ファッションは、お金をかければそれだけおしゃれに見えるかと言われれば、決してそのようなことはありません。
安い服であっても、コーディネート次第ではおしゃれに見せることが可能です。
近年では、高級ブランドではなくユニクロなどのファストファッションブランドが人気となっています。
そのユニクロでは、新しい決済方式としてUNIQLO Payがスタートしました。
この記事では、UNIQLO Payの概要や、すでに定着しているユニクロの最新テクノロジーについて解説します。
ユニクロとは?
1949年3月に、創業者の柳井等さんがが兄の柳井政雄さんより任されていた小郡商事の繊維と洋服部門について、個人営業の紳士服専門店であるメンズショップ小郡商事として、山口県宇部市に開店したことがユニクロのルーツであります。
その後、1984年6月2日には山口県宇部市においてメンズショップOSの名称で、主に男性向け衣料品を取り扱っていた小郡商事が広島市中区袋町にユニーク・クロージング・ウエアハウスを誕生させました。
ユニクロというネーミングは、この店舗名の略称が元になっていますが、当初略称の英文綴りはそのままUNI-CLOでした。
1988年に香港に現地法人を設立することになるのですが、会社登記の書類にUNI-QLOと書き間違えられるハプニングがあったのですが、そのスペルを気に入ってそのまま英文綴りをUNI-QLOに変更したという逸話があります。
1991年9月には、社名を小郡商事からファーストリテイリングに変更し、本格的に全国展開をスタートしています。
1997年頃からは、プライベートブランド商品の取扱比率をアップさせて、GAPをモデルとした製造型小売業へ転換し始めました。
2002年頃から日本では在庫が急増して、イギリスでの業績も振るわずに、2002年、2003年8月期と利益が大きく落ちこむピンチを迎えますが、見事に復活して今では生活に欠かせないブランドとして広く愛されています。
また、最近では有名人や有名キャラクター、そして高級ブランドとのコラボレーションでも人気です。
UNIQLO Payとはどんなサービス?
引用:ユニクロ
UNIQLO Payは、基本的にはユニクロアプリの発展版という位置づけとなっています。
主な機能としては、以下のような点があります。
キャッシュレス決済が可能
引用:ユニクロ
UNIQLO Payでは、その名の通り支払いを行える機能が搭載されています。
具体的には、事前に登録した銀行口座もしくはクレジットカードで支払いが可能です。
ここで注目したいのが、銀行口座を利用できる点にあります。
従来のキャッシュレス決済サービスでは、アプリにチャージして使用するのが一般的でした。
自動チャージできるアプリもありますが、基本的に残高を意識して、もし残高が足りない場合は事前チャージする必要があります。
その点で、UNIQLO Payではチャージすることなく利用できますし、銀行口座からダイレクトに引き落としできるのです。
イメージ的には、デビットカードのような使い方ができるということになりますが、デビットカードを持っていなくても利用できるのです。
UNIQLO Payに登録できる金融機関は、以下のようになっています。
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 関西みらい銀行
すべての金融機関に対応しているわけではありませんが、それでも便利であることに違いありません。
また、今後も金融機関の追加も期待できます。
他にも、クレジットカートしては以下の国際ブランドに対応しています。
- VISA
- MasterCard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
QRコードをかざすだけで決済できるので、従来のキャッシュレス決済同様にスピーディーな決済が可能です。
会員証としても利用可能
従来のユニクロアプリ同様に、会員証としても利用することができます。
今までは、アプリを起動して会員証を提示して、その後にキャッシュレス決済の画面を開く必要がありましたが、UNIQLO Payによって一つのアプリですべて完結するのです。
これによって、さらにスピーディーなレジ決済が可能になります。
さらには、クーポンも同時使用することができますよ。
無料で利用できる
UNIQLO Payは、登録料無料で利用することができます。
また、決済時の手数料もかかることがありません。
もちろん、口座引き落としでも無料で利用できるというのは画期的ですね。
気になるセキュリティは?
多くのキャッシュレス決済が誕生している中で、問題となるのがセキュリティです。
大手コンビニチェーン店がキャッシュレス決済サービスを提供した際に、セキュリティ問題でサービス終了したのは記憶に新しいですよね。
UNIQLO Payでは、安全に利用できるように、さまざまな不正利用防止や犯罪被害予防の取り組みを実施しています。
例えば、サービス登録時にSMS認証して、1台のスマートフォンからのみログインできる仕組みを取り入れています。
また、クレジットカードや銀行口座を紐づけする際には、2要素認証が必須であり、日々の決済を常に監視する体制があり、必要に応じて一時的にアカウントの利用制限も可能となっています。
よって、安心して利用できるアプリとしておすすめです。
ユニクロが手掛けた画期的なサービス
ユニクロといえば、過去からUNIQLO Payのような画期的なサービスを展開していることで有名です。
その最たる例が、セルフレジです。
セルフレジ自体は、最近ではスタンダードになりつつある技術です。
スーパーなどにあるセルフレジの場合、自分で商品に付属しているバーコードをリーダーにかざして読み取るスタイルを採用しています。
少量のお買い物であればさほど気になりませんが、大量に商品があると結構手間がかかる作業です。
その点、ユニクロで導入されているセルフレジは従来のものとは全く異なります。
レジ横に設けられているスペースに商品をまとめて置けば、商品の登録が完了するのでバーコードを読み取る手間がかかりません。
なぜこのようなことが実現できたかと言うと、RFIDの技術を用いたICタグに秘密があります。
ユニクロが導入するセルフレジにおいては、無線通信によって同時に複数のタグに埋め込まれた情報を読み取ることで、瞬時な会計を可能としています。
今後も新しいサービスに期待!
ユニクロでは、単にお得な衣服を購入できるだけでなく、快適かつ楽しみながらお買い物することができます。
今後も、新しいサービスの登場に期待したいですね。