最近では高齢者・シニアと呼ばれる世代でも、iPhoneを持つようになりました。
しかしiPhoneは、高齢者・シニアにとって使いづらい、見づらい部分があります。
特にiPhoneを初めて触る場合は、わからないことだらけでしょう。
本記事ではiPhoneを高齢者向けに設定する方法について解説します。
使いやすいようにカスタマイズして、高齢者でも無理なく利用できるように準備しておきましょう。
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iPhoneの高齢者向け・シニアに合った設定方法
iPhoneを高齢者向けに設定するポイントは、大きく分けて6つあります。
- 文字サイズを大きくしておく
- 拡大鏡を使う
- ズーム機能を活用できるように準備する
- 画面は明るくしておく
- 余計なアプリは入れなくてもよい
- 音を聞こえやすくする
ひとまずこれだけの設定が入っていれば、高齢者でも不自由なくiPhoneを使うことが可能です。
それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。
文字サイズを大きくしておく
iPhoneを高齢者向けに設定するなら、まずは文字サイズを大きくしておきましょう。
高齢者にとって小さい文字というのは、かなり見づらいものです。
文字サイズを上げておかないと、かなり不便になるでしょう。
文字サイズを大きくする方法は、以下のとおりです。
- 「設定」を開く
- 「アクセシビリティ」を開く
- 「画面表示とテキストサイズ」を選択する
- 「さらに大きな文字」をONにする
これで画面上の文字が、相当大きなサイズで表示されるようになります。
拡大鏡を使えるようにする
iPhoneには、目が悪い人向けに「拡大鏡」という機能が用意されています。
要するに虫眼鏡で、ピンポイントを拡大して見ることが可能です。
拡大鏡の設定方法は、以下のとおりです。
- 「設定」を開く
- 「一般」を開く
- 「アクセシビリティ」を開く
- 「拡大鏡」をタップする
- 「拡大鏡」のスライダーをONにする
これで「ホームボタンを3回続けて押す」というカンタンな操作で、拡大鏡を呼び出せます。
拡大鏡は非常に便利なので、かならず用意しておきましょう。
また本人に「真ん中のボタンを3回押せば、虫眼鏡が出てくる」というようにレクチャーしておけば万全です。
ロックがかかるまでの時間を長くしておく
続いて、iPhoneのロックがかかるまでの時間をある程度長くしておきましょう。
なぜなら高齢者だと操作に時間がかかってしまい、その間にiPhoneがロックされることもあるからです。
iPhoneがロックをかけるまでの時間を調整する方法は、以下のとおり。
- 「設定」を開く
- 「画面表示と明るさ」を開く
- 「自動ロック」をタップする
- ロックがかかるまでの時間を選択する
ロックにかかるまでの時間は、3分から5分程度に設定するとよいでしょう。
これだけの猶予があれば、高齢者でも問題なくiPhoneを使えるはずです。
画面は明るくしておく
iPhoneを高齢者向けに設定するなら、画面の明るさも調節しておきましょう。
画面が暗いと、高齢者の視力ではよく見えないケースがあります。
画面を明るくする操作方法は、以下のとおりです。
- ホーム画面を開いて、上から下へと指をなぞる
- 太陽のアイコンをタップして、明るさを調整する
太陽のアイコン上で指を上下させることにより、明るさを細かく設定できます。
余計なアプリは入れなくてもよい
iPhoneを高齢者向けに設定するなら、余計なアプリは入れないようにしましょう。
なぜならいくつもアプリがあると、いざ使うときにものすごく混乱するからです。
必要のないアプリは入れず、最低限のアプリだけ使いましょう。
デフォルトの状態で、高齢者には必要のないアプリもいくつか用意されています。
たとえば「Wallet」などは、高齢者にはあまり必要のないアプリでしょう。
こういったアプリは削除しておき、ホーム画面をスッキリさせておくことが重要です。
音を聞こえやすくする
また、音を聞こえやすくすることも重要です。
やはり高齢者だと聴力が落ちてきているので、小さな音は聞こえづらくなります。
ひとまず音量に関しては、iPhoneの左側面にある音量ボタンで調整することが可能です。
「聞こえなかったら、音量ボタンの上側を押して」というようにレクチャーしておきましょう。
ただし音量は大きければよい、というものでもありません。
ボリュームだけが大きいと、かえってうるさく感じることもあります。
ここは「ノイズキャンセリング」で周囲の雑音をカットし、低音量でも聞き取りやすいように準備しておきましょう。
方法は以下のとおりです。
- 「設定」を開く
- 「アクセシビリティ」を開く
- 「オーディオ・ビジュアル」をタップする
- 「電話ノイズキャンセリング」をONにする
これでノイズキャンセリング機能が常時はたらくように設定されました。
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まとめ:高齢者向けのiPhoneなら格安SIMを中心に考えていこう
最近は高齢者でも、iPhoneを当たり前に持つようになりました。
孫が使っているから、娘に勧められたから、理由はそれぞれでしょう。
しかし高齢者にとっても、iPhoneは設定さえ工夫しておけばたいへん便利なものです。
高齢者の現在地を調べるアプリなどもあるので、iPhoneによって本人の安全を守ることだって可能です。
もし高齢者向けのiPhoneを購入したいと考えているなら、格安SIMがおすすめ。
なぜなら格安SIMなら、安い値段でiPhoneを利用できるからです。
高齢者の場合、iPhoneを持っていても使う機能はかなり限られます。
少なくとも今流行りのオンラインゲームなどはプレイしないでしょう。
YouTubeを視聴する時間も、若い人と比べれば少なくなりそうです。
だとしたらiPhoneの通信速度や、月間の通信容量はあまり重要ではありません。
まちがっても高い料金を払って、早い通信速度や大量の通信容量を確保する、というような必要はないでしょう。
格安SIM、かつ低容量プランを利用することで、利用料金はかなり低くおさえられます。
うまくやれば、月数百円程度で利用できるかもしれません。
高齢者向けのiPhoneを購入するなら、ぜひ格安SIMを中心に検討してみましょう。