にしてMVNOで乗り切ればよいのよ。キャリアは回線使ってもらえるので案外良い部分もあるのでは?ボクなんかmineoで結構良い思いをしてる部類だと思う。自分ですべてやる必要はあるけど・・・・
— 里山親父 (@hatanakaikken) September 17, 2020
mineoつおい pic.twitter.com/rPSBpZ3kh6
— ややぅ (@yayau_sub) September 12, 2020
mineo昼間は遅いな
(家から隣街の所で計測)
使用中のインターネットの速度は: 680Kbps. お使いのインターネットの速度はどのくらいですか? https://t.co/7WKckHogyI— Gudgerogger (@gudgerogger0314) March 25, 2020
まとめ
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。