とうとう2021年9月24日に販売が開始されたiPhone 13シリーズ(iPhone 13/mini/Pro/Pro Max)。
iPhone 13シリーズでは、映画のような奥行き感のある動画を撮影できる「シネマティックモード」をはじめとしたカメラ性能の向上をはじめ、バッテリー容量アップ、高画質有機ELディスプレイなど、数年続いている今のiPhoneの完成形とも言われています。
ただ、どうしてもネックとなるのが高価格な点!iPhone 13シリーズで最も安い「iPhone 13 mini(128GB)」でも86,800円と、毎年毎年買い替えるにはちょっとお財布が厳しい人がほとんどではないでしょうか。
そこで、より安くiPhoneを手に入れる手段として、キャリアが提供している残価設定型で2年など期間を決めて返却するプログラムの適用か、iPhoneを下取りもしくは買取に出す方法ではないでしょうか。ここでは、いったいどの方法がおトクになるのかシミュレーションしてみました。
iPhone 13シリーズを2年後(2023年)に買い替えたい場合でシミュレーションしていきます。
2年間など返却(レンタル)を前提とした残価設定型プログラム
引用:NTTドコモ
各キャリア各社がiPhone 13発売に合わせて改訂してきた残価設定型プログラム。
残価設定型プログラムとは、各キャリアが2年後の下取り価格を「残価額」として設定し、購入者は本体価格から残価額を差し引いた金額を24回に分けて毎月支払います。 2年後に端末を返却することで残価の支払いが不要になる仕組みです。 返却しない場合は残価を再度24回の分割で支払ええばOKで返却をせずに買い取ることも可能です。
残価額は、特にiPhoneは価値が落ちづらいため、高めに設定されることもあり、より設定額が高い(=安くなる)傾向があります。
ちょっと分かりづらいため、分かりやすく10万円の端末をこのプログラムを適用して、2年間使用後返却するとします。
『本体代(10万円)-残価(2年後の残価5万円)=5万円÷23=約2,174円/月』
となり、2年後に返却で実質半額になるわけです。これが2年より早く返却する場合は、早ければ早いほど割引額が上がり、より安くなっていきます。
- NTTドコモ=いつでもカエドキプログラム
- au=スマホトクするプログラム
- ソフトバンク=トクするサポート+
- 楽天モバイル=iPhoneアップグレードプログラム
各社少しづつ、残価設定額が異なる為、各キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)それぞれの残価設定プログラムでiPhone 13シリーズのシミュレーションを見てみましょう。
NTTドコモ:いつでもカエドキプログラム
引用;NTTドコモ
NTTドコモの残価設定型プログラムは、「いつでもカエドキプログラム」。
また、これまではスマホ返却時にドコモで新たな端末の購入(機種変更)をする必要がありましたが、それがなくなり返却時に購入はしなくても良くなりました。
具体的にいくらになるのでしょうか?
※シミュレーション(NTTドコモ:スマホおかえしプログラム)※機種変更時価格
- iPhone 13(256 GB)=63,096円(2,743円×23回)
- iPhone 13 mini(128 GB)=49,368円(2,146円×23回)
- iPhone 13 Pro(512 GB)=100,848円(4,384円×23回)
- iPhone 13 Pro Max(1TB)=124,344円(5,406円×23回 )※dカード支払い+ドコモオンラインショップ利用で100円につき2dポイント付与。
※なお、ドコモでの購入は24時間365日手続き、購入可能な「ドコモオンラインショップ」が断然おすすめです。
au:スマホトクするプログラム
引用:au
auもドコモ同様、端末返却時に新たな機種を購入する必要がない仕組みになりました。
※シミュレーション(au:スマホトクするプログラム)※機種変更時価格
- iPhone 13(256 GB)=69,690円(3,030円×23回)
- iPhone 13 mini(128 GB)=54,510円(2,370円×23回)
- iPhone 13 Pro(512 GB)=99,935円(4,345円×23回)
- iPhone 13 Pro Max(1TB)=122,590円(5,330円×23回)※au PAY カードで支払いの場合、Pontaポイント最大5%付与
※なお、auでの購入は24時間365日手続き、購入可能な「auオンラインショップ」が断然おすすめです。
ソフトバンク:トクするサポート+
引用:ソフトバンク
現在はまだ従来通り、端末返却時に新たな端末をソフトバンクで購入する必要がありましたが、iPhone 13シリーズ発売に合わせて改訂予定(10月中旬以降発表)で、iPhone 13シリーズは既にこのリニューアル後の「トクするサポート+」が適用となります。
※シミュレーション(ソフトバンク:トクするサポート+)※機種変更時価格
- iPhone 13(256 GB)=64,800円(2,700円×24回)
- iPhone 13 mini(128 GB)=57,960円(2,415円×24回)
- iPhone 13 Pro(512 GB)=93,240円(3,885円×24回)
- iPhone 13 Pro Max(1TB)=114,120円(4,755円×24回)
※なお、ソフトバンクでの購入は24時間365日手続き、購入可能な「ソフトバンクオンラインショップ」が断然おすすめです。
楽天モバイル:iPhoneアップグレードプログラム
引用:楽天モバイル
楽天モバイルの残価設定型プログラムは、楽天カード使用限定となり、また端末返却時に楽天モバイルにて新たな端末購入が必須となります。
※シミュレーション(楽天モバイル:iPhoneアップグレードプログラム)※機種変更時価格
- iPhone 13(256 GB)=55,392円(2,308円×24回)
- iPhone 13 mini(128 GB)=43,368円(1,807円×24回)
- iPhone 13 Pro(512 GB)=79,392円(3,308円×24回)
- iPhone 13 Pro Max(1TB)=97,392円(4,058円×24回)
下取り・買取の場合
2023年にiPhone 13シリーズを買い替えると想定して、今から2年前、2019年9月に発売開始されたiPhone 11シリーズで、下取り・買取価格をシミュレーションしてみましょう。
まず、下取りと買取の違いは、まず下取りはキャリアなどで端末を下取りするのと引き換えに、新たな機種をその会社で購入する必要がある仕組み、対して買取は、ケータイショップなどで単に端末を売るだけの仕組みになります。
- iPhone 13=256GB:110,800円
- iPhone 13 mini=128GB:86,800円
- iPhone 13 Pro=512GB:158,800円
- iPhone 13 Pro Max=1TB=194,800円
下取りの場合 ※NTTドコモでiPhone 11シリーズにて想定
- iPhone 13(256 GB)予想価格=33,700円→実質77,100円で購入可
- iPhone 13 mini(128 GB)予想価格=※ないため、予想価格35,000円前後→実質51,800円で購入可
- iPhone 13 Pro(512 GB)予想価格=52,500円→実質77,100円で購入可
- iPhone 13 Pro Max(1TB)予想価格=※1TBモデルはないため、予想価格67,000円前後→実質127,800円で購入可
買取の場合 ※イオシスでiPhone 11シリーズにて想定
- iPhone 13(256 GB)予想価格=54,000円→実質56,800円で購入可
- iPhone 13 mini(128 GB)予想価格=※iPhone 11 miniはないため、iPhone 12 miniが53,000円前後のため、同価格と予想→実質30,000円で購入可
- iPhone 13 Pro(512 GB)予想価格=68,000円→実質90,800円で購入可
- iPhone 13 Pro Max(1TB)予想価格=※iPhone 11 Pro Maxに1TBモデルはないため、iPhone 11 Pro Max(512GB)が79,000円のため、80,000円前後と予想→実質114,800円で購入可
※ただし、買取の場合、少しでも傷があったり、付属品が足りないなどすると価格が落ちてしまい、-10,000円前後は考えられます。
結論
ただし、楽天カードの利用と、買い替えは楽天モバイルで購入必須のため、注意が必要です!
各キャリア、モデルごとに設定金額が異なる為、自分の欲しいモデルで安いところを見つけましょう。