新型コロナウイルスがまだ収まらない状況下で、景気の悪化が懸念されています。
特に、飲食店の休業要請によって、悲鳴を上げている飲食店が多いのが実情です。
また、社会人の方でも仕事を失ってしまい、将来を不安視している方も多いのではないでしょうか?
その一方で、株価はバブル期を超えるような高値をマークしています。
将来のことを考えて、これから株式投資をスタートさせたいというニーズが高まっており、またスマホ証券に高い注目が集まっています。
では、スマホ証券とは一体どのようなものなのでしょうか?
この記事では、スマホ証券の概要とおすすめのサービスを紹介します。
なぜ株価が上昇しているの?
まずはじめに、なぜコロナ禍においてこれだけ株価が上昇しているのかについて解説します。
実際には、実体経済と株価については思った以上に連動していないのが実情です。
株価は、基本的に個々の企業”の事業内容への期待や評価によって上下するものです。
GDPや経済成長率のような日本全体を見通す指標に対して、必ずしもリンクしません。
日本における株価の動向を示す指標に、日経平均株価があります。
ただ、日経平均株価は実体経済を適切に反映していない可能性があるのです。
不況下においても株高となる現象は、投資家としては不況がそろそろ終わりそうだという期待感によって発生しているのであれば、景気の予想屋も違和感は抱きません。
実際に、株価は景気の先行指標とも呼ばれ、人々が景気はそろそろ回復するという見立てを持っている方も多いです。
しかし、今は決して景気が回復するという明るい見通しはありません。
では、なぜ株価が上昇ているかというと、投資家が大規模な金融緩和が景気の回復まで続くだろうと見通しているためです。
よって、当面は今のような状況が続くのではないかという見通しが大半となっています。
スマホ証券とは?
スマホ証券とは、スマートフォンを用いて取引に特化した新しい証券会社のことを指します。
証券会社といえば、古くは対面や電話などで取引していたイメージがありますし、インターネットが普及してからはパソコンでの取引がメインとなっていました。
今でも、当然のように対面式で取引は行われており、またパソコンでの取引も主流になっているのです。
ただ、昨今の株価の上昇もあって株式投資したいというニーズが高まる中で、より利用するためのハードルが低い取引方法が望まれているのです。
そこで誕生したのが、当たり前のように普及しているスマートフォンで取引出るスマホ証券です。
スマホ証券とは、スマートフォンでの取引に特化している、またははスマホ取引を前提に考えられた証券会社のことです。
特徴としては、独自の取引アプリを用いて、売買を実行するまでのステップがが極力少なくなるよう設計されている点です。
中年層というよりは、若者向けに投資がまったく初めてという純粋な投資ビギナーを取り込むことを目的としたサービスが多いのが特徴です。
スマホ証券の選び方
スマホ証券を選ぶ際のポイントとしては、まずは手数料があります。
取引する際には、手数料がかかるのが一般的です。
頻繁に取引したいのに、手数料がかかっては利益を溶かしてしまうことになりかねません。
スマホ証券によっては、手数料無料に設定されている場合もあるので、手数料という要素で選ぶことは重要です。
また、アプリ自体の使い勝手の良さも着目したいポイントです。
そもそも、スマホ証券は使いやすさを重視しているのですが、その中でも善し悪しがあるので着目して選びましょう。
他にも、初めて投資するという方にとっては、各種情報が提供されているか、そして開設まで簡単に行えるかという点も重要なポイントです。
おすすめのスマホ証券4選
では、具体的におすすめしたいスマホ証券を4つ紹介します。
楽天証券
引用:楽天証券
楽天証券は、楽天グループが運営している証券会社です。
大手ならではの安心感があって、2020年には400万口座を達成しており、今人気急上昇中のスマホ証券です。
手数料がとにかく安く、超割コースといちにち定額コースをうまく使い分けることでお得に取引可能です。
また、楽天市場などで獲得できる楽天スーパーポイントを投資に使用できます。
取り扱い本数は2,700本以上もあって、スマホ証券において業界最多水準となっています。
どの銘柄がおすすめであるかをランキング表示されていて、とても参考になりますよ。
SBI証券
引用:SBI証券
SBI証券は、口座開設数が550万件を突破している、人気の証券会社です。
総合ネット証券が調査した日本顧客満足度ランキングでも、トップを獲得しています。
初めて投資にチャレンジする方でも安心感がありますね。
約定代金が5万円までは、1注文における手数料は55円(税込)となり、アクティブでは1日の約定代金の合計が100万円まで取引手数料は無料に設定されています。
IPOと呼ばれる、新規公開株の取扱数がダントツに多い点にも注目です。
Tポイントも使えて、貯めることが可能な点も評価されています。
LINE証券
引用:LINE証券
LINE証券は、先に紹介した証券会社と違って、スマホ証券に特化しているサービスです。
1株数百円から選べる取引方法を採用しているので、少額投資したい方に向いています。
業界最低水準の手数料となっているので、細かな取引を繰り返すということも可能です。
直感的でシンプルなデザインのアプリなので、投資したい銘柄を確実に投資できます。
LINE PayやLINEポイントに対応しているので、ポイントを有効活用できますよ。
投資信託を厳選しており、つみたて投資としても活用可能です。
PayPay証券
引用:PayPay証券
PayPay証券は、誰でも手軽に株式投資を行うことができるというコンセプトに基づいて設計されたスマホ証券です。
タップ1回行えば、人気企業の株式を購入できる手軽さが最大の特徴です。
特に若年層にも利用しやすいように、最低投資金額は1,000円に設定していますし、手数料も低く押さえています。
スマートフォンに特化した操作しやすいユーザーインターフェイスであり、直感的に操作可能です。
日本株だけでなく、米国株に手軽に投資できる点も評価できますね。
将来の蓄えとして投資をスタートしよう!
先行きが見えない昨今、将来の蓄えとしてスマホ証券で投資をスタートするのもおすすめです。
ただし、投資についてはリスクもあるために、リスクをしっかりと理解した上で利用してみましょう。