最近は、ドコモから格安SIMへ乗り換えるケースが増えてきました。
ドコモのプランは複雑でメリットを感じづらいため、格安SIMのほうが魅力的に映るようです。
しかしときには、
「ドコモから格安SIMへ乗り換えるのはデメリットは大きい」
「ドコモから格安SIMへ乗り換えて、後悔した」
といったコメントも見受けられます。
こういったコメントが事実ならば、格安SIMへ乗り換えるのはためらわれるところです。
本記事では、ドコモから格安SIMへ乗り換えるのはNGなのか、詳しく解説します。
2021年格安SIM15社を徹底比較し、料金が安いおすすめのご紹介や格安SIMに変更する際の方法、注意点などをまとめました。 ...【2021年】格安SIM15社のプランを比較、最安はどこ、おすすめはどこ?
ドコモから格安SIMへ乗り換えるときのはNG? メリットはある?
結論から言うと、乗り換える格安SIMのプランやキャンペーンをよく知ることです。
たしかにドコモから格安SIMへ移行することで、使い勝手は変わります。
また、ドコモでは使えていた一部の機能が、格安SIMに乗り換えることで使えなくなるのも事実です。
しかし、それと同等あるいはそれ以上のメリットが、格安SIMには秘められています。
ドコモから格安SIMへ乗り換えるメリット
具体的なメリットとしては、以下のような点が挙げられるでしょう。
これらのメリットと比較して、ドコモから乗り換えるか否か判断することが重要です。
料金が劇的に安くなる
やはり、料金が劇的に安くなる点は魅力的です。
ドコモでの利用料金は、おおむね10,000円前後になるでしょう。
しかし、格安SIMに乗り換えると、高くても5,000円程度でおさえられます。
年間で言えば、最低でも50,000円から60,000円程度の節約効果があると言えるでしょう。
キャンペーンが豊富
また、格安SIM業者は乗り換え希望者に対するキャンペーンを充実させています。
乗り換えにかかる費用を負担してもらえるどころか、トータルで黒字になるケースも少なくありません。
強力なキャンペーンが開催されているなら、終わらないうちに乗り換えるのもよいでしょう。
プランがわかりやすく、自由度が高い
ドコモの料金プランは、時々「複雑」で「自由にカスタマイズできない」などと言われたりします。
一方で格安SIMを利用する場合の料金プランは、非常にシンプルです。
基本的には3パターンくらいの基本プランがあり、そこに必要なオプションをつける、といった具合。
そしてオプションについても細かく分けられており、自由にカスタマイズしやすくなっています。
じゃあ、なぜ後悔する人がいるのか?
一方で、「そのままドコモにしておけばよかった」と後悔する人も、一部にはいるわけです。
なぜ乗り換えたことを悔やむかといえば、
- 大して料金が変わらなかった
- 思ったよりも通信速度が遅かった
- 買ってみたらスマートフォンが適合しなかった
- ドコモのほうが、サポートがていねいだった
といった理由が挙げられます。
特に「買ってみたら、スマートフォンが適合しなかった」のは一大事です。
また大して料金が変わらないのなら、「ドコモのほうがコスパはよかった」という考えに至り、後々で後悔してしまう部分もあります。
【デメリットを回避】ドコモから格安SIMへ乗り換える前にやっておくこと
とはいえ、上記のトラブルは事前に確認しておけば防げるトラブルです。
同じような失敗を繰り返さないうえで、乗り換える前にやっておくべきことについて解説します。
利用料金をシミュレートしておく
まず、利用料金はきちんとシミュレートしておきましょう。
適当に見積もっていると、想定外の利用料金になってしまう場合があります。
どこの格安SIM業者でも、WEBサイトでは料金表を提示しているはず。
料金表を参考に、利用料金についてシミュレートしておきましょう。
また、一部格安SIM業者はサイトで料金シミュレーターを公開しているケースもあります。
LINEの年齢確認を完了する
格安SIMに乗り換えると、LINEでの年齢確認ができなくなってしまいます。
年齢確認ができないと、「ID検索による友達の追加」などの一部機能が使えなくなる仕組みです。
できればドコモとの契約が生きている途中に、LINEの年齢確認を終えておきましょう。
ドコモで年齢確認できていれば、格安SIMにもその状態が引き継がれます。
乗り換えるタイミングを逆算しておく
ドコモから格安SIMへ乗り換えるとき、タイミング次第では数日間、携帯電話が使えなくなる場合があります。
たとえば、
- 格安SIMの契約に必要な「MNP番号」を発行して、格安SIM業者へ提出する
- MNP番号の提出を持って、ドコモとの契約が切れる
- ドコモとの契約が切れていて、新しいSIMカードも届いていない状態になる
といった段取りだと、数日ほど「どの会社とも契約が完了していない部分」が発生するわけです。
これを回避するためには、「即日MNP」を利用するのがおすすめ。
即日MNPを利用すれば、「新しいSIMカードが届き次第、MNP番号を提出する」ことが可能です。
要するに、格安SIMカードが手元にある状態でドコモとの契約を切るため、携帯電話を使えない期間が発生しなくなります。
スマートフォンが適合するか確認する
初歩的な話ですが、格安SIMが使えるかどうかはスマートフォンの機種にもよります。
やや古いスマートフォンだと、SIMカードが挿さらないかもしれません。
本当に使えるかどうか、格安SIM業者にて確認しておきましょう。
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まとめ
ドコモから格安SIMへ乗り換えるのは、決して悪い選択肢ではありません。
利用料金やプラン面などから考えれば、むしろ積極的に検討すべきでしょう。
もちろん、通信速度やサポートの面ではドコモよりも劣る部分はありますが、基本的にはメリットのほうが多いと考えて問題ありません。
ましてや、冒頭で述べたように「デメリットだらけで使い物にならない」というわけでもないので、安心してください。
ただし、事前に「スマートフォンとSIMカードが適合する」、「携帯電話を使えない時期が発生しないようにタイミングを考える」といったことは、乗り換えを実施するうえで重要です。
後々になって困らないように、先回りして確認しておくようにしましょう。
きちんと状況やタイミングを計算しているのなら、ドコモから格安SIMへ乗り換える価値はじゅうぶんあります。