格安SIMのについて調べている人なら、「ペンギンモバイル」という言葉を見聞きしたことがあるはずです。
特に最近は勢力を伸ばしており、WEB広告などでも見かける機会が増えました。
とはいえ、大手格安SIM業者と比較すれば、まだまだ知られていない部分が多々あります。
「結局、どんな業者なのかわからない」と思っている人も多いのではないでしょうか?
本記事では、ペンギンモバイルの概要や評判について詳しく解説します。
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そもそもペンギンモバイルとは、マルチの会社
ペンギンモバイルは、数多く存在する格安SIM業者のひとつです。
しかし単純に「格安SIM業者」として見られるケースは、決して多くありません。
なぜならペンギンモバイルは、他の格安SIM業者と大きく異なる点として、「ネットワークビジネス」を展開しているからです。
つまり、最近流行りの「アムウェイ」などと、まったく同じ仕組みで売り上げを上げようと考えているのです。
要するに「モバイルショップ」ではなく、「ネットワークビジネス」の手法として、もっぱら注目されています。
もっとわかりやすく言えば、「マルチ」です。
ペンギンモバイルの簡単に仕組みを利用すると、
- ペンギンモバイルと契約して、格安SIMを手に入れ、”第一利用者”になる
- 第一利用者が”勧誘者”となり、誰かにペンギンモバイルを紹介し、新利用者として契約する
- 新利用者が”新勧誘者となり、また別な誰かを紹介して契約する
- 新利用者が契約を勝ち取った場合、第一利用者に報酬が支払われる
- 新利用者が集めた利用者がさらに別な利用者との契約を勝ち取った場合、第一利用者に報酬が支払われる
というものです。
つまり自分が勧誘した人が契約を勝ち取るたび、自分に報酬が入ってくるわけですね。
こうして「不労所得が作られる」というのが、ペンギンモバイルの売り文句。
大切なのは、UQモバイルのような一般的な格安SIM業者ではないということです。
先に重要なことを伝えておくと、ネットワークビジネスに興味がない人は、契約先として検討する必要はありません。
またネットワークビジネスの糸口としても、下記する評判を参照すると、あまり好ましくはない様子です。
ペンギンモバイルの評判は悪い?
まずはペンギンモバイルが、格安SIM業者というよりもネットワークビジネスの媒体として知られていることを理解してもらえたと思います。
続いて、媒体としての評判について解説しておきましょう。
結論から言うとペンギンモバイルの評判は、残念ながら非常に厳しいものとなっています。
- ネットワークビジネスは怪しすぎる
- 報酬システムが渋くて、まったく儲からない
- ネットワークビジネスだと悟られて、友達が離れていった
- 人脈やトーク術がないと稼げない
というような口コミ、評判が数多くありました。
Twitterでも、ペンギンモバイルに対してネガティブなツイートが多数確認できます。
https://t.co/ecbh6itZaO
行政処分を受けたマルチ商法アリックス系列アリックストラベルは、ポンジスキームのマルチ商法アーガイル首謀者の1人てんつくマンも参入。
近年は他にもヤングリヴィング、ACN、VASAYO、WAKAYA、ペンギンモバイル、ライフコンシェルジュと見境ないけどどれも終わってるのでは— grenadine (@grenadi15404552) November 20, 2020
マルチ商法はいろいろあるがいまは格安SIMのペンギンモバイルとかいうのが流行ってるらしい。
そんな意味わからんとこ使うなら楽天にするわ笑
個人的にはマルチは友達減らすだけだからやらんほうがいいと思う。
— 藤森@ただのしかばね (@fujimoritetsuto) March 22, 2020
要するに「あくどいビジネスを展開しているんだ」という趣旨のツイートが多数見受けられました。
もし自分がペンギンモバイルを広めようとするなら、こういった批判にさらされる覚悟が必要となるでしょう。
格安SIM業者としてのペンギンモバイルの概要
ネットワークビジネスの媒体としてではなく、純粋に格安SIM業者としてのペンギンモバイルについて解説しましょう。
結論から言えば、格安SIM業者としてはそれなりにしっかりした通信環境を提供している部類です。
さすがにUQモバイルやLINEモバイルと比較すると見劣りする部分はありますが、意外にもまっとうなサービスとして成り立っています。
ただ、大きなデメリットとして「利用をスタートするためには、およそ40,000円の入会金が必要である」点が挙げられます。
要するに「これからペンギンモバイルでビジネスするチャンスをあげるんだから、このくらいは納めてよね」という趣旨の入会金。
あとは自分で営業かけて、40,000円を回収してください、というわけです。
ちなみに40,000円を相殺するためには、「自力で40人の利用者を勧誘する」必要があります。
仮に勧誘の成功率が10%だとすると、400人に勧誘をかけなければいけません。
ただでさえネットワークビジネスの評判が著しく悪い中、これだけの勧誘をかけるのは非常に難しいことです。
ペンギンモバイルの料金システム
そして、ペンギンモバイルの格安SIMを使っている以上、その料金も支払わなければいけません。
ペンギンモバイルの料金プランは、以下のようになっています。
(引用:ペンギンモバイル)
料金プランについては、決して大きな問題があるわけではありません。
格安SIM業者の相場から見ても平均的な利用料金であり、かけ放題オプションなどもそれなりに便利です。
ただ、「それがどうした?」と言いたくなるくらい、先述の入会金40,000円が重くのしかかります。
少なくとも、40,000円払う価値があるほど、安いプランとは言えないでしょう。
格安SIM業者としての評判
格安SIM業者としても、あまり評判はよくないように感じられました。
OCNとかLINEモバイルとか、ペンギンモバイルもだけどクソ通信遅い時あるからなRT
— はくや@タービン逝きそう (@hakuya__110) September 15, 2018
マイネオからペンギンモバイルにしましたが、マイネオより遅いです。
ストレスに感じるぐらい遅い。— powwbross (@kegon_is_back) October 12, 2020
「通信速度が遅い」という部分は、特に目立ちました。
ただ、通信速度の問題は格安SIM業者すべてが課題としていることあり、ペンギンモバイルだけが著しく悪いわけではありません。
それでも、UQモバイルなどの強力な通信環境をそなえる格安SIM業者と比較すれば、少し見劣りする部分はあるでしょう。
まとめ:ペンギンモバイルはおすすめしない
ペンギンモバイルは、「ネットワークビジネスをおこなうための媒体」として知られています。
とはいえ、ネットワークビジネス媒体としてのペンギンモバイルの評判は、決してよくありません。
そもそも、ネットワークビジネス自体が、一般的には嫌われる存在です。
また、「純粋に格安SIMを利用したいだけ」という人からは一切必要とされていません。
たしかにペンギンモバイルは、UQモバイルやY!moboleのような、一般的な格安SIM業者と比較しても見劣りしない料金プランは提供されています。
ただ、通信速度などで比較すれば、やはり少し部が悪いようです。
そして何よりも「およそ40,000円の入会金が必要」という点は、あまりにも厳しいものです。
入会金をペイするには、自力で40人をペンギンモバイルへと勧誘しなければいけません。
要するに「ペンギンモバイルを利用するなら、勧誘活動に取り組むことはほぼ必須」だというわけです。
普通に格安SIMが使いたいだけなら、わざわざペンギンモバイルを優先して利用する必要はありません。
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