いざというときに加入してよかったと感じるのが、保険です。
生命保険や自動車保険などが一般的に有名な保険ですが、中にはユニークな保険も数多くあります。
対象が人間ではなく、例えばペット保険のように他の動物を対象としているケースもあります。
また、スマホ保険というものも存在しているのです。
では、スマホ保険とはいったいどのような保険なのでしょうか?
この記事では、スマホ保険について解説します。
スマホ保険の概要
スマホ保険とは、メーカーの保証対象外となるような事象においても、補償を受けられる保険のことを指します。
一般的に、メーカー保証とは自然故障のみが対象となりますが、スマホ保険の場合は水没や破損による故障であっても、修理費用の一部もしくは全額が補償されるのです。
また、紛失や盗難といったユーザーの過失による場合であっても、対象となる保険も存在します。
スマホ保険を提供しているのは主に3つのパターン
スマホ保険を提供しているのは、主に以下3つのパターンがあります。
大手キャリアが提供している保険
ドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯キャリアでは、通常の通信契約以外でも、多くのオプションを付けることができます。
その代表的なものとして、スマホ保険があるのです。
ドコモでは、ケータイ補償サービスという名称のスマホ保険があります。
補償内容としては、スマートフォンが水濡れしたり紛失、全損したケースでは、1年に2回まで代替えとなるスマートフォンを2日以内に提供してもらえるのです。
負担料金は5,000〜11,000円の間であり、加入コースによって変動します。
保険というよりは、トラブル時に利用できるサービスの一つという位置づけですね。
また、データ復旧時の代金の割引やメーカー保証の延長サービスといったものも存在しています。
auが提供しているスマホ保険は、故障紛失サポートという名称です。
スマートフォンが故障したり、部分破損、全損、水漏れや紛失、盗難被害に遭った場合、1年に2回まで代替えのスマートフォンが提供されます。
負担金は契約期間などによって変動します。
注意したいのは、故意の過失や改造による故障は対象外となる点です。
また、修理3年保証サービスや修理代金割引サービスといった保険も用意されています。
ソフトバンクでは、あんしん保証パックという名称で保険が提供されています。
iPhoneが対象となるあんしん保証パック with AppleCare Servicesと、その他のスマートフォンが対象のあんしん保証パックプラスが利用可能です。
あんしん保証パック with AppleCare Servicesでは、AppleCare+と同等の保証に加えて、故障や紛失、盗難時の代替え機の提供や、自然故障の無償修理などが付いていて手厚い補償内容となっています。
端末メーカーが提供する保険
スマートフォンを含めて、家電ではメーカー保証が1年など付いているケースが大半です。
それとは別に、メーカー独自の保証が付けることができる場合もあります。
代表的なものとして、AppleのApple Care+ for iPhoneがあります。
iPhoneに対して、90日間のテクニカルサポートや1年間のハードウェア製品限定保証が、2年間まで延長できるサービスです。
さらに、AppleCare+ 盗難・紛失プランに加入することによって、盗難や紛失のケースも対象となるのです。
日本のメーカーでも、富士通が提供するワイド保証サービスがあります。
自然故障や水濡れ、落下による損傷に対して、3年間保証するという内容です。
損傷の際は、電話1本で代替え機を入手可能であり、手軽さもあって人気を博しています。交換代金としては、1回目5,000円、2回目10,000円などに設定されています。
保険会社オリジナルの保険
保険会社が独自で商品として取り扱っている、スマートフォンの保険もあります。
保険会社ならではの、リーズナブルで手厚い補償内容が魅力的です。
具体的な保険は、次項で詳しく解説します。
保険会社オリジナルのおすすめスマホ保険
保険会社がオリジナルで提供しているスマホ保険の中で、特におすすめなのが以下商品です。
株式会社justInCase スマホ保険
株式会社justInCaseが提供しているスマホ保険は、中古や購入後期間が経過しているスマートフォンだけでなく、SIMフリーデバイスでも加入できるサービスです。
機種によって保険料が変動しますが、月額200円から加入できるのが魅力的です。
また、スマートフォンを丁寧に使用していて故障などがない場合は、4カ月目以降平均30%保険料が割引されますので、さらにお得感が高まります。
さくら少額短期ほけん株式会社 モバイル保険
モバイル保険は、月額700円の保険料で、年間最大10万円まで修理費用が補償してもらえます。
他の保険では対象になりにくい、落下や水没も対象となるのが魅力的で、修理の際の負担金は不要です。
他にも、同一契約でメインの端末とサブの端末をあわせて、3台まで補償の対象とできます。
もし、契約途中でスマートフォンを買い替えた場合でも、手続きすれば補償が継続される点も評価できます。
株式会社MRG モバイル補償
引用:株式会社MRG
株式会社MRGのモバイル補償は、以下3つのプランがあります。
- シンプル
- スタンダード
- プレミアム
年間の補償回数や限度額に応じて、最適なコースを選択可能です。
月額料はコースによって異なりますが、400〜800円程度です。
破損や損壊、故障、水漏れ全損は対象となりますが、紛失や盗難などは対象外となっています。
Mysurance株式会社 スマホ保険
Mysurance株式会社は、損保ジャパンの100%子会社となります。
よって、信頼性が高く安心して契約しやすいという特徴があります。
月額200円で、スマートフォンが破損した際の修理費用を補償してもらえます。
1回の事故で最大10万円まで補償となり、最短で保険金請求の翌日に支払いを受けることが可能です。
最新機種から中古端末まで補償されて、iPhoneはもちろんのこと、Androidも対象となっています。
1年間に通算20万円まで、何度でも補償を受けることができますので、比較的故障リスクの高い状況で使用する方に向いています。
いざというときに備えよう
スマホ保険は、いざという時に頼りになる存在です。
各社で独自の補償内容となっているので、自分に似合ったものを選択して契約してみましょう。