三大キャリアではなく、格安SIM業者と契約することが珍しくなってきました。
しかし、格安SIMを使っていると、
「通信速度が遅い!」
という問題が起こりがちです。
今まさに、通信速度へ不満を抱いている、という人も多いでしょう。
本記事では、格安SIMの通信速度が遅い理由や、解決方法について解説します。
ぜひ、参考としてください。
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格安SIMの速度が遅い! 理由はなに?
まずは格安SIMの速度が遅い理由について、確認しておきましょう。
理由は多々ありますが、以下のようなものが、主な理由・原因と言われています。
キャリアから回線を「借りている」
最大の理由は、「格安SIMが、三大キャリアから回線を『借りている』」というところにあります。
格安SIM業者は、自社専用の回線を持っていません。
だから、三大キャリアから回線を借りるしかないのです。
そして、決してたくさんの回線を借りているわけではありません。
だから、通信速度も遅くなりがちである、ということです。
(格安SIM業者の利用料金が安い理由も、ここにあります)
また格安SIMの利用者が増えているという側面も、無関係ではありません。
利用者が増えれば、回線も圧迫され、通信速度も遅くなってしまいます。
ただし格安SIM業者たちは、通信速度を早められるように、設備増強や回線確保を推進しています。
将来的には、格安SIMでも、もっとスピーディーな通信ができるようになるかもしれません。
時間帯に原因がある
また、時間帯によっては、格安SIMでの通信速度が遅くなることもあります。
- 朝7:00-9:00
- 昼12:00-13:00
- 夜22:00-23:00
あたりは、通信が遅くなる時間帯です。
というのは、あらゆる通信に言えることですが、格安SIMはこの影響を強く受けます。
なぜなら回線を貸している三大キャリアが、「通信が混雑すると、優先的にキャリア契約者へ回線を回す」という行動に出るからです。
つまり格安SIMを使っているユーザーは、ある意味で「後回し」にされるというわけです。
したがって、「格安SIMは回線が混雑する時間帯で、通信は遅くなりやすい」ということになります。
端末に問題がある
格安SIMではなく、端末側に問題があるというケースもあります。
端末の調子が悪いと、通信速度に影響も出やすくなります。
具体的な問題として考えられるのは、以下のとおりです。
- 端末のモバイルデータ通信に、一時的な不具合が起こっている
- たくさんのページを開いており、処理能力に負担がかかっている
- たくさんのアプリを開いており、メモリが使われすぎている
以上のようなことが複数重なると、通信速度は、目に見えて悪くなるようです。
開こうとしているコンテンツが重すぎる
格安SIMで閲覧できるコンテンツの容量には、限界があります。
インターネットブラウジングでWebサイトを開く程度のことであれば、大きな問題ありません。
YouTubeやニコニコ動画などの動画視聴も、たいていは問題ないでしょう。
しかし、あまりにも高画質の動画や、オンラインゲームなどは別です。
これらは、容量が非常に大きいコンテンツです。
したがって格安SIMの通信速度では開けないということがあります。
さすがに、オンラインゲームなどをプレイするのは、難しいことかもしれません。
格安SIMの通信速度が遅い問題を解決するには?
もし「通信速度が遅い」と感じるなら、以下のようなことを試してみましょう。
ある程度、通信速度を改善する効果があります。
モバイルデータ通信をOFFしてONにする
端末の設定項目には、「モバイルデータ通信」という項目があるはずです。
いったんモバイルデータ通信をOFFにして、ふたたびONへ切り替えましょう。
たったこれだけで、通信速度が改善できる場合もあります。
再起動
端末の再起動も有効です。
「まったく持って回線が使い物にならなかったのに、再起動したら、ちゃんと使えるようになった」というのは、よくある話です。
OSをアップデートする
もしOSが最新版でなければ、OSをアップデートしてみましょう。
格安SIMは、最新型OSに合わせて作られています。
OSをアップデートすれば、一気に改善する可能性があります。
場所を変える
移動できるのであれば、場所を変えてみましょう。
人が多い場所にいると、通信速度が遅くなりがちです。
しかし人の少ない場所へ移動すると、回線が混雑は避けられ、通信速度も速くなるでしょう。
場所を変えると、通信に使う「基地局」も切り替わる可能性があります。
混雑している基地局から、そうではない基地局へ通信を切り替わることで、大きく改善する見込みがあります。
人が多い場所以外にも、
- 地下やトンネル内
- 電車やバスなど、乗り物の中
- 窓などが少なく、密閉された部屋
などでは、避けたほうがよいでしょう。
位置情報の設定を変える
位置情報を常時提供する設定にしていると、通信速度は落ちてしまいます。
いったん位置情報を使わない設定に変えてみましょう。
あるいは特定のアプリケーション使用時にのみ、位置情報を提供する設定へ変更することも効果があります。
端末をリセットする
最終手段として、端末自体をリセットしてしまうという方法もあります。
リセットとは、再起動や電源の入れ直しではありません。
初期化(工場集荷時の状態に戻す)ということです。
これで通信速度が安定しはじめた、という報告は、多く見受けられます。
通信速度が速い格安SIM業者を利用するのがおすすめ
できるだけ通信速度が速い格安SIM業者と契約すれば、「速度が遅い」ということに悩まされることは、ずいぶんと減らせます。
通信速度に定評がある格安SIM業者としては、
- UQモバイル
- Y! mobile
という、ふたつの業者が挙げられます。
先ほど、「格安SIM業者は、通信回線を三大キャリアから借りているから、通信が遅くなる」と説明しました。
しかし上記2業者は、その問題をクリアしています。
「UQモバイル」の場合は、他業者と比較して、借りている「回線数」が多いのです。
したがって、通信速度が速いというわけです。
また、格安SIMの中では、通信が安定していて、極端に遅くなることも少ないと言われています。
またUQモバイルは、ときには三大キャリアの通信速度を超える逆転現象を起こすことも。
「Y! mobile」に関しては、格安SIM業者であるにもかかわらず、独自の通信回線を持っています。
大元であるソフトバンクからも、回線の確保については優遇されています。
したがって、通信速度も速くなるし、安定するというわけです。
したがって、格安SIMを使いたく通信速度も確保したいなら、「UQモバイル」・「Y!Mobile」がおすすめです。
既に他の格安SIM業者と契約している人にとっても、乗り換えを検討する価値はあります。
乗り換え時には、違約金負担やキャッシュバックなども受けられる可能性があります。
まとめ
格安SIMは、三大キャリアとは違い、通信速度が遅くなる傾向にあります。
時間帯や場所、端末の状態、そしてキャリアから通信回線を借りているのがその原因です。
しかし、さまさまな方法で、通信速度を改善させる方法があります。
通信速度に問題があれば、上記した方法を試してみてください。
もし通信速度が速く安定している格安SIMを使いたいなら、
- UQモバイル
- Y!mobile
を使うのがおすすめです。
いずれも他の格安SIMと比べて、安定した回線を持っています。
他の格安SIM業者とすでに契約している場合も、キャンペーンや違約金負担があるため、乗り換えもじゅうぶん検討できます。
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。