格安SIMへ乗り換えるときは、「タイミング」がとても重要です。
変なタイミングで乗り換えてしまうと、余計な費用が発生する、一時的に携帯を使えなくなる......というケースが出てきます。
2020年10月に菅義偉首相の目玉政策の一つ、「携帯電話料金引き下げ」を促す「アクションプラン」が発表され、au、ソフトバンクでは対応策としてそれぞれのサブブランドであるUQモバイル、Y!mobileの新プランを発表しました。
本記事では、新プランの概要と格安SIMへ乗り換えるタイミングについて、詳しく解説します。
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。
【最新情報】格安SIMへ乗り換えるタイミングは、2021年冬がおすすめ!
まずは最新の情報をお伝えしておきましょう。
もし間に合うなら、2021年の冬あたりに、格安SIMへ乗り換えるのがおすすめです。
なぜなら2021年冬ごろは、各社でとても革新的なプランがスタートするから。
菅総理大臣が「スマートフォンの値段を下げてくれ」と言ったため、各社リクエストに応えた形です。
格安SIM業者からは、UQモバイル(au傘下)・Y!mobile(SoftBank傘下)が新プランを発表。
そしてdocomoも上記2社に対抗する形で、新しいプランを設計中です。
それぞれの発表する新時代のプランについて、詳しく解説します。
UQモバイルは、20GBプランを発表! 月額料金3,980円
(引用:UQモバイル)
UQモバイルは、なんと20GBもの大容量で通信できる「スマホプランV」発表しました。
しかも利用料金は月額3,980円と、今まででは考えられないほど安くなっています。
かつて7GBで5,000円という頃もありましたが、まったく別次元の価格設定なりました。
UQモバイルの場合、「今まであったスマホプランS、スマホプランR」の上に、スマホプランVがシンプルに上から乗っけられたという形です。
よってスマホプランS・Rで適用されていた割引やオプションなども、スマホプランVで使えます。
具体的には、以下のようなものの組み合わせが可能です。
通話パック(月60分まで無料) | 500円/月 |
かけ放題プラン(10分までの通話なら何回でも無料) | 700円/月 |
かけ放題プラン(定額ですべて無料) | 1,700円/月 |
さらに家族割(二人目は基本料金500円割引)なども、もちろん使えます。
スマホプランVの受付開始は、2021年2月以降です。
契約更新月などの兼ね合いもありますが、できればこのタイミングまでは待ちたいところ。
Y!mobileも20GBプランをスタート!
(引用:Y!mobile)
さらにY!mobileも、通信容量20GBの「シンプル20」をスタートさせました。
プランは通信容量だけではなく、他の要素も含んでいます。
月額利用料金 | 4,480円 |
通信容量 | 20GB |
通話料 | 10分以内の通話はすべて無料 |
UQモバイルとは違い、プランには「10分以内の通話はすべて無料」というサービスが盛り込まれています。
UQモバイルに同じ通話料金の条件をそろえると、Y!mobileのほうが200円だけ安くなります。
長電話しない人には、UQモバイルよりも相性がよいサービスと言えるでしょう。
シンプル20のスタートは、2020年12月下旬にスタート予定。
早く格安SIMに乗り換えたいという人は、シンプル20も視野に入れておくとよいでしょう。
docomoの新プランについて
(引用:docomo)
2020年10月30日現在、docomoの新プランに関する詳細は発表されていません。
ただ基本的には、「UQモバイルとY!mobileと同じようなプランになる」と予想されています。
早ければ11月、遅くとも12月には、docomoの新プランが発表されるとのことです。
さらにdocomoは、新プランを利用するための新ブランドも立ち上げる予定。
docomoから、まったく新しい格安SIMのサービスが登場するかもしれません。
格安SIM乗り換えのタイミングはいつがベストか?
というように2020年には、格安SIM業界に大きな動きがありました。
今の時期だけは特別で、2021年冬での乗り換えを狙うのがおすすめです。
ただし、それ以外の観点からも、「格安SIMへ乗り換えるベストなタイミング」というのがあります。
以下のようなタイミングで乗り換えれば、余計な費用はかかりません。
契約更新月
もっとも大切なのは、「今、契約しているキャリアとの契約更新月」で乗り換えるということ。
なぜなら、違約金の支払いを避けられるからです。
契約更新月とは、簡単に言えば「契約をするかしないか判断するための月」のこと。
三大キャリアでは、「契約してから25ヶ月〜26ヶ月目」が契約更新月とされています。
要するに2年契約が終わってさらに2ヶ月経つまで、ということですね。
そして契約更新月だけは、違約金が発生しません。
逆に契約更新月ではない月で乗り換えするなると、中途解約扱いになります。
その場合、以下のような違約金を支払わなければいけません。
違約金の金額 | |
2019年10月以降に契約が結ばれている場合 | 1,000円 |
2019年10月以前に契約が結ばれている場合 | 9,500円 |
国の改正により2019年10月以降の契約は、最大でも違約金は、1,000円しかかからないようになりました。
問題は2019年10月以前に契約していた場合で、9,500円という決して安くない違約金がかかります。
違約金を払いたくないのであれば、契約更新月まで待つのがおすすめです。
1,000円で済む場合は、さすがに無視してもよいでしょう。
月末
もうひとつ、格安SIM業者へ乗り換えるなら、月末にしましょう。
なぜなら月末で解約したほうが、利用料金は無駄にはならないから。
三大キャリアの場合、「利用料金を日割りにする」という仕組みがありません。
つまり月初でも月末でも、その月にかかる利用料金は、基本的には同じということです。
というわけで、「月末に解約して、格安SIM業者へ乗り換えたほうがよい」と言えるでしょう。
契約更新月が遠いときは?
とはいえ、「契約更新月が、まだまだ遠い」というケースもあるでしょう。
特に2019年10月以前に契約している場合は困りものです。
しかし格安SIMによっては、「違約金を肩代わりしてくれる」というケースもあります。
これを利用すれば、違約金負担は実質ゼロ円となるわけです。
肩代わり、といっても手法はさまざまで、
- キャッシュバックする
- 利用料金から割り引く
- 違約金相当のサービスが無償でつく
といったようなバリエーションがあります。
希望する形で肩代わりしてもらえるか、事前に確認しておきましょう。
まとめ
菅総理大臣が「料金を下げなさい」と言ってくれたおかげで、携帯電話の利用料金はかなりオトクになりました。
20GBの容量が5,000円もかからずに利用できるのは、今までを考えればとても魅力的です。
2021年のプラン運用開始を狙って、乗り換えのタイミングは合わせていきましょう。
ただし契約更新月などの兼ね合いについては、じゅうぶん注意してください。
キャリア新プランに対抗!格安SIM11社、新料金プラン比較
ドコモの「ahamo」、auの「povo」、ソフトバンクの「LINEMO]と新プランが誕生し、これらに乗り換えた人も多いでしょうが、このキャリアの20GBプランに対抗して、格安sim各社新料金プランに変更しているところも多いのです。