ようやくiPhone14を入手できた、という人も多いのではないでしょうか?
iPhone14を初期設定するとき、「クイックスタート」という機能を活用すれば、スムーズに使用を開始できます。
しかしクイックスタートのことを知らない人も多いでしょう。そこで本記事では以下を解説します。
- iPhoneのクイックスタートとは何か?
- 実施前の下準備
- クイックスタートを開始する方法
- 実施のコツと注意点
iPhone14の初期設定を始めたい人は、ぜひご参考にしてください。
iPhoneをクイックスタートで初期設定しよう!
iPhoneのクイックスタートとは、パソコンやケーブルをいっさい使わず、データを移行する機能です。
新しい端末と旧端末を近くに置いて通信するだけで、すべてのデータが移行されます。
いちいちパソコン上で操作したり、ケーブルをつないだりするのは面倒ですが、クイックスタートならいっさいその手間はかかりません。
iPhoneのクイックスタートを実施する準備
iPhoneのクイックスタートを実施するには、いくつかの準備が必要です。
- 100%充電しておく
- 事前にデータをバックアップしておく
- 前の端末のバックアップ容量が足りているか確認する
まず新旧端末どちらも100%まで充電しておきましょう。データを移す段階で相当な時間がかかるからです。
途中で電源が落ちるとデータ喪失の可能性があるので注意しましょう。
また事前にデータのバックアップを取るのも大切。滅多なことではありませんが、移行に失敗したまますべてのデータが消えてしまうケースがあります。
またデータ移行前に、旧端末でバックアップ容量が足りているのか確認しておきましょう。容量オーバーしているなら、データ転送にかかる時間を短縮する意味合いでも、不要なデータの削除するのをおすすめします。
iPhoneをクイックスタートさせるにはどうすればよい?
iPhoneをクイックスタートさせるには、以下のように操作しましょう。
- 新しい端末の電源を入れる
- 古い端末を新しい端末の近くに置く
- 画面の指示に従い、クイックスタートを開始する
- 新しい端末でモバイルデータ通信を開始する
- Face IDもしくはTouch IDを設定する
- iCloudもしくは直接、どちらの方法で転送するか選択する
- データの移行が終わるまで待つ
基本的に画面の表示に従う限り、問題は起こりません。操作自体はかなり簡単です。
クイックスタートを実施する際のコツ・注意点
クイックスタートを実施する際、いくつかのコツと注意点があります。
- iPhone同士を近づける
- wi-fiの接続を安定させる
クイックスタートを実施している間、iPhone同士を話さないようにしましょう。とにかく横並びにしておけば間違いはありません。
またwi-fiの接続は安定させるようにしましょう。クイックスタートでのデータ転送は、接続状況が安定していません。
これらをおさえておけば、クイックスタートは問題なく実施できます。
うまくいかないときのQ&A
もしクイックスタートがうまくいかないときは、それぞれのトラブルシューティングを試してみましょう。
下記で状況別にて解説するのでご参考にしてください。
クイックスタートを使っているのに、データ転送に時間がかかる
クイックスタートを使っているのに、データ転送に時間がかかるケースもあります。要するに「クイックでもなんでもない」と感じるパターンです。
この場合は、以下の方法を試してみましょう。
- 通信環境を見直す(可能であればWi-Fiを利用したい)
- 写真や動画をはじめとした、不要かつ大きなファイルサイズのものは削除する
- アプリも、使っていないものがあれば削除する
要するにトータルのデータ量を少なくすれば、データ移行のステップも早く終わります。
ただ、最も重要なのは通信環境です。安定したWi-Fi環境下でないと、データ移行はスムーズに終わりません。
可能であればWi-Fi環境下に移動して操作しましょう。
「転送を準備中」の状態で何も進まない
もし「転送を準備中」と表示されるなら、そもそもデータ移行が始まっていません。以下の方法を試してみましょう。
- 旧端末のiOSアップデート
- iPhone同士の距離を詰める
- さらに時間の余裕を持って再トライ
クイックスタートが始まらない場合、旧端末のiOSの不調が原因かもしれません。この場合は、まず旧端末でアップデートを実施しましょう。
仮にiOSの古さが原因だとしても、アップデート自体がデータ転送の問題を解決するケースもあります。
また、何らかの理由でiPhone同士の距離が離れているということはないでしょうか?クイックスタートは、新旧端末が至近距離にあって初めて機能するものです。
転送を準備中、と表示されたままなら、iPhone同士を横並びにしてみましょう。
それでもデータ転送が始まらないなら、そもそもデータ移行の準備に時間が必要なだけかもしれません。ワイヤレスで何十ギガバイトもののデータを動かすのは、かなりたいへんな作業です。
したがってもうしばらく待てば、データ転送が開始されるかもしれません。もし「データ転送を待つ時間がない」ということなら、さらに余裕がある状態で再トライしましょう。
iPhone14のクイックスタート用外部ソフトは使わないほうがよい
iPhone14のクイックスタートについて、さまざまな外部ソフトがリリースされています。たとえばクイックスタートそのものを代わりに実施したり、その前段階で必要なバックアップを取得したり、といったものです。
基本的にこれらの外部ソフトを利用するのはおすすめできません。なぜなら安全性が担保されておらず、データ喪失などのリスクがあるからです。
クイックスタートがある以上、外部ソフトを使う必要性はほとんどありません。iPhone上で完結するようにしましょう。
まとめ
iPhone14を使い始めるときは、クイックスタートを利用するのがおすすめ。これがあれば、とても簡単に初期設定を済ませられます。
そしてその操作も簡単で、基本的にはデータ転送が完了するのを待つだけです。本記事を参考にスムーズに初期設定を実施しましょう。